裁量のきく仕事を任され、信頼できる上司や部下もいて、毎日が充実しているけれど、ふと自分を振り返ってみると、今の立場にあった服装をしているだろうか? 今の体型に合った装いができているだろうか? 「いつしか洋服選びが一時期の好みのまま止まっている」のではないか? などと感じた瞬間はありませんか? 40代~50代女性のリアルな声を作品の背景に反映したコミック連載、第4回を読みやすく1記事にまとめました。
食品メーカーでチームマネージャーとして働く後藤陽子さん(42歳)。偶然出会った謎のダンディなメガネ男子(実はプロのスタイリスト)におしゃれの相談をし始めたら、錆びついていた「おしゃれをすることの楽しさ」に改めて気づいてゆくことに。今回は、「学生時代に仲がよかった女友達に、久しぶりに会う。しかも旅先で」という、いろいろな意味でハードルが高くなるイベントが、陽子の前に立ちはだかります。
【第1回から読むならこちら】昔の勝負服、まだ着ていませんか?
たかがデニム1枚で「過去を生きる人」見えする恐怖







でっぷり見えない正解デニムがわかった







「ショートでチャンキー」なブーツが合言葉








定番デニムのアップデートを通じて、久しぶりに会う女友達と楽しい旅をすることができた陽子さん。まだまだ朝晩やお花見で寒さの続くこの時期の、着こなしの参考になれば幸いです。
監修者・スタイリスト入江未悠さんからのAdvice
本連載でスタイリングを監修してくれているのは、スタイリスト入江未悠さん。ファッション誌『Oggi』『STORY』などで活躍している入江さんに、働くキャリア女性が自信を持って輝けるファッションについて、常に提案をいただいています。

デニムは「ミドルライズ」で「すとんと落ちて見える」ものをおすすめします
季節を問わずはけるデニムを「今っぽく見せる」ためには、常に気を配っていたいのがシルエット、形です。どんなにいいブランド、いい素材のものでも、旬のシルエットでないデニムは、着る人そのものを「古く」見せてしまうのです。2018年現在であれば、ストレート、テーパード、ボーイフレンド、ワイドなど「体にぴったりくっついて見えない」もの、着たら余裕がありながらもすとんと落ちて脚長に見えるもの、が主流です。
また、「股上」も重要です。股上は股の分かれ目より上の部分、お腹の下側のことを指し、ハイライズ、ミドルライズ、ローライズの順に股の分かれ目に近づきます。これも時代によってトレンドがあるのですが(少し前はハイライズが主流でした)、現在はミドルライズが主流。抜け感のあるシャツなど、ボトムにINしたりOUTしたりするトップスが増えているため、そのどちらにもバランスのいい股上がこちら。ハイライズは体系を選ぶし、カジュアルに見えがちですが、ミッドライズなら、カジュアルにもきれいめにも両方使える万能さがあります。
また、デニムはその季節にあった明るさ、色味を着るのが自然でいいです。淡い色はやはり春夏秋に。濃い色はやはり秋冬が中心ですが、一年中使えます。デニムでおすすめしたいブランドはAとBとCです。←レッドカードは入れたいな
今おすすめの【デニム】ブランドは…
そんなデニムが買える私的オススメブランドは、こちらの3ブランドです。UNIQLOのデニムもいいと思います。是非、店頭に足を運んでみてくださいね。
AG
レッドカード
リーバイス
ブーツはショートブーツで、ヒールが太めのチャンキーが鉄板
ブーツはここ数シーズン、ショートブーツの人気が高まっています。くるぶし回りの筒幅が細身なものを選ぶのが、女性らしく着こなせるポイント。また、ヒール幅が太めの「チャンキーヒール」も人気。「ペリーコ」のチャンキーヒールショートブーツは、今っぽさがありつつ、女らしさもあり、お手持ちのワンピースやスカートと合うのは勿論、デニムとの相性も良いです。またチャンキーヒールは歩きやすく、旅行にもぴったりだと思います。
今おすすめの【ブーツ】ブランドは…
そんなショートブーツが買える私的オススメブランドは、こちらの3ブランドです。是非、店頭に足を運んでみてくださいね。
コミック「おしゃれの強化書」バックナンバー
- 【第1回】昔の勝負服、まだ着ていませんか?
- 【第2回】「会食にはワンピース」はもう古い?
- 【第3回】コートが古いとおばさんに見える
- 【第5回】大人が持つのに「NGなバッグ」「一生付き合えるバッグ」その違いはどこに!?
- COMIC :
- 桃田紗世
- SUPERVISER :
- 入江未悠
- EDIT :
- 吉村瑠以(Cheese!)