ラグジュアリーブランドの匠の技によってていねいに作られた、レザーグローブ。秋から春先まで大活躍するこれら「手袋」を、ファッション誌「Precious(プレシャス)」より厳選しました。一部では、合わせるコーディネートとともにご紹介しています。下記の5つの目次から、気になる手袋をご覧ください。

【目次】

高級ブランドのレディース手袋


【1】エルメスの手袋

しぐさまで美しく魅せる手袋はもうひとつの肌のようにフィットして
 撮影/戸田嘉昭・小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious10月号』小学館、2018年

手に指先に、ぴったりとなじんだ上質な革の手袋をはずすときの、ゆったりとしたしぐさの美しさ。いい手袋とは、そうした「動きのエレガンス」を誘い出す仕掛けのようなものです。 ひとたび手にすればわかる、しなやかな革の風合い、美しいカッティング、装飾の繊細さ、そして使ううちに、肌の一部のようになるのに、さほど型くずれもせず、きれいなフォルムを保つ丈夫さが、よい手袋のポイントです。

【2】ジョルジュ・モランの手袋

裏地がシルク張りでなめらかなはめ心地
グローブ左・右(和光〈ジョルジュ・モラン〉) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious12月号』小学館、2018年

和光で定番的に取り扱われている、1946年創業のフランスの老舗手袋メーカー製。使用しているのは繊細で薄い子山羊革。伸び感があり、手に心地よくなじみフィット感抜群なので、リピーターが多数いらっしゃるそう。

高級ブランドのレディース手袋を取り入れたおしゃれ


【1】ジョルジュ・モランの黒レザーレディース手袋×ブルーチェックコート

旬顔のチェック柄コートで上品なインパクトを。絵になるオーラを放って
ジョルジュ・モランの手袋・和光のコート・ニット・ピアス・M-filのパンツ・ベグ アンドコーのストール・マウロ・ゴベルナのバッグ(和光) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious12月号』小学館、2018年

2018-2019秋冬のシーズントレンドである「チェック柄」を配した、ウールカシミヤのコート。コート以外のレザー手袋、バッグなどをオールブラックでまとめ、チェック柄を際立たせて仕上げれば、辛口の女性らしさが引き立って。アクティブかつヘルシーな雰囲気が漂うコートだから、切れのいい細身のパンツが似合います。

【2】デンツの黒レザーレディース手袋×ブルーコート

まとうだけで心弾む美しい青色のコートは弁柄格子の建物にも映えて
手袋(ヴァルカナイズ・ロンドン〈デンツ〉)、コート(オールウェイズ〈ミカコ ナカムラ〉)、ニット(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉)、パンツ(yoshie inaba)ピアス・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、スカーフ(マッキントッシュ青山店〈マッキントッシュ〉)、バッグ(イーストランド〈マンサー・ガブリエル〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

極上のカシミヤ素材のコートは、クラシカルな品格を漂わせながら、ドルマンスリーブで快適なところが魅力。手先も冷えないように、黒の長めの革手袋でしっかりと防寒を。

【3】アルポのキャメルレザーのレディース手袋×ファーコート

カジュアルスタイルも異素材コンビファーでセンスの高さをアピール
手袋(アマン〈アルポ〉)、コート(サードカルチャー〈ブランカ〉)、ニット(トラデュイール)、パンツ(東レ・ディプロモード〈ナインティーン セブンティ〉)、バッグ(アマン〈ペリーコ〉)、靴(ウールン商会〈ペセリコ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

オフでもエレガンスを意識したいときの休日コーディネート。ローゲージニットとコットンパンツという休日カジュアルに、ファーコートをまとい、キャメルのレザーの手袋をプラスして、大人の迫力を。

黒レザーのレディース手袋コーデ


【1】アルポの黒レザーレディース手袋×大判シルクカシミヤ

大判シルクカシミアの軽やかなボリューム感がリッチなアクセントに
手袋(アマン〈アルポ〉)、コート(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、ストール(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ニット(コロネット〈エアロン〉)、スカート(ストラスブルゴ〈ザ ハイアリン〉)、バッグ(イーストランド〈マンサー・ガブリエル〉)、靴(エストネーション〈チェンバー〉)、ネックレス(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

ヘアカーフ素材の黒タイト×グレージュコート。それをつなぎ、エレガントに導くのがモノトーンスカーフ。首周りにふんわりとボリュームをもたせた巻き方で、視線を上に。レザーの手袋と足元のヒール靴は黒で統一して、シックさに拍車をかけて。

【2】ガラ グローブの黒レザーレディース手袋×白ダウンジャケット

色があふれるゲレンデだからこそリッチなモノトーンで一気に洗練される
ダウンジャケット(モンクレール ジャパン)、パンツ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、帽子(プレインピープル丸の内〈マリヤ〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン〉) 手袋(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店〈ガラ グローブ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious1月号』小学館、2019年

カラフルなスポーツウエアであふれ返るスノーリゾートでは、都会的でラグジュアリーな白がひときわ洗練されて見えるもの。美しいブルーフロストフォックスのファーが襟元にあしらわれた白いダウンジャケットのほかは、レザー手袋も帽子もモダンに黒で統一して。鮮やかなモノトーンで洗練を極めた、ウィンターリゾートスタイルです。

【3】エトロの黒レザーレディース手袋×ファー

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マント・手袋・パンツ/ともに参考商品(エトロ ジャパン) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious12月号』小学館、2018年

エスニックなペイズリー柄を大胆にあしらったカシミヤマントは、冬のカジュアルを優雅に仕上げるとっておきのアイテム。ふんわりとまとうだけで様になる華やかなシルエットに、ベージュ×黒のシックカラーと、襟元のファー、黒のレザー手袋で洗練を極めて。

茶レザーのレディース手袋コーデ


【1】セルモネータ・グローブスの茶レザーレディース手袋×グレージュコート

穏やかなグレージュグラデーションを優美にカッコよく!
手袋(東レインターナショナル〈セルモネータ・グローブス〉)、コート(カオス丸の内〈カオス〉)、パンツ(エストネーション〈エストネーション〉)、ファーストール(CHIE IMAI)ピアス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ロンシャン・ジャパン)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious1月号』小学館、2019年

淡いベージュからサンドベージュへと優しい色を少しずつ重ねた着こなしに、さらにボリューミーなセーブルのストールを加えたら、一歩進んだリッチなグレージュグラデーションが完成。それにシンプルな革の手袋を加えると、大人の余裕を漂わせる、よりエレガントな装いに。

【2】ガーラグローブの茶レザーレディース手袋×パープルコート

風情のある街を歩く日、ワクワクする気持ちを進化したダッフルに委ねて
手袋(ebure〈ガーラグローブ〉)、コート『エリザダッフル』(ゲストリスト〈グローバーオール〉)、ニット(トラデュイール)、パンツ(ゲストリスト〈レッドカード〉)、サングラス(モスコット トウキョウ)、ペンダント・リング(ステディ スタディ〈トムウッド〉)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店) 、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

優雅さの漂うパープルに加え、細身でスマートになったシルエットや、着心地のいいウールベースの素材も極上。こんな新しい印象のダッフルなら、大人の旅アウターにも最適。靴とグローブは、どんなカラーの服にも合いやすい、グレー系を選ぶと旅スタイルでの汎用性が高まります。

【3】セルモネータ・グローブスの茶レザーレディース手袋×ベージュコート

温もりのある美しさと幸せ感を高めるキャメル×プラム
手袋(東レインターナショナル〈セルモネータ・グローブス〉)、コート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ニット(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、パンツ(ロンシャン・ジャパン) 、マフラー(チェルキ〈ピノロッソ〉)、バッグ(ピエールアルディ 東京)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

ベルベットパンツやカシミヤストールなど上質素材のプラムカラーのアイテムは、キャメルコートがもつ温かな美しさを引き出してくれるので、相性抜群! ブラウンのバッグとレザーの手袋でソフトに引き締めると、こなれた印象に。

【4】エトロの茶レザーレディース手袋×カラフルポンチョ

大自然と向き合う旅だからこそ映えるネイティブ・アメリカンなジャカードポンチョ
ミックスウールのジャカードポンチョ・ニット・デニム・靴・手袋(エトロ ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious1月号』小学館、2019年

存在感のあるエスニックなロングポンチョでかっこよく決めた、冬のリゾートスタイル。さまざまなパターンのニットジャカードをパッチワークしたロングポンチョは、マルチカラーの発色がなんとも鮮やか。合わせる手袋は、シンプルなブラウン系レザーで控えめに。

【5】ガラグローブの茶レザーレディース手袋×キャメルムートンコート

キャメルのムートンは上質カジュアルの象徴。冬旅のリッチな気分を盛り上げる
手袋(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店〈ガラグローブ〉)、コート(マッキントッシュ青山店)、ジレ(CHIE IMAI)、パンツ(スリードッツ青山店)、靴(ビルケンシュトック・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious1月号』小学館、2019年

明るいキャメルが華やかな印象を与えるムートンコートの中に、フォックスファーのジレを重ねた贅を極める装い。都会の気候では、ファーをレイヤードする機会がほぼないだけに、極寒のリゾート地ではぜひ。スエットパンツもブーツも手袋も、ニュアンスのあるチャコールで優しい配色に。

かわいいレディース手袋のコーデ


【1】アニオナのライトグレーレディース手袋×ライトグレーファーストール

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フーデッドジレ・リブニット・パンツ・ストール・手袋(三喜商事〈アニオナ〉)、バッグ(八木通商〈ダニエル&ボブ〉)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/崇髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious1月号』小学館、2019年

濃淡のグレーのカシミヤニットを贅沢に重ねたレイヤードスタイルは、おしゃれを熟知した40代・50代女性の真骨頂。あえて目立つ色は入れずにワントーンで、さりげなくミンクファーをちりばめて。手袋とおそろいのカシミヤニットストールは、ミンクファーをライン状に編み込んだデリケートなデザイン。

【2】ガーラグローブのグレージュレディース手袋×グレージュファーベスト

ファーベストにロングカーディガンを重ね、軽快グレージュ・カジュアル
手袋(ebure〈ガーラグローブ〉)、ロングカーディガン(アパルトモン 東京店〈アパルトモン〉)、ラビットファーのベスト・パンツ(ウールン商会〈ペセリコ〉)、ピアス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店)、靴(リエート〈サントーニ〉) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious2月号』小学館、2018年

アウターを2枚重ねると、カジュアルは断然、リズミカルに洗練されます。そんな鮮度を上げるレイヤードにレザー手袋も合わせ、グレージュの新たな魅力に開眼!

【3】ジョンストンズのネイビーレディース手袋×シック配色カシミヤストール

シック配色のカシミアストール
ジョンストンズのストール・手袋・ホーマーズの靴(プレインピープル丸の内)、コート(ヘルノ・ジャパン)、ニット(HAUNT代官山/ゲストリスト〈HAUNT〉)、パンツ(エンフォルド)、バッグ(レキップ)、トランク(リモワ サービス) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious2月号』小学館、2018年

ラビットファーのジレをまとい、リッチな温もりを。グレー&ネイビーの2色使いのストールは、シンプルに巻くだけで、カジュアルに磨きがかかる優秀なアイテム。手袋は指が出るタイプのものを選び、旅先でのスマートフォンやチケットの扱いをスムーズに。