お手ごろになったiPhone7から最新のiPhone XRまで、8機種を徹底比較!
こんにちは、ITコンサルティング会社を経営している幸田フミです。
この秋、Appleから3種類の新型iPhoneが発表されました。iPhoneXS、XS Max、XRの3種類です。
サイズや色はもちろん、スペックや機能もさまざまで、もし買い換えるなら、どのiPhoneを選ぼうかと迷ってしまいますよね。同時に、スペック表を見ても専門用語が多すぎて、違いがよくわからない…、という方も多いのではないでしょうか。
今回は、「iPhone買い換えの際に重要視するポイントだけ」を、ひと目で比較できるよう、わかりやすい表にまとめてみました。
■1:「電話番号の数」が違う!
今回の新機種の目玉は、なんといっても「デュアルSIM」対応。iPhone XS、XR、XS Maxは2つの電話番号を登録することができるので、プライベート用と仕事用の電話番号を、1つのiPhoneで使い分けることができます。
■2:「価格」は最大¥74,000の差が
やはり気になるのは、少し遅れて発売される廉価版のiPhone XR。最新型の廉価版といっても、そこそこのお値段ではありますが、他の新機種と比べるとずいぶんお得に感じます。
新機種の発売に合わせてiPhone8以前の全機種が値下げされ、iPhoneXは販売が停止されることになりました。
■3:「カメラ」で判断するなら「ぼかし機能」と「ポートレートモード」が必要かどうか?で
●ぼかし機能
新機種はカメラレンズの明るさ(f値)を操作することによって、背景のぼかし具合やぼかしたい場所を自在に調整できるようになりました。
●ポートレートモード
撮影モードを「ポートレートモード」に切り替えると、まるで一眼レフで撮影したように背景をぼかして対象物を際立たせることができます。
機種によってカメラ機能の違いはありますが、iPhone 7以降の全機種が1200万画素のカメラを搭載しているので、素人が撮影するクオリティとしては十分すぎる性能を備えているのではないか、と考えられます。
■4:「画面サイズ」は最大約4.61cmの差が
iPhone XS Maxの画面サイズはなんと6.5インチ。iPad mini4の画面サイズが7.9インチなので、スマホの画面がどんどんタブレットに近づいていっています。
実は、iPhone 8 Plusと7 PlusのボディサイズはiPhone XS Maxとほとんど変わりません。しかしホームボタンがあることから、画面サイズは1インチも違いがあります。
ちなみにこの画面に使われるインチとは、画面パネルの「対角線の長さ」を示しています。画面の左上端から右斜め下までの、対角線の長さを表示するものなので、縦の長さではないところがポイント。
このインチを、馴染みのあるセンチメートルに戻すと、1インチ=2.54cm。6.5インチのiPhone XS Maxの画面の斜めの長さは16.51cm、4.7インチのiPhone7や8は約11.9cm。
約4.61cmも、画面の対角線の長さに違いがあります。16.5cmといえば、もうキッズジュニアの靴のサイズ展開が立派にある大きさ。ヒール靴の高さで「約4.61cmの差」といえば、もはや全く別商品と言ってもいいほどの差ですよね。
■5:「ボディサイズ」8機種比較。片手で使うならiPhone7か8
スマートフォンは画面サイズが大きいほうが当然、文字を読みやすいのですが、ボディサイズが大きくなると、片手での操作がしづらくなります。もし片手で使うのであれば、女性ならiPhone 8まで、iPhone X、iPhone XSでぎりぎりのサイズではないでしょうか。
■6:「重さ」は7が最も軽く、最も重いXS Maxは約0.2kg
最軽量のiPhone 7と、一番重いiPhone XS Maxの重量差は70g。500円玉10枚分ほどの違いがあります。
■7:「バッテリー」の持ち時間は最新機種、XRが頭ひとつ優秀
これまでは「ボディサイズが大きい機種」の方が充電の持ちが良い傾向だったのですが、iPhone XRが最も長くなります(ネット利用時)。
ちなみにAppleではiPhone 6以降、iPhone Xまでの機種を対象に、2018年12月末までバッテリーを交換してもらえる「iPhoneのバッテリー交換プログラム」を実施しています。最近、自分のiPhoneの電池の減りが早くなってきたから機種を変更したい…と考えている方は、もし今のiPhoneが手に馴染んているなら、機種変の前に、このバッテリー交換をしてみるのも手です。
■8:「防水」機能はある?
iPhone 7以降の全機種が防水対応されています。ただし、最新機種のほうが「水深、耐水時間」において、より以前のiPhoneより優れていることも確か。今回発売されたiPhone XS、iPhone XS Maxは水深2mで、iPhone XRは水深1mで、ともに最大30分間の耐水性能が認められています。
■9:起動方法は「顔」?「指」?
iPhone 8以前の機種はホームボタンによる指紋認証の「Touch ID」が、iPhone X以降はホームボタンがなくなり、顔認証の「Face ID」が採用されています。
ちなみにFace IDでは、不思議とサングラスをかけたままでもiPhoneを起動できるので、よくサングラスをかけて外出することが多い大人の女性にはFace IDタイプをおすすめしたいです。
■10:ケーブルいらずの「ワイヤレス充電」には対応している?
iPhone 8以降の機種は、世界的なワイヤレス充電の規格「Qi(チー)規格」に対応しており、ライトニングケーブルを差し込まなくても、ワイヤレス充電器に置くだけで充電することができます。
■11:「ボディカラー」の最少はXの2色、最多はXRの6色
iPhone XRはカラーバリエーションが豊富なのも魅力のひとつですね。私自身は自分でデザインした手帳型のスマホケース(SHERYL)を使っており、スマートフォンの外側部分が見えなくなってしまうため、ボディカラーにはあまりこだわりがありません。ケースを季節ごとやイベントごとに変えることが多いという女性にとっては、ケース優先と割り切り、より安いカラーの方を選ぶという買い方もあると思います。
■12:「交通系ICカード」は使用できる?
なんと全機種がうれしいことに、交通系ICカードに対応しています。中でもiPhone XRは、たとえバッテリーが切れていても、一定期間Suicaなどで改札を通ることができるようです。
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以上、女性目線でiPhoneの直近8モデルを比較してみましたが、いかがでしたでしょうか?
Appleが新機種を発売する時期になると、「やっぱり画面サイズが大きいほうが」「いやいや、カメラの性能でしょう」と、周りのiPhoneユーザーたちとおしゃべりするのが楽しくもあります。
そんな中、「今回の新機種は3つもあって、違いがいまいちわかりづらい」という声が多かったので、特に女性が重要視するポイントに絞って比較してみました。
この秋冬に、iPhoneの買い換えを検討している方の参考になれば幸いです。
- TEXT :
- 幸田フミさん ITコンサルティング会社代表取締役
公式サイト:FUMIKODA