お金持ちになりたいなら、何をすべきだと思いますか? できることなら、模様替えをすること! いつもの空間を富裕層と同じものにすれば、意識が自然とポジティブに変化していきます。

さまざまなビジネス書の著者であり、出版社を設立し、数多くのベストセラーを世に送りだしている水野俊哉さんによると、多くのお金持ちの家には共通点が見られるそうです。

それでは、富裕層は一体どのような家を無意識で選び、過ごしているのでしょうか? 水野さんに教えていただいた、お金持ちの住宅事情をお伝えします。これから模様替えするときに真似をして、セレブの仲間入りを果たしましょう!

実はお金持ちが無意識で選んでいる「家の共通点」6選

■1:アイディアを出しやすくするために絵画や美術品を飾る

絵や美術品を飾るのは理由がある
絵や美術品を飾るのは理由がある

テレビのお宅訪問やドラマに出てくるお金持ちの家といえば、絵画や美術品が飾ってあるイメージがありませんか? これは本当で、実際の富裕層の室内にも芸術作品が飾られていることが多いそうです。

「好きな絵は毎日眺めていたいですよね。富裕層の方々はそういった絵や美術品をいつでも観ることができるように購入し、飾っています。それに、好きな絵を眺めるだけで、アイディアが出やすくなる効果もあるんですよ」(水野さん)

とはいえ、いきなり美術品を買うのはハードルが高そう。そんなときは、手軽に手に入る複製画やポストカードでも大丈夫とのこと。まずはお気に入りをひとつ見つけ、飾ってみましょう。

■2:シンプルでキレイな空間を維持するために余計な物を増やさない

物が散乱していることは絶対にない!
物が散乱していることは絶対にない!

部屋の中がごちゃごちゃしていて、整理整頓ができていない。そんなお部屋にお金持ちの方が住んでいるでしょうか? あまり想像できませんよね。やはり富裕層の方々の家は物が少なく、とてもキレイに片づいているそう。

それだけでなく、外国製の質が高い家具が並び、インテリアコーディネーターが空間をコーディネートしているお宅もあるのだとか。

「外国製の家具やインテリアコーディネーターと聞いてしまうと、真似するのは難しいかなと思うかもしれません。しかし、大事なのはそこではないんです。家具はニトリや無印良品のものでも構いません。値段が高くなくてもシンプルでキレイな空間を心がけましょう」(水野さん)

模様替えするときは、できるだけ余計な物をなくし、家具やインテリアはシンプルなものを選ぶりがよさそうです。

■3:心がキレイであるためにトイレの清潔さにこだわる

トイレそのものは最新式のウォシュレット
トイレそのものは最新式のウォシュレット

トイレや水回りはいつのまにか汚れやすいところ。お金持ちの家のトイレは常に清潔で、設備自体にもお金をかけているそうです。

「高級ホテルはトイレがピカピカで磨き上げられていますし、最新式のウォッシュレットが備え付けられています。この居心地のよさを家で実現していて、トイレもこだわるお金持ちの方がほとんどです」(水野さん)

大企業の社長は毎朝会社のトイレを掃除している、という話を聞いたことはないでしょうか。実はトイレは、心の状態が顕著に出るところ。そのため、トイレを掃除してキレイに保つことがお金持ちへの一歩と言えるでしょう。

■4:オンとオフを使い分けるためにお風呂が広い

豪華なお風呂が気持ちを切り替える
豪華なお風呂が気持ちを切り替える

富裕層はトイレだけでなく、一日の仕事の疲れを癒すお風呂にもこだわりがあります。

「富裕層のお風呂はとにかく広い。枕やテレビがあってのんびりバスタイムを楽しむ人も多いですね。やはり、オンとオフを使い分けるのが富裕層の特徴のひとつと言えます」(水野さん)

お風呂はいつもキレイに保ち、バスソルトを加えてみたり、今の季節にぴったりなゆずを湯船に浮かべてみたりしてバスタイムを楽しんでみてはいかがでしょう。

■5:節税のためのふるさと納税で入手した全国の特産品が多い

台所は全国各地の食べ物だらけ
台所は全国各地の食べ物だらけ

お金持ちのお家には全国の特産品がずらりとそろいます。お米やお肉、果物、お酒など多種多様。一体なぜなのでしょうか?

「富裕層の方々は取引相手などからお中元やお歳暮といった贈り物が送られてきますし、必ずと言っていいほど、ふるさと納税を活用しています。ふるさと納税は節税でき、とてもお得な制度。やはり、富裕層は得する情報に敏感ですね」(水野さん)

節税できるうえに、各地の名物が楽しめるふるさと納税。お金持ちへのステップのひとつとして是非活用してみてください。

■6:メンタルを整えるために有名神社の神棚を置いている

富裕層ほど神様を大事にする
富裕層ほど神様を大事にする

明治神宮や伊勢神宮、出雲大社といったパワースポットは今もなお根強い人気です。実は富裕層も神様に手を合わせる習慣があるのだとか。

「富裕層の9割は家に有名神社の神棚があります。神棚をしつらえる場合はピンキリですが、中のお社は30、40万の神棚を置いている人も。最近では、若いお金持ちも神棚を置いたり、神社に参拝したりしていますよ」(水野さん)

神様に手を合わせ、念ずることで自然と厳かな気持ちとなり、落ち着くものです。ご利益はもちろん、自分のメンタルを整えるために神棚を置いてみるといいかもしれません。

家は多くの時間を過ごす大切な場所です。ここを疎かにしてしまうと、仕事もプライベートも上手く回らなくなってしまいます。いきなり高級ホテルのような家にはできませんが、まずはビジネスホテルから目指してみるのはいかがでしょうか。

水野俊哉さん
ベストセラー作家
(みずの としや)1973年生まれ。本業はビジネス書作家。会社経営を経て「成功本50冊『勝ち抜け』案内」(光文社)でデビューし、シリーズ累計10万部を突破する。以降も「法則のトリセツ」(徳間書店)や「幸福の商社 不幸のデパート」(大和書房)など著書多数。
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この記事の執筆者
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WRITING :
冴島友貴
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