上司や同僚など、身近な人に自分の自慢話ばかりされて、ウンザリした経験はありませんか?

最近、掲示板サイトやSNSで「自慢話の返し方」というトピックが話題になっています。トピックを立てた人は「小さなことでも自慢してる人って『すごい!』と言ってほしいんですよね」と自慢話をする人の心理にも寄り添いつつ、「面倒くさいけど『すごいですね』と返すのが正解でしょうか」と問いかけています。

いつも自慢話ばかりしてくる相手だと、あまり話をしたくなくなりますが、共に仕事をする相手だと無視するわけにもいきませんよね。でも、ただ我慢して自慢話を聞かされてばかりだと、こちらのストレスもたまる一方!

それでは、周囲に自分の自慢話ばかりする人がいた場合、一体どうすればうまく話をかわすことができるのでしょうか? 以下に、場の空気を壊さずに自慢話をかわす上手な言い回しをピックアップしました。困ったときはぜひ試してみてください。

イライラせずに自慢話をかわす「うまい言い回し」6選

■1:「へ~、ふ~ん。そうなんだ~」と平坦に返す

興味なさそうにするのが正解!
興味なさそうにするのが正解!

自慢話を延々とする人は基本的にこちらの話を聞いていない(聞く気がない)ことが多いですよね。一刻も早く自慢話を終わらせてもらうためには、興味ないオーラを出すことで「あれ、私の話はあまり歓迎されていない?」と気づいてもらうことが重要。

「相手の話しているテンションより低いトーンで言う」というアドバイスもありました。何を言われても「へ~」「ふ~ん」「そうなんだ~」と棒読みで返していれば、さすがに相手も自分の発言に興味を持たれていないことに気づいてくれます。

■2:心を無にして「すごいですね~」「素敵ですね~」と受け取める

我慢という大人の対応をするのもひとつ!
我慢という大人の対応をするのもひとつ!

インターネット上で多かったのが、「すごいですね~」と素直に自慢を受け止める方法。確かに、これで人間関係が円滑にまわるはず。

「『でもさー』とかで返すとムキになって自慢が続く危険がある」と指摘している人もいるように、自慢したいだけの人に反論したり自慢を否定したりすると、激昂されたり逆に自慢が長引いたりとこじれる可能性があります。

そんな危険をなくすために、「すごいですね~」と言っておくというのが結局いちばん話が早く終わるパターン。「すごいですね~」だけだと適当感が出るので、「素敵ですね~」を交互に使うのがベター! また、「感情を持たずに機械になったつもりで同じ言葉を繰り返す」という意見もありました。心を無にして対応するのがよさそうです。

■3:「そうなんだ~。あっ、そういえば……」と話題を変える

話題を変えまくって気付かせよう!
話題を変えまくって気付かせよう!

また、「そうなんだ~」と笑顔で自慢話を聞いてあげつつ、頃合いを見計らって「そういえば……」と話題を変える方法を挙げている人も。

角が立たないという意味では、最も有効なやり方ですね。あまり強引に話題を変えると、相手に不審がられてしまうかもしれないので、例えば相手が学歴を自慢していたら、「その大学の近くに素敵なカフェがあるらしいね」など、派生する話題からスライドさせるのがよさそうです。

ひたすら自慢話の後に話題を変えまくっていれば、さすがに「わたしの話は聞いてくれないんだな」と気付いてくれるはずです。

■4:「この間も言っていましたよね」と何度も聞いていることをアピールする

思いきって指摘するのもアリ!
思いきって指摘するのもアリ!

自慢話する人にありがちなのが、何度も同じ話を繰り返しているパターン。おそらくその話しか自慢のネタがないのかもしれません。それでも言いたいのでしょうが、聞かされるほうはウンザリですよね。

そんなときははっきりと、「それ、この間も言ってましたよね~」と笑顔でけん制するのもアリです! 友人など近い距離の相手なら、「それ聞いたことあるし!」「もういいわ!」と冗談めかしてツッコミを入れてしまってもいいかもしれません。

このパターンは自分の発言を片っ端から忘れているか、とくに話題がないから自慢をしているのです。ハッキリ言った方がその人のタメになります。

■5:ただひたすら「〇〇したんだ~」とおうむ返しする

何も言わずにただおうむ返しするだけ
何も言わずにただおうむ返しするだけ

他には、例えば相手が「この間〇〇したんだ!」と何かの体験を自慢してきたら「へ~、〇〇したんだ~」、誰かに会った体験を自慢してきたら「へ~、〇〇に会ったんだ~」など、とにかく相手の自慢をおうむ返しする方法も提案されていました。

ポイントは、ただおうむ返しするだけで、自分の感想や意見は言わないこと。これにより、話が盛り上がることもありません。さらに、「へ~、〇〇したんだ~。ところで……」と、3との合わせ技で話題を変えることにも成功すればしめたものですね。

■6:「すごいけど〇〇っぽいですよね」とやんわり否定する

冗談っぽく言えば空気もおかしくならない!
冗談っぽく言えば空気もおかしくならない!

相手はマウンティングしたいだけ。自分が優位になれないと気付くと、戦意喪失してくれるケースもあります。これは上級テクニックですが、笑顔で「すごいけどバカっぽいですよね」「すごいけど人に言うことじゃないですよね」などと返すのもひとつです!

最初に「すごい」と肯定しているので、雰囲気も壊れません。大人の対応をし続けて我慢の限界が来たら、この言い回しがオススメです。さりげなく毒を吐けば相手もクールダウンしてくれるので、下に見られている気がしたら試してみてください。

自慢話ばかりする人は、その自慢がコンプレックスの裏返しだったりすることもあるので、「この人の自慢にはどんな心理が……?」と人間観察のタネにするのもいいかもしれません。

または、人の悪口を言ったり、こちらのことを根掘り葉掘り聞いてくる人よりはマシだと自分をなぐさめるのもアリです。それでも、毎回自慢話ばかりでイライラしてしまう相手には、今回紹介した言い回しを使って、うまくかわしてみてくださいね!

この記事の執筆者
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WRITING :
こばやしあさみ