ワインレッドともボルドーとも言われる
紫がかった深い赤…この色は、数年おきに
私の秋冬の着こなしに登場してくる色です。
今年は、久しぶりにこのワインレッドが気になって
まだ夏の終わりの暑い盛りだったのにも関わらず
カシミアでできたツインニットにひと目ぼれ。
衝動買いをしてしまいました。
合わせようと思っていた色の筆頭が黒。
黒という、ときとして重く暗くなりがちな色を
シックで知的な持ち味はそのままに
華やかに仕上げてくれるのが魅力のひとつ。
しかも今年はワインレッドのなかでも
パープル味の強い色が多いようで、
それがモード感にもひと役買ってくれそうです。
だからこそツインニットという
コンサバティブなアイテムと、定番の黒パンツでも
今年らしく見せてくれている気がします。
ちなみにこのワインレッドのニットを買ってから、
偶然セールで、ほぼ同色のベルベットの靴を発見!
さらにワインレッドがベースになった
チェックのパンツも買ってしまったしだいです。
色のアイテムは、単品でももちろん効果的なのですが
同色で何点かそろえておくと、着こなしの幅が広がります。
たとえばこのワインレッドの靴とチェックのパンツに
手持ちのごくベーシックな黒タートルを合わせても、
黒が華やかに、かつ今年っぽく見えてくるかと…。
あまり意識はしていないのですが、
気になるものとの出会いから、自然とシーズンごとの
キーカラーというものが決まってきます。
私の場合、今年の秋冬はワインレッドがそれでした。
(写真/エディターH&J 文/エディターJ)