食品メーカーでチームマネージャーとして働く後藤陽子さん(42歳)、記録的な暑さの続く2018年の夏に、基本インナーである「Tシャツ」の刷新を試みます。果たして、会社に着ていくのに向いているTシャツはあるのでしょうか?

40代~50代女性のリアルな声を作品の背景に反映したコミック連載、第6回を読みやすく1記事にまとめました。

(※8月31日と9月2日に配信した前編・後編の記事を1つにまとめたもので、内容に変更はありません)

【第1回から読むならこちら】昔の勝負服、まだ着ていませんか?

大人の女性が本当に綺麗に着られるTシャツとは?

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VネックTシャツとクルーネックTシャツ、どう着こなす?

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今回はTシャツのアップデートを通じて、暑いお出かけ日和のスタイリングを刷新できた陽子さん。また一歩、自然体で今の自分に合う、でも上品な服装が身についたようです。


監修者・スタイリスト入江未悠さんからのAdvice

本連載でスタイリングを監修してくれているのは、スタイリスト入江未悠さん。ファッション誌『Oggi』『STORY』などで活躍している入江さんに、アラフォーキャリア女性が自信を持って輝けるファッションについて伺います。

入江未悠さん
スタイリスト
(いりえ みゆ)2003年にスタイリストとして独立。大人の甘さを引き出すキレイめコーディネートに定評があり、「Oggi」「STORY」などファッション誌を中心に活躍中。ジュエリーブランド「REMYU」のクリエイティブディレクターも務めている。著書に単行本「TOKYO LADY STYLE」がある。official blog

Tシャツは「地厚め」で「大きめ」のものを

Tシャツを主役にしたコーディネートは、生地が地厚のものを、ぴったりより多少大きめサイズを選び肩が落ちて着られるように着るのがベストです。素材は、てかてかしてるものでなければOK。

クルーネックTシャツ(丸首Tシャツ)は、メンズライクなものを選ぶと間違いありません。襟ぐりが太めになってディテールがある、ロールアップして着られるよう、袖にゆとりがあるもの。

エレガンス系の人は、Vネックをオススメします。タックパンツに合わせたり、ジャケットやロングカーでのインナーに使うのが理想的。

色は両方のTシャツとも、白、黒、ネイビーであれば、間違いはありません。カーキ(茶色味が強いもの)、キャメルベージュも合わせやすくてオススメです。カーキは白ボトムを合わせるとうまくいきます。

またTシャツは、上賀さんも言っている通り、ご近所着にならないよう、手元のアクセサリー使いが非常に重要になります。メンズライクな大きめ時計をしてみたり、チョーカーを巻いてみたり。フレッドのブレスレット「フォース10」は、男女問わず推薦したいジュエリーですね。

バッグも、藤のかごバッグや、デルヴォーのシンプルなバッグ、フェンディのピーカブーのような、レザーの上質な質感が伝わるシンプルなデザインのものを合わせて、高級感を出すことを忘れずに。

ちなみにVネックTシャツは、THE RERACS(ザ・リラクス)のものが個人的にはオススメです。

コミック「おしゃれの強化書」バックナンバー

【これまでのあらすじ】外資系食品会社でマネージャーとして働き、仕事も家庭も忙しく充実しているキャリアウーマン、後藤陽子(42歳)。毎日を力強く生きる彼女がある日、耳にしたのは「後藤さん、ファッションが残念だよね」という、会社の同僚の衝撃の噂話でした。「気合いが入りすぎでは?」「あるときから止まっているのでは?」。これまで築き上げてきた自信を根底から覆されるような言葉にショックを受け、カフェで見かけたスタイリッシュに決めた同年代と思しき男性にアドバイスを求めます。彼との会話の中から、手持ち服の刷新に目覚めた陽子は改めて「おしゃれをすること」と向き合うことに。これまでに「白シャツ」や「会食に着ていく服」「冬コート」「デニム」「バッグ」を見直してきました。
COMIC :
桃田紗世
SUPERVISER :
入江未悠
EDIT :
吉村瑠以(Cheese!)