2010年スタートの「ayame(アヤメ)」は、デザイナー今泉 悠氏による日本のアイウェアブランド。「温故知新」をコンセプトに、クラシックなスタイルを基調としながらも、現代のライフスタイルに違和感なく溶け込むような巧みなバランス感で人気を博している。そのayameの初の直営店が、10月11日に東京・南青山にオープンした。

期間限定だからこその、特別なショップ体験

モダニズムと和の融合が、心地よいリラックスを生む

開放的な窓が印象的な「ayame」の店内。大きなソファの存在がリラックス感を生み出している。検眼など通常のアイウェアショップのサービスも行われている。
開放的な窓が印象的な「ayame」の店内。大きなソファの存在がリラックス感を生み出している。検眼など通常のアイウェアショップのサービスも行われている。

 3階建て低層マンションの最上階をリノベーションした店内は、大きな窓から光が差し込み、店に入るなりリラックスした空気感に包まれる。店内には前居住者の遺構と思しき和室の設えもそのままにしてあり、日本発のアイウェアブランドであるayameの世界観とどこか共鳴するかのようだ。店内の什器などはブランドの特色でもある繊細なフレームカラーやデザインを十分味わえるよう、ホワイトカラーやナチュラルウッドカラーを基調としたシンプルなものに統一されている。

壁面の棚はホワイト一色のごくシンプルな雰囲気。それぞれのアイウェアの繊細な違いがよくわかる。
壁面の棚はホワイト一色のごくシンプルな雰囲気。それぞれのアイウェアの繊細な違いがよくわかる。
店舗の一角には畳敷きの和室が。茶室の設えにも通じるような存在感に、「侘び寂び」の感覚を見て取れるかもしれない。
店舗の一角には畳敷きの和室が。茶室の設えにも通じるような存在感に、「侘び寂び」の感覚を見て取れるかもしれない。

 店内中央に置かれた低い座面のソファに座れば、あたかも友人の家のリビングを訪れたようなカジュアルで和んだ雰囲気に。私たちの身体にとって最もデリケートな存在でもあるアイウェアと、こうした環境で向き合えることはうれしい。ちなみに今回のこの直営店は263日限定のポップアップショップとのこと。あたかもアート・エキシビションとの邂逅のように、このショップ体験は、訪れる者にとって唯一無二の価値をもたらすかもしれない。

桐箱調の什器にに並べられたアイウェア。和の美意識をベースとしたモダニズムは、ayameのアイウェアにも感じられるものだ。
桐箱調の什器にに並べられたアイウェア。和の美意識をベースとしたモダニズムは、ayameのアイウェアにも感じられるものだ。

AYAME Open 263 Days Only Pop-up Shop

  • AYAME TEL: 03-6812-9119
  • 日程:2018年10月11日(木) 〜
  • 営業時間/11:00〜20:00
  • 定休日 : 水曜日
  • 住所/〒107-0062 東京都港区南青山3-17-1 FROM5 #301
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