高感度域でもハイクオリティな写真が撮影できる
フルサイズミラーレスカメラでは確固たる地位を築いている『α7 III』。プロアマ問わず、これだけ多くの人に支持される1番の理由は、写真のクオリティへの満足感が大きいから、と帆刈氏は分析する。
「高感度域での画質も良く、シャープネスも損なわれません。これはセンサーの質もさることながら、G MASTERレンズの性能によるところもあると思われます」
「高感度域での強さに加え、5軸ボディ内手ブレ補正機構で、スローシャッターの状況下でも三脚を使わずにイルミネーションや夜景撮影が可能でした。とはいえ個人的には、できれば三脚の使用をおすすめします」
軽量ボディでもグリップエクステンション装着で安定する
ボディがコンパクトで軽量化されているぶん、レンズが大きくなれば前側比重になる。そこを帆刈氏はこうクリアした。
「私の手のサイズだと、グリップエクステンションを装着した方がより安定しました。ひとつ残念なのは、グリップエクステンションの固定を緩めてずらさないとバッテリー交換ができない点でしょうか」
一瞬も逃さず撮影でき、ベストな1枚を選べる
ドライブは最高10コマ/1秒と高速連写可能ではあるが、多くの場面においてはオートフォーカス性能と合わさって、初めて結果として写真の良し悪しが決まるものである。
「連写と各種オートフォーカスモードの特徴を活用して一瞬のタイミングを逃すことなく撮影し、後からベストの1枚を選ぶことが可能。これはスポーツの撮影に限らず、人物撮影の表情や動きを撮影する時などに使えます」
ミラーレスカメラ、一眼レフカメラ、コンパクトカメラに関わらず、多くのカメラがそうであるように、メニューでの設定項目がかなり多くある。そのため、設定したい項目にたどり着くまでに一苦労。
「『α7 III』は写真、動画、再生それぞれにカスタムボタンを割り当てられます。頻繁に設定を変更するメニューなどは使いやすいところに配置しておくと、ここぞという時のシャッターチャンスを逃すことも少なくなります」
帆刈氏は「『α7 III』を「優等生なカメラ」と評価する。
「写真のクオリティ、機能、コストパフォーマンスなど全てが平均点以上のバランスのとれたカメラです。初めてミラーレスを手にする人にも扱いやすいモデルではないでしょうか」
『α7 III』ならシーンを選ばず、すべてがシャッターチャンスになる。次の週末は『α7 III』と一緒に出かけて、印象的な写真を撮ろうではないか。
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- TEXT :
- 津島千佳 ライター・エディター