九州産の甘みが強い醤油と楽しむステーキ

国道246を池尻大橋から三宿に向かって歩いている、その途中に“ステーキ&バー”と書いたサインがある。その言葉に惹かれ、3階の店に向かう。

ウッディな店内

カウンター8席、8名と6名掛けのテーブルが2つある店内は気楽な雰囲気。さっそく一番人気だという「宮崎牛のお得ステーキ3種盛り合わせ」をオーダーする。

「宮崎牛のお得ステーキ3種盛り合わせ」¥3,300

この店で出す肉は“和牛のオリンピック”とも呼ばれる全国和牛共進会で何度も1位に輝いた宮崎牛。さらにオーナーの実家は宮崎で畜産業を営み、JA宮崎主催の共励会でグランドチャンピオンに輝いたほど質のいい宮崎牛を生産している。

店ではオーナーの弟である谷口陽さんがカウンターに立ち、采配をとっている。

その肉を使ったステーキは、3種それぞれの個性がくっきりと際立っている。柔らかく、脂の甘みが広がるサーロイン、さっぱりとしたフィレ、歯ごたえがあるランプ。それを岩塩、燻製ソルト、わさび醤油で味わえる。おすすめはわさび醤油。九州産の甘みが強い醤油が、肉の甘さをより引き立てる。

ステーキに合わせたい自家製の「レモンサワー」

「レモンサワー」¥650

甲類の焼酎にレモンスライスやレモンジュース、シロップなどを2日間漬け込んだレモンサワーは、レモンの香りはしっかり感じられるものの、酸味が強すぎず料理のじゃまをしない。

クセの少ない宮崎焼酎と肉寿司を

宮崎にちなんだリカーもある。芋焼酎「ひむか寿」だ。

「ひむか寿のソーダ割り」¥600

東京で置いてある店が少ないという「ひむか寿」は、芋焼酎でもクセが少ない。ソーダで割れば、よりすっきりと飲める。これとは「宮崎牛のロース肉の炙り肉寿司」を一緒に食したい。

「宮崎牛のロース肉の炙り肉寿司」一貫¥400

薄くスライスした肉の表面には、コクのある九州の刺し身醤油を塗っている。しゃりには刻んだかぶの浅漬けを入れているため、食感も楽しめる。

ベーブ・ルースが使っていた野球道具のレプリカが飾られている。谷口さんと野球の話をするのも楽しみのひとつだ

こだわりがある肉でありながら、こんなにリーズナブルに提供する店は都内にもなかなかないだろう。

渋谷・中目黒・三軒茶屋のど真ん中にあるため、店内は比較的落ち着いている。カジュアルに宮崎牛を味わいたい夜に足を運んでほしい。

問い合わせ先

  • STEAK&BAR SANKYU TEL:03-6450-9903
    住所/東京都世田谷区池尻2-34-12 シンエイ池尻ビル3F
    営業時間/月曜〜土曜18:00~28:00、日曜18:00〜24:00(日曜が祝前日の場合、月曜が日曜と同じ営業時間になります)
    定休日/不定休
    アクセス/池尻大橋駅南口より徒歩3分
この記事の執筆者
フリーランスのライター・エディターとして10年以上に渡って女性誌を中心に活躍。MEN'S Preciousでは女性ならではの視点で現代紳士に必要なライフスタイルや、アイテムを提案する。
PHOTO :
田中麻以