【目次】

どんなコーデにも合う万能カラー


穏やかな色味で、どんなコーデとも寄り添う「ベージュ」のコート。中でもしっくり溶け込むのが『茶~ベージュ~白(グレー)』のワントーン(同系色)です。これらの色を使った服装に、ベージュのコートを合わせれば、色のグラデが深みを生み出す、洗練された装いになります。また落ち着いたワントーンがベースなら、どんな色を入れても違和感なし。バッグや靴、スカーフなどの小物で「きれい色」を差し込めば、表情の変化も付けられます。

ベージュと同様の万能色である『ダークカラー(黒・濃グレーなど)』。これらが主役のコーデにも、もちろん違和感なく馴染みます。その際、コートと同系色(茶~ベージュ~白)の小物を差し込むと、色が繋がりやすいです。

何色にも合うからこそ、『きれい色』が主役のコーデにも挑戦したいところ。こちらもコートと同系色の小物を散らすと、コーデ全体が馴染んで見えます。

トレンチコート


【×茶~ベージュ~白のワントーン】

顔周りはくっきり、ボトムはすっきり…メリハリのある配し方が好印象の決め手

ブラウス(東レ・ディプロモード〈セブンティ〉)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、コート(トラデュイール)、パンツ(Theoryluxe)、ベルト(レキップ)、バングル(エストネーション六本木ヒルズ店〈ブランイリス〉)、バッグ(リシュモンジャパン セラピアン)、スニーカー※2月下旬発売予定(ドゥロワー 六本木店〈ノヴェスタ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年
ブラウス(東レ・ディプロモード〈セブンティ〉)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、コート(トラデュイール)、パンツ(Theoryluxe)、ベルト(レキップ)、バングル(エストネーション六本木ヒルズ店〈ブランイリス〉)、バッグ(リシュモンジャパン セラピアン)、スニーカー※2月下旬発売予定(ドゥロワー 六本木店〈ノヴェスタ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年

肌が冴えるオレンジブラウンのストールを首元に。ベルトでウエストマークしたパンツとスニーカーは白で統一し、配色ストラップのバッグで統一感を演出すれば、上品さもスタイルアップも実現。顔周りはくっきり、ボトムはすっきり…メリハリのある配し方が好印象の決め手です。

コート(マッキントッシュ青山店)、ニット(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉)、パンツ(トラデュイール)、サングラス(アイヴァン PR)、ネックレス・バングル(ホアキン・ベラオ)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年
コート(マッキントッシュ青山店)、ニット(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉)、パンツ(トラデュイール)、サングラス(アイヴァン PR)、ネックレス・バングル(ホアキン・ベラオ)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年

澄んだ洗練が香るベージュ×白の配色で、カジュアルスタイルにクラス感を加えて。前を開けても端正なトレンチコートに、白でまとめたトップス+程よいゆとりのあるパンツのⅠラインで、抜け感をプラス。

コート(ミカコナカムラ 南青山サロン〈M・fil〉)、ブラウス(ストラスブルゴ)、スカート(ebure)、ピアス(ロンハーマン〈ソフィー ブハイ〉)、バッグ(ピエールアルディ 東京)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年
コート(ミカコナカムラ 南青山サロン〈M・fil〉)、ブラウス(ストラスブルゴ)、スカート(ebure)、ピアス(ロンハーマン〈ソフィー ブハイ〉)、バッグ(ピエールアルディ 東京)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年

肌映えする艶ベージュのトレンチのインに、幅広ボウのリボン結びブラウスを合わせて、「美人!」な第一印象に。レースのスカートで歩く姿まで優美に。淡色の華奢なパンプスを合わせるのが、トレンチスタイルをたおやかに仕上げる決め手です。

【×茶~ベージュ~白のワントーン】:素材の違いがグラデーションを際立てる

艶&パイソンで迫力を加えた洗練のグレージュ・グラデーション

撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2018年
撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

「前職の上司から譲り受けたバーバリーのヴィンテージのトレンチは、今でも愛用しています。長めの丈、なんともいえないグレージュカラーが絶妙。光沢素材スカートや編み地に表情のあるインナーを合わせて、イタリアンマダムのような、ベーシックに見えて、実はモードに攻めているスタイリングを目指します」

本田美奈子さん〈PRマーケティング&コンサルティング会社 LYDIA代表〉

【×茶~ベージュ~白のワントーン】:小物で「きれい色」を差し込む

大人カジュアルなトレンチコートに…

バッグ『トロント モンテーニュ』・トレンチコート・Tシャツ・ホワイトデニム(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious6月号』小学館、2019年
バッグ『トロント モンテーニュ』・トレンチコート・Tシャツ・ホワイトデニム(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious6月号』小学館、2019年

ロゴTシャツ+デニム、コートインを白でまとめた爽やかなトレンチスタイル。そこにグリーンの『トロント モンテーニュ』バッグを投入してみずみずしい配色美を楽しんで。コートにボリュームがあるぶん、バッグはロングショルダーで縦ラインを強調。遠目にもすっきり軽やかな印象に仕上がります。

ベージュ~ホワイトの繊細グラデーションを顔映えスカーフで印象的に

コート(バーバリー・ジャパン〈バーバリー〉)、スカーフ『ジュ・ドゥ・ポワ』(エルメスジャポン)、バンフォードのジレ・ピアッツァ センピオーネのパンツ(三喜商事)、ニット(ADORE)、バングル(ファンエンパイヤ)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年
コート(バーバリー・ジャパン〈バーバリー〉)、スカーフ『ジュ・ドゥ・ポワ』(エルメスジャポン)、バンフォードのジレ・ピアッツァ センピオーネのパンツ(三喜商事)、ニット(ADORE)、バングル(ファンエンパイヤ)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

白トップスに白いパンツ、白いジレ…とホワイトトーンでまとめた着こなしに、ベージュのトレンチをはおって品よく引き締めて。上品だけれどおとなしい印象にならないように、顔周りにペールトーンのスカーフを小さく効かせて小粋に。

コート・パンツ(ブラミンク)、シャツ(アングローバル〈イレーヴ〉)、サングラス(アイヴァン PR)、スカーフ(ラ・フォンタナ・マジョーレ 丸の内店)、ブレスレット(チェリーブラウン)バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(J.M.WESTON 青山店) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年
コート・パンツ(ブラミンク)、シャツ(アングローバル〈イレーヴ〉)、サングラス(アイヴァン PR)、スカーフ(ラ・フォンタナ・マジョーレ 丸の内店)、ブレスレット(チェリーブラウン)バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(J.M.WESTON 青山店) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年

そで口をさりげなくロールアップ。トラッドテイストの着こなしが「学生風」にならないようにジュエリーを効かせる。襟元にネイビーのスカーフを指して顔周りを引き締め、知的で女らしい印象を際立たせる。こなれたひと技の合わせで、トレンチコートの着こなしを上級者に!

縦に大きく効かせたスカーフの演出効果でモードバランスを軽快に

コート(バーバリー・ジャパン〈バーバリー〉)、スカーフ『パスマントリー・カドリ』(エルメスジャポン)、ブラウス・パンツ(シンクロ クロッシングズ 恵比寿グラススクエア〈シンクロ クロッシングズ〉)、時計(DKSH ジャパン〈ベダ&カンパニー〉)、サングラス(モスコット トウキョウ〈モスコット〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年
コート(バーバリー・ジャパン〈バーバリー〉)、スカーフ『パスマントリー・カドリ』(エルメスジャポン)、ブラウス・パンツ(シンクロ クロッシングズ 恵比寿グラススクエア〈シンクロ クロッシングズ〉)、時計(DKSH ジャパン〈ベダ&カンパニー〉)、サングラス(モスコット トウキョウ〈モスコット〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

ワイドパンツにトレンチをはおって迫力モードに。大きく効かせるスカーフですっきり感を強調。

ベージュを基調にしつつメタリックで奥行きを表現

コート(ebure)、ブラウス・パンツ(イーストランド〈コー〉)、サングラス(マイキータ ジャパン)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/小池紀行・新垣隆太(パイルドライバー) BY:『Precious5月号』小学館、2020年
コート(ebure)、ブラウス・パンツ(イーストランド〈コー〉)、サングラス(マイキータ ジャパン)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/小池紀行・新垣隆太(パイルドライバー) BY:『Precious5月号』小学館、2020年

白い輝きを湛たたえたシルバーフラットシューズはベージュのワントーン・コーディネートと相性抜群。繊細なトーンを重ねたベージュの着こなしに合わせれば、自然になじみつつ冴えた印象をプラスできます。

【×ダークカラー】

ベージュのコートとバッグを同色で投入し、軽快な知的フェミニンを表現

ワンピース(キートン 銀座店)コート(ebure)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious10月号』小学館、2018年
ワンピース(キートン 銀座店)コート(ebure)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious10月号』小学館、2018年

クラシックなテイストのワンピースに合わせて、きちんと感のあるコートをプラス。ダークな色味のワンピースに、優しい女性らしさが加わってエレガント。端正なハンドバッグで、さらに絵になる着こなしに。

コート(Vince表参道店)、ブラウス・スカート(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈ミカコ ナカムラ〉)、ピアス・ブローチ(メルティングポット)、ベルトバッグ(JIMMY CHOO)、靴(ジュゼッペ ザノッティ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年
コート(Vince表参道店)、ブラウス・スカート(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈ミカコ ナカムラ〉)、ピアス・ブローチ(メルティングポット)、ベルトバッグ(JIMMY CHOO)、靴(ジュゼッペ ザノッティ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年

配色は辛口、シルエットは華麗に…が、洗練を知る女性のドレストレンチの法則。透け感のある黒トップスと艶黒のロングスカートで、盛装度を高めて。ベルトバッグでウエストマークし、さりげなくモード感も意識。袖口のベルトを絞って、ブラウスのフリルを覗かせると、なにげない所作に色気が漂います。

【×きれい色】

トレンチの品格に差す繊細なレースの色香でセンシュアルな女性像に

コート・レーストップス(SANYO SHOKAI〈マッキントッシュ ロンドン〉)、パンツ(三喜商事〈ピアッツァ センピオーネ〉)、ネックレス(アルテミス・ジョイエリ)、時計(DKSHジャパン〈ベダ&カンパニー〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(クリスチャン ルブタン ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年
コート・レーストップス(SANYO SHOKAI〈マッキントッシュ ロンドン〉)、パンツ(三喜商事〈ピアッツァ センピオーネ〉)、ネックレス(アルテミス・ジョイエリ)、時計(DKSHジャパン〈ベダ&カンパニー〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(クリスチャン ルブタン ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

上品な艶のあるピンクベージュ、丸みのある襟のライン、軽やかな着丈…と王道のきちんと感がありつつどこか優しい雰囲気のコート。レースのブラウスとピンクの細身パンツを合わせて、繊細な淡色コーディネートを完成。シルバーのバッグとベージュのパテント靴でなじませつつ、すっきり感を後押し。

トレンチの色調にそろえてペールトーンでなじませて

コート(チェルキ〈トモウミ オノ〉)、ニット(ザ シークレットクロゼット六本木〈シクラス〉)、パンツ(YOKO CHAN)、ストール(チェルキ〈カングラ〉)、バッグ(デルヴォー・ジャパン)、ペンダントチェーン・チャーム(シャンテクレール 東京店)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年
コート(チェルキ〈トモウミ オノ〉)、ニット(ザ シークレットクロゼット六本木〈シクラス〉)、パンツ(YOKO CHAN)、ストール(チェルキ〈カングラ〉)、バッグ(デルヴォー・ジャパン)、ペンダントチェーン・チャーム(シャンテクレール 東京店)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

ブルーやパープルの寒色をペール系の色調でそろえて、辛口フェミニンななじませ配色に。

美人度がアップするきれい色ニットで大人の遊び心を演出

コート(SANYO SHOKAI〈SANYO〉)、カーディガン(ストラスブルゴ〈アリクアム〉)、パンツ(コロネット〈ボリオリ〉)、ネックレス(チェルキ〈ルーナ〉)、バッグ(アマン〈ザネラート〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年
コート(SANYO SHOKAI〈SANYO〉)、カーディガン(ストラスブルゴ〈アリクアム〉)、パンツ(コロネット〈ボリオリ〉)、ネックレス(チェルキ〈ルーナ〉)、バッグ(アマン〈ザネラート〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

前立てのボタンが縦ラインを強調して端正なシルエットが際立つ一着。やわらかなコットンが着くずしたときにしなやかな表情を演出。ニット+パンツの端正スタイルを非凡に仕上げているのが、流行のブライトイエローのニットの見せ方。コートのそでをラフにロールアップしてニットをのぞかせるひと技で、カジュアルを極めた大人のセンスを香らせて。パンプスで女力もさりげなくアップ。

冬コート


【×茶~ベージュ~白のワントーン】

撮影/佐藤 彩 BY:『Precious1月号』小学館、2019年 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious1月号』小学館、2019年
撮影/佐藤 彩 BY:『Precious1月号』小学館、2019年 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

ザ ロウのコートは艶のあるカシミヤが美しく、軽やかなのに温もり感も抜群で、袖を通すたびに幸せな気分に。コートに存在感があるので、インはバンフォード のカシミヤニットとフレームデニムのボトムを選び、シンプルに徹しましょう。

ふんわり甘いスカートには、丸みのあるノーカラーコートが好相性

コート(レキップ)ブラウス(サン・フレール〈レ・コパン〉)、スカート(ウィムガゼット 青山店〈ウィム ガゼット〉)、ストール(CHIE IMAI)、バッグ(三喜商事〈マレーラ〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2020年
コート(レキップ)ブラウス(サン・フレール〈レ・コパン〉)、スカート(ウィムガゼット 青山店〈ウィム ガゼット〉)、ストール(CHIE IMAI)、バッグ(三喜商事〈マレーラ〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2020年

上品なライトベージュが魅力のノーカラーコートは、わずかにコクーンシルエットを描くウール×ナイロン混紡の一枚仕立て。ベージュのレース素材が温かみのある華やかさを醸し出すスカートの女性らしさを、程よく引き立てます。ファーストールでリッチなアクセントも添えて。

トラッドの着こなしはスヌードのあしらいで女らしさを加味

コート(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、スヌード・パンツ( マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、ニット(アクリスジャパン〈アクリス〉)、バッグ(ロンシャン・ジャパン)、靴(J.M. WESTON 青山店) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年
コート(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、スヌード・パンツ( マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、ニット(アクリスジャパン〈アクリス〉)、バッグ(ロンシャン・ジャパン)、靴(J.M. WESTON 青山店) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

グレージュコートはノーブルな印象が強いので、たとえマニッシュなチェック柄パンツを合わせても、抵抗なく取り入れやすそう。さらに艶やかなミンクファーのスヌードを襟元に添えれば、女らしさもプラス。ファースヌードのニュアンスのある質感を強調するため、トップスはハイゲージのシンプルニットを合わせるのがコツです。

【×茶~ベージュ~白のワントーン】:素材の違いがグラデーションを際立てる

ピンクベージュのドレープが印象づけるナチュラルなエレガンス

スカート(ストラスブルゴ)、コート(マッキントッシュ青山店)、ニット ,000(yoshieinaba)、サングラス(アイヴァン PR〈アイヴァン〉)、ネックレス(ステディ スタディ〈トムウッド〉)、バッグ(セラピアン 阪急うめだ本店)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2020年
スカート(ストラスブルゴ)、コート(マッキントッシュ青山店)、ニット ,000(yoshieinaba)、サングラス(アイヴァン PR〈アイヴァン〉)、ネックレス(ステディ スタディ〈トムウッド〉)、バッグ(セラピアン 阪急うめだ本店)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2020年

上品な輝きを放つ甘いベージュと、しなやかなAラインシルエットが魅力のスカート。淡色グラデーションでまとめるときは、トレンドの光沢素材を加えると、より表情が豊かになって効果的です。

【×茶~ベージュ~白のワントーン】:小物で「きれい色」を差し込む

ファーとスカーフの重ね技で一気におしゃれ上級者

コート(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、ファースヌード(ウールン商会〈ペセリコ〉)、スカーフ(スローン)、ワンピース(ウールン商会〈ブルマリン〉)、グローブ(ebure〈ガーラグローブ〉)、バッグ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、靴(ジョルジ 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年
コート(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、ファースヌード(ウールン商会〈ペセリコ〉)、スカーフ(スローン)、ワンピース(ウールン商会〈ブルマリン〉)、グローブ(ebure〈ガーラグローブ〉)、バッグ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、靴(ジョルジ 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

顔周りのリッチなテクスチャーは、大人の女性の表情を美しく際立たせてくれるもの。ファーとスカーフをミックスしたダブルツイスト巻きでボリュームを出したら、その代わり、全身のシルエットはコート×タイトワンピースですっきりと。ブルーの大きめレザーバッグを指し色に。

ハイトーンな素材感を重ね同系色でも深みをもたせて

マックスマーラのコート・マックスマーラのブラウス・スポーツマックスのパンツ(マックスマーラジャパン)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、バッグ(スプレンダーズ アンド カンパニー〈ジェローム ドレフュス〉)、靴(J.M.WESTON 青山店) 撮影/宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious3月号』小学館、2017年
マックスマーラのコート・マックスマーラのブラウス・スポーツマックスのパンツ(マックスマーラジャパン)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、バッグ(スプレンダーズ アンド カンパニー〈ジェローム ドレフュス〉)、靴(J.M.WESTON 青山店) 撮影/宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious3月号』小学館、2017年

直球の女らしさではなく、感じさせるフェミニティは、やわらかい色味を緻密に重ねて実現。「マニッシュなスエードやローファーも、ハイトーンでまとめることでぐっと女らしく。シンプル・エレガンスの深淵さを引き立てます」

パールカラーでまとめた美しいグラデーション配色コーディネート

コート(ストラスブルゴ〈マンツォーニ ベンティクワトロ〉)、ニット(ebure)、パンツ(スローウエアジャパン〈インコテックス〉)、バッグ(エストネーション〈ヴィオラドーロ〉)、靴(キートン)、ネックレス(髙會堂六本木〈フェデリーコ・ブチェラッティ〉)、ピアス(ザ・ショーケース GINZA SIX 店〈テンサウザンドシングス〉) 撮影/唐澤光也・宗高聡子(パイルドライバー) BY:『Precious1月号』小学館、2018年
コート(ストラスブルゴ〈マンツォーニ ベンティクワトロ〉)、ニット(ebure)、パンツ(スローウエアジャパン〈インコテックス〉)、バッグ(エストネーション〈ヴィオラドーロ〉)、靴(キートン)、ネックレス(髙會堂六本木〈フェデリーコ・ブチェラッティ〉)、ピアス(ザ・ショーケース GINZA SIX 店〈テンサウザンドシングス〉) 撮影/唐澤光也・宗高聡子(パイルドライバー) BY:『Precious1月号』小学館、2018年

全体をパールトーンでまとめれば、冬スタイルがどこまでも華やいで。冬仕様のファー付きカゴバッグや靴にもイエローゴールドを配し、ワンランク上のカジュアルスタイルをつくり上げたい。

【×ダークカラー】

ニュアンス配色のカシミアストール

コート(プレインピープル丸の内〈プレインピープル〉)、ニット(Theory luxe)(プレインピープル丸の内〈プレインピープル〉)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉)、バッグ(グッチ ジャパン)、 撮影/宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious2月号』小学館、2018年
コート(プレインピープル丸の内〈プレインピープル〉)、ニット(Theory luxe)(プレインピープル丸の内〈プレインピープル〉)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉)、バッグ(グッチ ジャパン)、 撮影/宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious2月号』小学館、2018年

背筋を正して臨みたい日には、グラデーションカラーで品格あふれる装いに。カシミアストールをガウンコートの襟元にキュッと収めて。仕上げの小物もベージュで統一。

コート(ロエベ ジャパン)、ブラウス(ストラスブルゴ〈アントネッリ〉)、パンツ(スローウエアジャパン〈インコテックス〉)、ストール(三喜商事〈アニオナ〉)、サングラス(オリバーピープルズ 東京ギャラリー)、靴(ジャンヴィト ロッシジャパン)、バッグ(イーストランド〈マンサー・ガブリエル〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious2月号』小学館、2019年
コート(ロエベ ジャパン)、ブラウス(ストラスブルゴ〈アントネッリ〉)、パンツ(スローウエアジャパン〈インコテックス〉)、ストール(三喜商事〈アニオナ〉)、サングラス(オリバーピープルズ 東京ギャラリー)、靴(ジャンヴィト ロッシジャパン)、バッグ(イーストランド〈マンサー・ガブリエル〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious2月号』小学館、2019年

キャメルのロングコートに黒パンツ&黒小物でまとめた着こなしに、チョコレートブラウンのシックな艶で、リッチな顔映えがかなうニッティングストールをひと巻き。キャメルのコートをよりいっそう、上品に演出できます。

ブランケット感覚の暖かさと存在感で冬ならではの着映えを堪能

コート(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、ストール(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、ニット(サン・フレール〈レ・コパン〉)、パンツ(コロネット〈エリザベス アンド ジェームス〉)、バッグ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年
コート(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、ストール(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、ニット(サン・フレール〈レ・コパン〉)、パンツ(コロネット〈エリザベス アンド ジェームス〉)、バッグ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

インナーは縦のラインを強調するネイビーで統一。グレージュとのメリハリを効かせる配色ワザで、キリッと辛口なカジュアルが完成。さらにミドルグレーのニットストールを広げて肩がけすれば、色使いに奥行きが生まれ、ぐっとこなれた印象に。

大判シルクカシミアの軽やかなボリューム感がリッチなアクセントに

コート(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、ストール(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ニット(コロネット〈エアロン〉)、スカート(ストラスブルゴ〈ザ ハイアリン〉)、バッグ(イーストランド〈マンサー・ガブリエル〉)、靴(エストネーション〈チェンバー〉)、ネックレス(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、グローブ(アマン〈アルポ 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年
コート(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、ストール(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ニット(コロネット〈エアロン〉)、スカート(ストラスブルゴ〈ザ ハイアリン〉)、バッグ(イーストランド〈マンサー・ガブリエル〉)、靴(エストネーション〈チェンバー〉)、ネックレス(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、グローブ(アマン〈アルポ 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

ヘアカーフ素材の黒タイト×グレージュコート。それをつなぎ、エレガントに導くのがモノトーンスカーフ。首周りにふんわりとボリュームをもたせた巻き方で、視線を上に。

甘く女性らしい装いも知的配色で新鮮かつ都会的な雰囲気へシフト

コート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ニット(トラデュイール)スカート(東レ・ディプロモード〈コーニッシュ〉)、スカーフ(エミリオ・プッチ ジャパン)、ネックレス(シャンテクレール 東京店)、バッグ(アマン〈ザネラート〉)靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年
コート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ニット(トラデュイール)スカート(東レ・ディプロモード〈コーニッシュ〉)、スカーフ(エミリオ・プッチ ジャパン)、ネックレス(シャンテクレール 東京店)、バッグ(アマン〈ザネラート〉)靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

いつもなら黒を合わせていたところを、今季はノーブルなネイビーにチェンジ。キャメルと組み合わせると、最旬の気分と女らしさが生まれる。

【×きれい色】

おしゃれ上手を印象づけるシックなマスタードイエロー

コート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、プルオーバー・パンツ(ADORE)、ストール(マックスマーラジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、ネックレス(フレッド)、グローブ(ebure〈ガーラグローブ〉)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)靴(セルジオ ロッシ) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年
コート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、プルオーバー・パンツ(ADORE)、ストール(マックスマーラジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、ネックレス(フレッド)、グローブ(ebure〈ガーラグローブ〉)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)靴(セルジオ ロッシ) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

暖色系同士のキャメル×マスタードイエローは、優美な余韻を与える大人配色。コートはガウンのように着こなし、リラクシングなサイズ感を堪能。

リッチなキャメルのコートが映える、ブラウン系のワントーンコーディネート

撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2020年
撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2020年

キャメル、ブラウン、カーキの茶系トーンで着こなし全体をシックにまとめて。肌ざわりのいいカシミア混ウール一枚仕立てのコートは、フロントをカギホックで留めるノーボタンタイプ。シンプルな着こなしのアクセントに迫力のある小物は必須。首元には柄スカーフをあしらい、バッグは大ぶりサイズを選んでかっこよく!

コート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ニット(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、スカート(トラデュイール)、ネックレス(アルテミス・ジョイエリ〈マッティオリ〉)、グローブ(キートン 銀座店)、バッグ(ハイブリッジ インターナショナル〈ファビオ ルスコーニ〉)、靴(ファビオ ルスコーニ 六本木店〈ファビオ ルスコーニ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年
コート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ニット(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、スカート(トラデュイール)、ネックレス(アルテミス・ジョイエリ〈マッティオリ〉)、グローブ(キートン 銀座店)、バッグ(ハイブリッジ インターナショナル〈ファビオ ルスコーニ〉)、靴(ファビオ ルスコーニ 六本木店〈ファビオ ルスコーニ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

女らしいオリーブグリーンのプリーツスカートも、キャメルコートを合わせれば、ぐっとモダンに。

温もりのある美しさと幸せ感を高めるキャメル×プラム

コート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ニット(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、パンツ(ロンシャン・ジャパン)、マフラー(チェルキ〈ピノロッソ〉)、グローブ(東レインターナショナル〈セルモネータ・グローブス〉)、バッグ(ピエールアルディ 東京)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年
コート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ニット(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、パンツ(ロンシャン・ジャパン)、マフラー(チェルキ〈ピノロッソ〉)、グローブ(東レインターナショナル〈セルモネータ・グローブス〉)、バッグ(ピエールアルディ 東京)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

ベルベットパンツやカシミヤストールなど上質素材のプラムカラーのアイテムは、キャメルコートがもつ温かな美しさを引き出してくれるので、相性抜群です! ブラウンのバッグでソフトに引き締めると、こなれた印象に。

スティックパンツで甘いブラウスが一気に洗練されて

ブラウス・パンツ(ストラスブルゴ〈ストラスブルゴ〉)、コート(和光〈和光〉)、ネックレス(インドゥエリス)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious2月号』小学館、2020年
ブラウス・パンツ(ストラスブルゴ〈ストラスブルゴ〉)、コート(和光〈和光〉)、ネックレス(インドゥエリス)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious2月号』小学館、2020年

センタープレス入りのスティックパンツと甘いブラウスで、洗練された印象に。シルクシフォンブラウスのふんわり感をより魅力的に引き立てつつ、大人のエッセンスを加えるために、ボトムは細身の9分丈パンツが絶対条件。華奢な足首を見せることで、抜け感が生まれます。

仕事のためのグレージュスタイルは、旬プラスきちんと感の絶妙バランス

コート・ニット・パンツ(CYCLAS)、バッグ(ザ ロウ)、靴(ニナ リッチ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious2月号』小学館、2018年
コート・ニット・パンツ(CYCLAS)、バッグ(ザ ロウ)、靴(ニナ リッチ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious2月号』小学館、2018年

「上品で明るいグレージュが美しいダブルフェースのコートは、軽やかだから、3シーズン着こなすことができる実用名品です。バッグやパンプスでワントーン濃い色を合わせつつ、ボトムスにピンクを投入してメリハリのあるスタイリングに仕上げます」

ショート丈


【春・秋の軽コート】

ホワイト~グレーのグラデーションで澄んだ上品配色にやわらかな奥行きを

ドゥロワーのジャケット※3月上旬発売予定・ニット・スカート・ワンドラーのバッグ※4月上旬発売予定(ドゥロワー 六本木店)、ネックレス(チェルキ〈ミッレ〉)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年
ドゥロワーのジャケット※3月上旬発売予定・ニット・スカート・ワンドラーのバッグ※4月上旬発売予定(ドゥロワー 六本木店)、ネックレス(チェルキ〈ミッレ〉)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年

ゴールドベージュのテントラインジャケットから着想し、日差しに映える明るいカラートーンでまとめて。ライトグレーのニットから靴に向かって自然に濃くなるグレーグラデーションで、Ⅰラインを構築。さらにパールネックレスと白のバッグで、全体の印象を品よくトーンアップ。やわらかな色調のなかに、リッチな陰影が生まれて、印象的な品格スタイルに。

ピンクのグラデーションで凛としてたおやかな着こなしに

ニット(クルチアーニ)、パンツ(ブルーベル・ジャパン〈ホープ〉)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、ジャケット(アングローバル〈イレーヴ〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈モンブラン〉)、バングル(エストネーション六本木ヒルズ店〈ブランイリス〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年
ニット(クルチアーニ)、パンツ(ブルーベル・ジャパン〈ホープ〉)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、ジャケット(アングローバル〈イレーヴ〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈モンブラン〉)、バングル(エストネーション六本木ヒルズ店〈ブランイリス〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年

ドライなベージュ×切れのいい白で仕上げたスタイリッシュな着こなしに、大人の女性らしいエレガンスの奥行きを感じさせるのがピンクという「効かせ色」です。とはいえ、甘さが際立っては気恥ずかしいから…。1色を効かせるのではなく、ピンクのトーンを微妙にずらしながら、やわらかなニュアンスを取り入れるのが、こなれ感のポイントです。ベージュになじむスモーキーなピンクをていねいに重ねて、媚のない色香のある着こなしを表現して。キャメルベージュをスモーキーピンクの濃淡で、表情豊かに。ニットは明るい肌映え、パンツは引き締め効果を意識し、中間トーンのストールでなじませて。

イエローの幸福オーラで端麗スタイルを春モードにシフト

ニット・スカート(グルッポタナカ〈リビアナ コンティ〉)、ジャケット(ebure)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、チェーン・トップ・ブレスレット・リング(ステディ スタディ〈トムウッド〉)、バッグ(ブルーベル・ジャパン〈マーク クロス〉)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年
ニット・スカート(グルッポタナカ〈リビアナ コンティ〉)、ジャケット(ebure)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、チェーン・トップ・ブレスレット・リング(ステディ スタディ〈トムウッド〉)、バッグ(ブルーベル・ジャパン〈マーク クロス〉)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年

ライトなトーンでまとめたベージュ×白にイエローを加えた「トリコロール配色」は、パッと花が開いたような幸福オーラでだれからも愛される着こなしを演出。なかでも明るく澄んだイエローは、肌色が冴え、ヘルシーな女らしさを表現してくれる美人効果も見逃せません。洗練ポイントは、大人の女性らしいベージュ×白の知的シンプルな着こなしから浮かない分量感。あくまで自然に、印象を春モードに導くスパイス使いをマスターしましょう! ニットの襟元やそで口、すそに、ベージュや白、ブラウン、ブラックのラインをちりばめたデザインが新鮮。ジャケットオフしたときに、装いから浮かない決め手にも。

【冬コート】

見せ場であるそで口をじゃましない、ファーコートで優雅に

シルクのブラウス(ドゥロワー 青山店〈ドゥロワー〉)、パンツ(スローウエアジャパン〈インコテックス〉)、ファーコート(ステディ スタディ〈イヴ サロモン〉)、ベルト(ストラスブルゴ〈メゾン ボワネ〉)、ピアス(グローバルコーポレーション〈ミスイ〉)、時計(ヴァシュロン・コンスタンタン)、バッグ(コロネット〈ニナ リッチ〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/小池紀行(パイルドライバー)  BY:『Precious11月号』小学館、2017年
シルクのブラウス(ドゥロワー 青山店〈ドゥロワー〉)、パンツ(スローウエアジャパン〈インコテックス〉)、ファーコート(ステディ スタディ〈イヴ サロモン〉)、ベルト(ストラスブルゴ〈メゾン ボワネ〉)、ピアス(グローバルコーポレーション〈ミスイ〉)、時計(ヴァシュロン・コンスタンタン)、バッグ(コロネット〈ニナ リッチ〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/小池紀行(パイルドライバー)  BY:『Precious11月号』小学館、2017年

深いグリーンの大人色パンツが、ブラウスの甘さを程よく抑え、エレガントな印象に。

膨張色なのにすっきり見えるワントーンの色マジック

ジャケット(トラデュイール)ボクーのニット・トモウミオノのパンツ(チェルキ)、バッグ(モワナ メゾン GINZASIX)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2019年
ジャケット(トラデュイール)ボクーのニット・トモウミオノのパンツ(チェルキ)、バッグ(モワナ メゾン GINZASIX)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2019年

オフ白~グレージュでまとめた好感度の高いカジュアルは、全体をピンクがかったニュアンス色でそろえることが成功のポイント。まずはインナーのタートルとパンツをピンクがかったオフ白でつなげて、縦を強調。そこに一段濃い、ピンクみの強いグレージュ系のムートンジャケットをプラス。そで口に配したファーの色が、インのニットやパンツとリンクしているから、全体のまとまり感は完璧です。