「長く取材を続けていると、ときどきハッとさせられる、忘れられない言葉に出合うことがあります」と、下着のプロである川原好恵さん。コルセットからの解放が女性達に自由を与えたように、ランジェリーは女性の生き方と密接な関係があり、そこにはお国柄も感じられるのだといいます。

だからこそ、ランジェリーを愛する人々が発する言葉には、女性の魅力を華開かせるヒントが隠されていたり、勇気づけられるものだったり、心に響くことが多いのかもしれません。

今回は、長年、国内外のブランドを取材されてきた川原さんの心に深く刻まれている「ランジェリー名言」を厳選してもらいました。

女性に自信を与えてくれる「ランジェリー名言5」

■1:「ランジェリーは裸に纏う、最初のアクセサリー」

by「SIMONE PERELE」CEOマチュー・グロドネル氏

SIMONE PERELEイメージ
SIMONE PERELE(シモーヌ・ペレール)

日本ではブラジャーを中心に、機能面ばかりにフォーカスされがちですが、ランジェリーは女性の魅力を高める小道具とするフランスらしい言葉。「SIMONE PERELE(シモーヌ・ペレール)」は、フレンチエレガンスを体現するブランドで、上品さの中にも、どこかセクシーな薫りが漂うデザインが魅力。このブランドらしいその言葉も、まるで貴公子のようなグロドネルCEOから発せられると、その威力も倍増します。

■2:「女のからだに手遅れはない」

by「Rue de Ryu」オーナー 龍 多美子氏

Rue de Ryu(リュー・ドゥ・リュー)

「下着専門店、『Rue de Ryu(リュー・ドゥ・リュー)』のオーナー」、「カリスマフィッター」そんな肩書きでは納まりきれないのが、龍 多美子氏。40年にわたり下着を通して女性達に生き方を説いてきた彼女だからこそ言える、説得力のある言葉。「例え50代からでも、いえ60代からでも、なりたいからだを目覚めさせることができる」と龍さん。大切なのは自分自身の中の意識。「もう、この歳だから……」そんな言い訳は、自分自身がつくっている限界だと気付かされます。

■3:「すべての女性が誘惑と快適を手に入れる、そんなランジェリーを創りたい」

by「Aubade(オーバドゥ)」ブランドディレクター マルティナ・ブラウン氏

『Aubade』ブランドディレクター マルティナ・ブラウン氏
Aubade(オーバドゥ)

フランスを代表するランジェリーブランド「Aubade(オーバドゥ)」を、グローバルブランドへとさらに発展させるべく、その手腕を買われて現職に就いたマルティナ氏。彼女の夢は「年齢、肌の色、サイズに関係なく、すべての女性がSeductive(誘惑)とComfortable(快適)の両方が手にはいるランジェリーをつくること」。

そう、誘惑のランジェリーは、決して若い女性のためだけでも、整ったボディーのためだけでもなく、すべての女性のためのもの。しかも、それは快適でなければ……今の時代が求めるランジェリーを見事に表現した言葉です。

■4:「ミステリアスで力強い女こそ、最高にセクシー」

by「ANDRES SARDA(アンドレサルダ)」クリエイティブディレクター ヌリア​・サルダ氏

『ANDRE SARDA』クリエイティブディレクター ナリア・サルダ氏
ANDRES SARDA(アンドレサルダ)

先日来日した、バルセロナ発のブランド「ANDRES SARDA(アンドレサルダ)」のクリエイティブディレクターであり創業者の娘であるヌリア氏の女性像は、さすがスペインらしく情熱的。

そして、「Triumphant(自信のある)な女こそ魅力的」とも。これこそお国柄とも言える言葉ですが、今やダイバーシティーの時代。我らが日本人女性も、こんなパッションあふれる一面を発揮されてもいいのでは?

■5:「いい下着を知っている女でモテない女に、私は会ったことがない」

by 栄進物産 代表取締役会長 関野芳信氏

Aubadeイメージ
数々のヨーロッパブランドを取り扱う栄進物産

「Aubade(オーバドゥ)」、「Chantal Thomass(シャンタルトーマス)」、「PRIMA DONNA(プリマドンナ)」と数々のヨーロッパブランドを取り扱う栄進物産。同社で、1987年に初めて下着輸入を手掛けたのが関野会長。「誘惑」をコンセプトとし「Pour Homme(男のために)」と書かれた「オーバドゥ」のビジュアルに大きな衝撃を受けたことがきっかけだったといいます。

「インポートランジェリーをはじめ、いい下着を知る女性は、内側からその魅力が引き出され、それが自信となって表れる。そんな女性がモテないはずはない」と、関野会長。ランジェリー愛に満ちた名言の数々は、業界内で“関野語録”と呼ばれるほど。その名言の続きは、またいつか……。

それぞれの格言からは、ランジェリーが女性の魅力を引き出してくれるアイテムであることを、改めて教えられます。まずは、自分に自信を与えてくれるランジェリーを見つけてみてください。

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この記事の執筆者
文化服装学院卒業後、流通業界で販売促進、広報、店舗開発を約10年経験した後、フリーランスとして独立。下着通販カタログの商品企画などを経て、現在はランジェリーを中心に、雑誌、新聞、ウェブサイトなどで執筆・編集を行なう。モットーは「ラグジュアリーからプチプラまで」。国内外の展示会・店舗を幅広く取材する。
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WRITING :
川原好恵
EDIT :
石原あや乃