若々しい印象に見せることが、肌づくりの最大のミッション

メイク歴が相当長くなった40代・50代の女性は、もはやファンデーションを塗る手の動きはルーティーン化し、〝我流塗り〞になっていませんか? いくら最新でも、雑な塗り方ではだいなしです。ファンデーション選びと同等に塗り方にも、気を遣うべき。

そこで肌の若返り効果をアップさせるための、塗り方ポイントを学び直しましょう!

進化形ファンデーションでマイナス7歳肌を実現するための「塗り方」を学びます。こちらは正解例

ベースメイクはカバー力こそ大事、という思い込みが〝厚塗り肌〞を招く原因。カバー力を高めるために、つい塗り重ねてしまいがちですが、今のファンデーションは光ワザに優れているので、むしろ少量のほうがベスト。

そもそも私たちの肌トラブルをすべて、パーフェクトに隠すファンデーションはありえないし、むしろカバー力は8割程度のほうが自然です。それよりも頬に艶を与えてメリハリ感をつくる、毛穴やシワを目立たせない、などいかに若々しい印象に仕上げるか?が肝心。

そのためには正解の使用量、しっかりと塗るところと薄く塗るところを把握すること、塗り始めの位置、指&スポンジ使い、仕上げのブラシ使いという5つの〝老けない塗り方ポイント〞をもう一度、確認しておきましょう。

ファンデーションの塗り方NG例

  • 【NG】指先でパンパンとたたき塗りがムラづきに特に固め感触を素早くのばしたいときに強くたたくように塗りがち。ムラになるし刺激で加齢トラブルの原因にも。
  • 【NG】目の下のクマ、くすみを隠そうと厚塗り仕上げに一時的にカバーできても表情を動かすたびにファンデーションがヨレて、時間とともに加齢ジワが目立ってくる。
  • 【NG】スポンジでグイグイと塗るほどカバー力ダウン皮膚が動くほどスポンジで強くこすれば、ファンデーションを拭き取ってしまうので、塗っている意味なし。

老けないファンデーションの「塗り方」5つのポイント

■ポイント1:のびがいいので少なめで十分。一度に塗るのではなく、半顔ずつ塗ること

カバー効果を高めたいとつい多めにとりたくなりますが、これが厚塗り、ムラづきの失敗のもと。何度もいいますがファンデーションのテクスチャーも粉体も進化しています。のびはいいし、光反射効果に優れ、薄くてもアラはしっかりと隠せますから、少なめで十分。

パフやスポンジにとる場合は半分くらい、リキッドなら米粒大をまず片頬、額、鼻の半顔に塗る。次にもう1度同じ量をとって、片頬、口元を塗り、その残った分でまぶたを塗る。

足りなければ後から重ね足すこともできるので、まずは少量から始めて。

半顔に使用する正解の使用量

  • 【クッションコンパクト】
    最も厚塗りになる危険あり。パフの半分の量が最適
    粉っぽさを回避するには、とる量を加減するのが最善策。特に目の下、口周りは乾きやすいので薄くのせること。
  • 【リキッドタイプ】
    少量でカバー効果あり。米粒くらいが適量
    薄くのばすだけで十分なので、足りなかったら足す、くらいの少なさにしておくのが厚塗りにならないポイント。
  • 【パウダリータイプ】
    ベッタリとつかないようにとる量はパフの半分以下

    粉体量が増しカバー力が高くなったぶん、パフの広範囲にとってしまうとベッタリと多くついてしまうので注意。

2回に分けて、半顔ずつ塗布

1回目は方頬、額、鼻を塗る。2回目は方頬、口周りを塗る。

線で示したように、顔をふたつのエリアに分けて塗布を。シミ、くすみがカバーしきれなかったら、最後に重ねづけすればいいのではじめは少量を心がけて。

■ポイント2:しっかり塗るところ、薄く塗るところ、塗らないところを知ること!

ファンデーションをキレイに塗る、というのは顔全体に均一の厚さで塗ることではありません。場所によって「しっかりと塗るところ」「薄く塗るところ」「塗らなくていいところ」があり、プロはそれを意識しているから、自然で美しい肌に仕上げることができるのです。

頬のいちばん高い位置はしっかりカバーして、艶感を強調。フェースライン、生え際は塗らない。それ以外の額、目周り、口周りはよく動いてヨレやすい場所なので、なるべく薄めに仕上げること。

この法則を守るとメリハリ感まで生まれ、小顔効果も得られます。

生え際は塗らない、フェースラインは塗らない、ぼかすだけ。頬はしっかりと塗ってカバー、頬以外はなるべく薄く仕上げる。

■ポイント3:どのタイプのファンデーションも塗り始めが肝心。頬骨の高い位置からのばす

頬骨の高い位置からのばす

ベースメイクを美しく仕上げるためには、ファンデーションをどこから塗り始めるのか、が重要。なぜなら最初につけたところに多くつくので、艶が欲しいところ、くずれにくいところから始めるべき。なので、塗り始めのスタート地点は「頬骨のいちばん高い位置」が正解です。

今までのファンデーションの塗り方の常識とされてきた「内側から外側」の方向で塗ってしまうと、目の下に厚くたまりやすく、ヨレやくずれの原因になるので、これが習慣化している人は、すぐに変えましょう。

額は眉間の少し上から放射状に生え際に向かってぼかしていくと自然だし、小鼻や口周りは厚塗りにせず、指やスポンジに余ったものを薄く塗ってヨレを防止。これを気をつけるだけで、長時間、メイクくずれが起こらず若々しい印象をキープできます。

  • 【額のポイント】
    眉間の少し上から放射状にのばしていく  
    額は表情で多く動く場所なので薄めに塗布を。また生え際にたまると厚塗りに見えるので、ぼかす程度に。
  • 【小鼻のポイント】
    毛穴が目立つ小鼻部分は埋めるようになじませる
    毛穴が広がっているので、ファンデーションを入れ込むように塗るのが正解。ただしくずれやすいので薄めに。
  • 【口元のポイント】
    よく動く場所なので薄く指に余ったもので十分
    特に口角下を明るくすると口角が引き上がって見える効果あり。なので塗り忘れやムラ塗りに気をつけて。

正しい塗り方の手順

1. 頬骨の高い位置から中心に向かって放射状にのばしていく。
2. そのまま、つけ足さずに額は眉間の少し上から、生え際に向かって放射状にのばし、鼻を塗る。
3. ファンデーションをとり、反対側の頬を1と同じ方法で塗る。
4. そのまま口周りを仕上げる。
5. まぶたは残った分を塗布する。
6. 最後に指、またはスポンジでムラ付きしているところをならす。

■ポイント4:グイグイと力まかせに塗らないこと。指、スポンジの使い方も気をつけて

時間がない朝は、とにかくファンデーションをすばやくのばしたい。だからといって皮膚が大きく動くほど、グイグイと力まかせに塗るのは厳禁。早くのばせるわけでも、カバー力が増すわけでもないし、その刺激の積み重ねが肌にダメージを与えている可能性も!

プロにメイクをしてもらうとわかるのですが、まるで羽根が触れるような、ソフトタッチが基本。プロ並みの仕上がりを目指すなら、優しいタッチでスタンプ塗り、もしくはスポンジを滑らすのを心がけて。

  • クッションコンパクトはスタンプ塗り   みずみずしい感触なだけに、滑らすように塗ると肌に密着しない。軽くたたきながら密着させるのが正解。
  • リキッドタイプは第2関節までの指の腹を使用指先で塗るとムラづきするので、なるべく広い面でトントンと塗布するのがコツ。のばすときも軽いタッチで。
  • パウダリータイプは軽いタッチで撫でる 
    グッと押さえつけるように塗るとムラづきに。スポンジで撫でるように塗ると、ふんわりと均一に塗布できる。

■ポイント5:ブラシでトントン、クルクル。このひと手間でより美しい仕上がりに

ブラシを使うと、指やスポンジよりもムラなく密着させることができるので、カバー効果を高めたいときの重ねづけに最適。特に毛穴カバーはブラシづけがベスト。下から上へと動かしやすく、クルクルと小さく円を描きながら塗布すると、下向きのたるみ毛穴にファンデーションを押し込むことができ、ふんわりと自然に隠すことができます。

さらに密着力も高まるので、メイクもちが格段にアップするのも利点。おすすめはクルクルと円を描くように塗布しやすい、下の3本のようなカット面が大きい、カブキブラシタイプです。

  • カバーしたいところはブラシを使ってトントンとおくように、毛穴が目立つところはクルクル重ねづけを。

美しい仕上がりを叶えるブラシ3選

左から/バックステージ フルイド ファンデーションブラシ フルカバー ¥6,000(パルファン・クリスチャン・ディオール)、ファンデーション ブラシ ¥5,600(シスレー)、カネボウ ファンデーションブラシ ¥5,000(カネボウインターナショナルDiv.)

【写真左】ムラをならしてすばやく自然にぼかすのが得意なディオールの「バックステージ フルイド ファンデーションブラシ フルカバー」

手早くメイクを仕上げなくてはならないバックステージから生まれた、やわらかな合成繊維のブラシ。均一にのばすのが得意で、しっかりとトラブルをカバーしながら軽やかな仕上がりに。

【写真中】小さく円を描くように塗布すると毛穴が消える!シスレーの「ファンデーション ブラシ」

ストレート繊維とウエーブ繊維をミックスした高密度ブラシ。小回りがきく、斜めにカットされた小ぶりタイプで、小鼻部分などの細かなところにフィット。パーフェクトな毛穴埋めができるのが魅力。

【写真右】密集した大きめブラシで磨き上げたような艶が手に入る「カネボウ ファンデーションブラシ」

フィットしやすく斜めにカットされた大きな面で、こっくりとしたファンデーションも薄くのばすことが簡単にできるブラシ。磨き上げたような艶が生まれるので、メリハリのある印象に仕上がります。

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以上、老けないファンデーションの「塗り方」を5つのポイントで解説しました。

ファンデーションはのびがいいので少なめで十分、半顔ずつ塗ること。

頬のいちばん高い位置はしっかりカバーして、艶感を強調。フェースライン、生え際は塗らない。それ以外の額、目周り、口周りはよく動いてヨレやすい場所なので、なるべく薄めに仕上げること。

塗り始めのスタート地点は「頬骨のいちばん高い位置」が正解。

力任せに塗らず、優しいタッチでスタンプ塗り、もしくはスポンジを滑らす。

ブラシでトントン、くるくる。指やスポンジよりもムラなく密着させられ、毛穴カバーも可能に。

以上のテクニックを忘れずに、朝の肌づくりに役立ててみてください。

【関連記事:きちんと塗っているのになぜ老ける?「マイナス7歳肌」になれるファンデーション6選】

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