ガンクラブチェックとは2色以上の配色で構成された格子柄のことを指し、その由来は英国の狩猟クラブの人たちが好んで着用したことからである。英国の伝統的な柄のひとつだからこそ、英国を感じることができるのだ。全体のコーディネートバランスを考えながら、ここで紹介するロングコートを上手に取り入れてみようではないか!

英国伝統のガンクラブチェックで大人らしく!

これぞ王道! マッキントッシュ ロンドンのロングコート

コート¥156,000(SANYO SHOKAI カスタマーサポート〈マッキントッシュ ロンドン〉)※サイズ40、着丈110cm
コート¥156,000(SANYO SHOKAI カスタマーサポート〈マッキントッシュ ロンドン〉)※サイズ40、着丈110cm

王道のブラウングラデーションの配色が美しい、ステンカラータイプのロングコート。ボリュームのある生地をベルトで絞り、ゆとりのある着こなしをすることで大人らしさを演出できる。ハリとコシのある生地は優雅さだけでなく高級感を与えてくれるので、カジュアルな着こなしだけでなく、スーツにこそ合わせて欲しい1着だ。

細かなガンクラブチェックが取り入れやすいカルーゾのロングコート

コート¥198,000(シップス 銀座店〈カルーゾ〉)※サイズ48、着丈111cm、編集部調べ
コート¥198,000(シップス 銀座店〈カルーゾ〉)※サイズ48、着丈111cm、編集部調べ

イタリアブランドの雄「カルーゾ」は、レンガ色のようなブラウンの細かいガンクラブチェックでカントリーテイストを表現したベルテッドコートだ。ラグランスリーブにややゆとりのあるサイズ感、着丈の長さなど随所にクラシックさを取り入れながらも古臭くならないモダンな表情は流石である。ガウンのようにゆったりと着こなすのが味である。

スタイリッシュなタリアトーレのロングコート

コート¥95,000(ビームス 六本木ヒルズ〈タリアトーレ〉)※サイズ48、着丈115cm
コート¥95,000(ビームス 六本木ヒルズ〈タリアトーレ〉)※サイズ48、着丈115cm

ドロップショルダーにオーバーサイズといったシルエットが今らしい雰囲気のタリアトーレの「ANDY」。オーバーサイズといっても、だらっとしたシルエットではなく、計算された立体美がこのブランドの持ち味。チェスターコートの大人らしさも相まって、あなたを洗練された男にしてくれることだろう。

ソフトな風合いが魅力的なスティレ ラティーノのロングコート

コート¥270,000(伊勢丹新宿店〈スティレ ラティーノ〉)※サイズ48、着丈108cm、編集部調べ
コート¥270,000(伊勢丹新宿店〈スティレ ラティーノ〉)※サイズ48、着丈108cm、編集部調べ

ウール×ナイロン×コットンを3種類をブレンドした生地は、適度な伸縮性と柔らかな肌触りが着心地を高め、ガンクラブチェックで英国トラッドを表現した大人らしいコートだ。ラグランスリーブにゆとりのあるサイズ感できちんとトレンド感を入れつつも、英国調の落ち着いた雰囲気は余裕すら感じられる。

以上、ガンクラブチェックのロングコートを紹介した。一見すると派手に見えるが着てみるとそうでもない。2018年は英国トレンドであるが、いつ着ても違和感は全くない。無地のコートと使い分けることでコートを着る楽しみが増えることだろう。

※ここでのロング丈の定義は、およそ180cmの身長で膝丈の長さになる105cm以上とし日本サイズL、イタリアサイズ48、UKサイズ38を基準としている。※価格はすべて税抜きです。

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PHOTO :
島本一男
STYLIST :
河又雅俊
EDIT&WRITING :
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