そろそろ秋用のベーシックアイテムがほしくなる季節。軽やかに着こなせる黒が気になりますよね。そして、休日に旅行や美術館に行くときにはきちんとした格好が必要。休日の黒こそ、センスが問われるものです。
そこで、カジュアルをとびきり品よく仕上げる、スタイリスト髙橋リタさんのカジュアル・ブラックの着こなし極意をうかがいました。
リタさん曰く、「カジュアルな日でも、清潔感や品のよさは必要です。黒のキリッとシャープな性格を生かしつつ、地味に見えないよう、軽やかさを加えてアップデートを。クリーンな白を差し色にしたり、スポーティーな旬アイテムを加えたりして、フレッシュに見えるように工夫をしましょう」とのこと。
以下から具体的に、パンツとスカートそれぞれのカジュアル・ブラックの着こなしテクニックを公開します。選びのコツから小物合わせまで、センスアップをかなえる、リタさん流のこだわりを網羅! 着こなし極意をマスターして、ときにフェミニンに、ときにクールに定番の黒アイテムを楽しみましょう。
カジュアル・ブラックの愛される着こなしテクニック
■1:パンツならクリーンな白を効かせたハンサムな黒
まずリタさんは、「アクティブに過ごす日はクリーンな白を効かせたハンサムな黒を目指してほしい」と話します。そもそも黒の着こなしで注意しなければならないのは、地味に見えたり、古く見えたりしてしまうこと。そのため、対処するには実は少量の白を散りばめることが一番なのだそうです!
「黒ニットの襟元と裾から、白のカットソーをのぞかせるテクニックは、簡単ですが印象がぐんとあか抜けます」(リタさん)
トラックパンツやスニーカーでスポーティーな要素をプラスしても、黒ならば大人っぽく、シックにまとまるので安心感もあります。クルーネックの襟元からのぞくカットソーや、トラックパンツのサイドラインなど、白を効果的に効かせて、すっきりとさせてみましょう。こちらは国内旅行へ行くときにピッタリです。
ノースリーブタイプを選んで、袖周りをすっきりと。襟元と裾からのぞく白の分量が同じになるように調整を。
文字盤もストラップも黒で統一された、クールな時計を手元に合わせて。迫力のある小物を少量効かせるのがコツ。
ブラックの着こなしが単調にならないように、白小物を使ってメリハリづくりを。白スニーカーで重心を軽やかに。
■2:スカートなら鮮やかなバッグをアクセントにしたフェミニンな黒
続いてのアドバイスは、「大人にちょうどいいフェミニンな黒に、鮮やかなバッグをアクセント使いすること」だそうです。かわいげをプラスしたい日におすすめなのが、色小物を合わせるワザ。リタさんは、「イエローやレッドなど、黒に負けないくらいの、発色が強いタイプを選ぶのがポイント。黒にくっきりと浮かぶ、鮮やかなカラーが、着こなしを生き生きと見せます」と語ります。
ただし、カジュアル・ブラックのスカートスタイルは、靴選びも重要。フラット靴で抜け感を出すことで、チャーミングな着こなしに仕上がります。デザインスカートにリブのタートルネックを合わせるスタイリングはリタさんの定番。ハリのあるボンディング素材のスカートを合わせて、黒の質感にもメリハリを出しましょう。こちらは、アート展へ行くときに最適な着こなしです。
タートルネックには、あえてネックレスをつけずに胸元はすっきりと。ミニマルなジュエリーでさりげなく、が気分。
黒にきれい色を効かせるならば、パステル系の淡いトーンよりも、ビビッドカラーを選ぶのが正解。メリハリ効果も大!
黒スカートにヒール靴を合わせると、ともすれば単調になってしまう恐れも。フラット靴で軽やかに、がお約束。
清涼感のある白や鮮やかな色を少量効かせることで、かっこよく好感度の高い黒カジュアルが完成します。今秋は軽やかで愛される黒をぜひ、休日に取り入れてみてください!
関連記事
- ブルガリのアイコンバッグが進化!ジュエリーからインスパイアされた秋の新作3選
- ヴィクトリア・ベッカムが秋のお手本!キャリア女性に最適な「セットアップ」スタイル5選
- オールシーズン使えるデニムが大活躍!「ジャストくるぶし丈」のすっきり美脚スタイル4選
- ファーストレディに学ぶ!一流の女性になれる「とろみ素材」ブラウスの着こなし6選
- トレンチコートから着想を得た「バーバリーのアイコンバッグ」が集結!ポップアップストア限定デザインも登場
- PHOTO :
- 佐藤 彩
- STYLIST :
- 髙橋リタ
- EDIT :
- 藤田由美、遠藤智子(Precious)