日本とロシア間における人の交流の拡大を目的とし、様々な分野においてお互いの国を紹介する行事が活発に行われている。日本におけるロシア年の一環でBunkamuraでは美術、音楽、グルメなど様々なロシア文化に触れられる「Bunkamuraロシアン・セレブレーション」が開催される。

19世紀後半のロシア絵画が一堂に会する

イワン・クラムスコイ《忘れえぬ女〈ひと〉》1883年 油彩・キャンヴァス©️The State Tretyakov Gallery
イワン・クラムスコイ《忘れえぬ女〈ひと〉》1883年 油彩・キャンヴァス©️The State Tretyakov Gallery

ロシア美術の殿堂と言われる国立トレチャコフ美術館。ここに所蔵されているコレクションから、19世紀後半から20世紀初頭の激動のロシアを代表する作家の作品を揃える「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」が2018年11月23日(金・祝)から始まる。

画家たちが大いなるロマンを見出したロシアの大自然、ロシア革命を迎える激動の19世紀後半などをモチーフにした風景画や風俗画、人物画、静物画を中心に紹介する。

また、11月29日(木)にはロシア文学者、名古屋外国語大学学長の亀山郁夫氏による記念講演会も開催される。ロシアにおける文化・芸術が果たしてきた役割など、ロシア文学の第一人者によるロシアの魅力も耳を傾けたい。

気鋭のピアニスト4人がロシア名作曲家の作品で共演

11月24日(土)には、ロシアの名作曲家達の調べを4人のピアノの名手が奏でる「クラシック・ロシア by Pianos ~名手達の艶やかな競演~」が開演される。

日本を代表するピアニストの一人、清水和音氏やロシアで花開いた期待の新星、松田華音氏、2016年リストコンクール優勝で大ブレイク中の若き俊英、阪田知樹氏、美しい音と圧倒的なテクニックで注目を浴びる藤田真央氏の4人が時にソロで、時に2台のピアノで演奏する。普段はなかなかない顔合わせによるコンビネーションに期待が高まる。

ロシアの郷土料理で舌も満足させる

「ビーフストロガノフ」1,950円、「ブリヌイ」1,250円
「ビーフストロガノフ」1,950円、「ブリヌイ」1,250円

11月16日(金)からは「Bunkamuraロシアン・セレブレーション スペシャルメニュー」がスタート。 レストラン「ドゥ マゴ パリ」ではじっくりと煮込んだ牛肉とマッシュルームに濃厚なデミグラスソース、サワークリームもたっぷりと加えた「ビーフストロガノフ」をぜひ味わいたい。

「ロシアンティー」1,100円
「ロシアンティー」1,100円

リンゴのコンポート、ジャム、アイスクリームなどをトッピングしたロシア風クレープ「ブリヌイ」や「ロシアンティー」を提供。

「ボルシチ&オリヴィエサラダ」1,700円
「ボルシチ&オリヴィエサラダ」1,700円

カフェ「ロビーラウンジ」では豚肉やビーツ、野菜がたっぷり入ったロシアの郷土料理「ボルシチ」と、鶏肉やハム、ジャガイモのロシア風ポテトサラダ「オリヴィエサラダ」が気軽に愉しめる。

ロシアの上質な文化芸術やグルメに触れて、豊穣な秋をすごそう。

「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」

会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
開催期間:2018年11月23日(金・祝)~2019月1月27日(日)
※11月27日(火)、12月18日(火)、1月1日(火・祝)は休館
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)※毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)

■チケット情報
入館料 一般:当日1,500円、前売・団体1,300円
前売券:2018年9月15日(土)~2018年11月22日(木)
当日券:2018年11月23日(金・祝)~2019年1月27日(日)

「ロシアン・セレブレーション in オーチャードホール クラシック・ロシア by Pianos ~名手達の艶やかな競演~」

会場:Bunkamuraオーチャードホール
日時:2018年11月24日(土)14:00開演
料金:S席6,500円、A席5,000円、B席3,500円(税込)

「Bunkamura ロシアン・セレブレーション スペシャルメニュー」

期間:2018年11月16日(金)〜2019年2月1日(金)
Bunkamura1F&B1F「ドゥ マゴ パリ」
メニュー:ビーフストロガノフ1,950円 ※バゲット付き
ヌイ1,250円、ドリンクセット1,650円、ロシアンティー1,100円

Bunkamura1F「ロビーラウンジ」

メニュー:ボルシチ&オリヴィエサラダ1,700円
※ランチタイムはコーヒーまたは紅茶付き ※料理はすべて税込み表記

問い合わせ先

この記事の執筆者
フリーランスのライター・エディターとして10年以上に渡って女性誌を中心に活躍。MEN'S Preciousでは女性ならではの視点で現代紳士に必要なライフスタイルや、アイテムを提案する。