ワインレッドともボルドーとも言われる
紫がかった深い赤…この色は、数年おきに
私の秋冬の着こなしに登場してくる色です。

ニット_1,パンツ_1,靴_1,サングラス_1
この日も日中は暖かかったので、ツインニットは肩掛け&ボタンひとつ留めで。アクセサリーと時計は、ワインレッドを引き立てる白い光でまとめてみました。ツインニット/ドゥロワー パンツ/バーニーズ ニューヨーク サングラス/ブルガリ 時計/ベダ&コー バッグ/Sans Arcidet 靴/ジャンヴィト ロッシ

今年は、久しぶりにこのワインレッドが気になって
まだ夏の終わりの暑い盛りだったのにも関わらず
カシミアでできたツインニットにひと目ぼれ。
衝動買いをしてしまいました。

合わせようと思っていた色の筆頭が黒。
黒という、ときとして重く暗くなりがちな色を
シックで知的な持ち味はそのままに
華やかに仕上げてくれるのが魅力のひとつ。
しかも今年はワインレッドのなかでも
パープル味の強い色が多いようで、
それがモード感にもひと役買ってくれそうです。

だからこそツインニットという
コンサバティブなアイテムと、定番の黒パンツでも
今年らしく見せてくれている気がします。

靴_2
傍らに落ちていた枯れ葉とパチリ。ワインレッドが秋冬にお似合いの色であることを痛感します。昨秋冬から流行継続のベルベット素材は、小物だけでも今っぽさを演出してくれる便利なアイテム。靴/ジャンヴィト ロッシ

ちなみにこのワインレッドのニットを買ってから、
偶然セールで、ほぼ同色のベルベットの靴を発見!
さらにワインレッドがベースになった
チェックのパンツも買ってしまったしだいです。

色のアイテムは、単品でももちろん効果的なのですが
同色で何点かそろえておくと、着こなしの幅が広がります。
たとえばこのワインレッドの靴とチェックのパンツに
手持ちのごくベーシックな黒タートルを合わせても、
黒が華やかに、かつ今年っぽく見えてくるかと…。

あまり意識はしていないのですが、
気になるものとの出会いから、自然とシーズンごとの
キーカラーというものが決まってきます。
私の場合、今年の秋冬はワインレッドがそれでした。

(写真/エディターH&J 文/エディターJ)

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