なんとなく去年と同じ…では一瞬にして野暮ったくなるのがスカートのシルエット。特に着崩しがちな夏は要注意です。

雑誌『Precious』7月号では特集「高橋リタさん的大人かわいい『サマー・スカート』」を展開。ブレのない上質シンプル&洗練ベーシックが人気のスタイリスト高橋リタさんならどうするの?…が聞きたくて、程よくトレンドを取り入れた「サマー・スカート」を大人かわいい2大シルエット別に提案してもらいました!

本記事では高橋リタさんが語るロングのサマー・スカートの流儀と、鮮やかな赤のロングスカートを用いたコーディネートをご紹介します。

高橋 リタさん
スタイリスト
(たかはし りた)女性誌「Precious」を中心に、各方面で活躍中。シンプル&ベーシックを基本に、こなれたカジュアル感、品のよさ、旬の気分が巧みにミックスされたスタイリング、東京と七里ヶ浜で送る洗練されたデュアルライフが幅広い年齢層の女性たちから支持を得ている。著書に「リタ的ハッピー・クローゼット」、「スタイリスト高橋リタのシンプル&洗練ルール 春夏/秋冬」、「10年愛せる10の着こなし リタ・ベーシックのすべて」、「スタイリスト高橋リタの偏愛ITEMリスト100」がある。Instagram

リゾートや週末の夜にもちょうどいい!優雅なリラックス感を誘うドラマティックなロングスカート

昨年まで流行はやっていた、夏のロングスカートにスニーカーを合わせて、ゆるっとカジュアルに着崩すスタイルには少し見飽きた気もする今。リタさんが考えるこの夏のロングスカートは、もっとラグジュアリーなこなれ感があるものです。

「モダンで素敵だなと思うロングスカートは、夏のナイトアウトを想定した着こなしに映えるもの。リゾート地で夜出かけるときや、都会で週末に夕方から友人とテラスでアペリティフを楽しむようなイメージです。

着こなししだいでシーンレスにもなるので、仕事の流れでレセプションパーティにも行けるくらい、上質な光沢や透け感、ドラマティックなボリューム感を備えたものを。

トップスは黒にして、スカートには赤やグリーンといった『夏野菜』を思わせる鮮やな色にも心惹かれます。ドレスアップしすぎないように、サンダルやフラット靴、かごバッグなど、軽やかな小物を合わせます」

洗練のモノトーンと遊び心のある配色はどちらもお手本!

大人コーデ_1,夏コーデ_1
左/ジェナ・ライオンズの配色センスは、ロングスカートの今どき感を際立たせる。右/シンプルなのに華やかなジャッキーのモノトーンは、キャロリン・べセットのロングスカートに見事に受け継がれて。(C)Getty Images

ドラマティックな赤とシックな黒ニットでミラノマダムの切れ味のよさを!

スカート_1,ニット_1,サングラス_1,ネックレス_1,ブレスレット_1,バッグ_1,靴_1
スカート¥49,500(Theory luxe)、ニット¥25,300(スローン)、サングラス¥52,800(グローブスペックス エージェント〈アーレム〉)、ネックレス[短]¥489,500・[長]¥382,800・ブレスレット、上から/¥352,000・¥305,800(ミラモア ファイン ジュエリー)、「マーク クロス」のバッグ¥126,500・「マノロ ブラニク」の靴¥143,000(ブルーベル・ジャパン)

目にも鮮やかな赤のロングスカートで華やかに。

「スカートが際立つとき、トップスは主役を引き立てる背景と考えて、ベーシックに徹します。とりわけ女らしいスカートなので、黒で凛とした佇まいに。カジュアルさはかごバッグに託し、足元は抜け感のあるレースアップシューズで華奢な足首を強調します」

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※高橋リタさんの【高】は「はしごだか」が正式表記です。

問い合わせ先

PHOTO :
長山一樹(S-14)
STYLIST :
高橋リタ
EDIT&WRITING :
藤田由美、池永裕子(Precious)