近年、競売大手サザビーズで巨大ピンクダイヤモンドが79億円で落札されるなど、人気の高まりをみせる「カラーダイヤモンド」。

その動きに拍車をかけているのが、まさに"今"。2019年に入り、ホワイトダイヤモンドの原石の価格が6%近く下降。相対するように「カラーダイヤモンド」の注目が上昇し、ジュエリー愛好家はもちろん、投資家からもこれから価格が高騰するのでは、と予測されているのです。

「カラーダイヤモンド」とはどんなもの?

自然が偶然生み出した色と、ダイヤモンドならではの透明度が特別感を際立たせます。リング/参考商品
自然が偶然生み出した色と、ダイヤモンドならではの透明度が特別感を際立たせます。リング/参考商品

その名の通り、色がついているダイヤモンドなのですが、その色はすべて自然の力によって生まれたもので、色によって成り立ちが違います。

ダイヤモンドの成分に微量に窒素が含まれるとイエローやオレンジに、ホウ素が含まれると青に。水素が含まれるとヴァイオレットになります。

また、圧によってダイヤモンドの形状が変形されると、レッドやピンク、パープル、ブラウンのダイヤモンドができます。さらに何百万年も自然の放射線を浴びることによって、緑色が生まれます。

これらはすべて偶発的に生まれるため、ダイヤモンド全体の中で、カラーダイヤモンドになる確率は、わずか1万分の1程度。美しさはもちろん、希少性の高さも人気の秘密です。

「手の届くカラーダイヤモンド」が銀座三越に大集合!

銀座三越限定の「サクラコレクション」左のリング¥2,500,000・中のバングル¥5,200,000・右のペンダント¥5,000,000(銀座三越〈スコットウエスト〉)
銀座三越限定の「サクラコレクション」左のリング¥2,500,000・中のバングル¥5,200,000・右のペンダント¥5,000,000(銀座三越〈スコットウエスト〉)

「カラーダイヤモンド」というと何千万円、何億円といったハイジュエリーに使われているイメージがありますが、私たちでも気軽にカラーダイヤモンドを手にし、その魅力に触れてほしいと考えたのが、銀座三越で宝飾のMDを担当している、上野翔太さんです。

2019年8月23日(金)~10月15日(火)の期間中、銀座三越4Fにて行われるジュエリーのポップアップイベント「インターナショナルモード ジュエリー」は、通常1Fのジュエリーフロアで行われるイベントを、4Fの特選婦人服のフロアで行うという初の試み。

サンローランや、グッチ、バレンシアガなどPreciousでもおなじみのラグジュアリーブランドを愛する方たちに、今もっともホットなジュエリーを楽しんでもらおうという、期間限定ショップです。

銀座三越限定の「サクラコレクション」左のリング¥3,300,000・右のイヤリング¥4,400,000(銀座三越〈スコットウエスト〉)
銀座三越限定の「サクラコレクション」左のリング¥3,300,000・右のイヤリング¥4,400,000(銀座三越〈スコットウエスト〉)

このイベントの目玉となるのが、上野さんが企画したカラーダイヤモンドのアイテム。世界でも珍しい、カラーダイヤモンドにこだわり続けてきたブランド「スコットウエスト(SCOTT WEST)」が、この期間限定ショップのためだけに、20~100万円台の手の届く価格帯の「銀座三越限定ライン」を用意。

「大粒で高額なダイヤモンドを得意とする『スコットウエスト』ならではのハイジュエリーから、エントリーラインまで、最旬かつハイクオリティなカラーダイヤモンドを楽しんでいただけます」と上野さん。

「スコットウエスト(SCOTT WEST)」ってどんなブランド?

原石を自社で採掘、研磨まで行い、高品質なカラーダイヤモンドにこだわわる「スコットウエスト」。リング/参考商品
原石を自社で採掘、研磨まで行い、高品質なカラーダイヤモンドにこだわわる「スコットウエスト」。リング/参考商品

ホワイトダイヤモンドを扱う一貫で、カラーダイヤモンドを扱うブランドはほかにもありますが、カラーダイヤモンドを中心に扱うブランドというのは、世界でも珍しい存在。

「スコットウエスト」は、1950年代にマックス・ウエスト氏がホワイトダイヤモンドを使うビジネスを始めたことに、端を発します。彼はヨーロッパやアフリカ、南アメリカ、アジアなど宝石の産地を歩き回り、ダイヤモンドを直接仕入れるルートを作り上げました。

そのビジネスを引き継いだ2代目のラリー・ウエスト氏は、1980年代にオーストラリアを旅行中にピンクダイヤモンドと出合います。まだカラーダイヤモンドの希少性や芸術性が世間には知られていなかったこの時期に、ラリー氏はビジネスの中心を、ホワイトダイヤモンドからピンクダイヤモンドに転換。

その後は培ってきたルートを生かし、世界中からピンクをはじめ、各色のカラーダイヤモンドを収集。研磨していない原石の状態からの製品づくりにこだわり、自社でダイヤモンドの分析やカッティング、研磨を行うニューヨークのダイヤモンドの卸の会社として、発展してきました。

「スコットウエスト」は、ラリー氏の息子、スコット・ウエスト氏が家業に参加した際に、最高の宝石を適切な価値で提供する、ジュエリーブランドとして設立されたブランド。世界中の美術館で展示を行ったり、著名オークションへの出品も多数記録するなど、ブランドとしての力を発揮しています。

「スコットウエスト」が"地金はプラチナ"にこだわる理由

プラチナのクリアな輝きがカラーダイヤモンドと引きたてあいます。リング/参考商品
プラチナのクリアな輝きがカラーダイヤモンドと引きたてあいます。リング/参考商品

「スコットウエスト」で扱うジュエリーの多くは、地金にプラチナを使用しています。

これは"プラチナ・ジュエリー”と認められるための基準が、プラチナはほかの金属に比べて全体的に純度が高く設定されていることに理由があります。

例えばプラチナ・ジュエリーで純度が低いほうである「Pt850」は、プラチナの純度85%を示しますが、ゴールドで多く使われる「K18」の金の含有度は75%です。

純度が高いということは、不純物による濁りが少ないということ。カラーダイヤモンドは、ほかの貴石や半貴石に比べて硬度が高く、圧倒的にクリアでオリジナルの輝きを放ちます。

そのカラーをより美しく際立たせるには、混じりけの少ない天然の白が輝くプラチナが最もふさわしい、と考えているのです。

さらにプラチナのメリットとして、粘度が高く、小さな爪でもしっかりと宝石を留めることができるので、繊細な表現が可能なこと。そして変質・変質しづらいので、日常生活で身につけやすいという、優れた機能面も。

プラチナ自体、1トンの原鉱石から約3gしか採取できない希少な金属ですが、希少なカラーダイヤモンドと組み合わせることで、さらにお互いの価値を高める相乗効果が生まれるのです。

今回、銀座三越の期間限定ショップで販売されるカラーダイヤモンドに使われている地金も、プラチナ。引き立てあう最高の素材の組み合わせを、直接肌で感じることができるはず。

プラチナについてさらに詳しく知りたい方は、プラチナ・ギルド・インターナショナルのサイトへ!


これからますます注目が高まるカラーダイヤモンドを、いち早く手にできる今回の期間限定ショップ。実際に目にしたら、誰しもがひと目でわかるカラーダイヤモンドのクリアな輝きに、魅了されるでしょう。1点ごとに石の表情が違うので、お早めに足を運んで、運命のカラーダイヤモンドを見つけてみてくださいね。

銀座三越4F インターナショナルモード ジュエリーポップアップ

注目のカラーダイヤモンドを身に付けられるチャンス!
注目のカラーダイヤモンドを身に付けられるチャンス!

ニューヨーク発「スコットウエスト」を始め、ギリシャの名門ジュエラー「ララウネス(Lalaounis)」、スペインを代表するコンテンポラリージュエリーブランド「ミスイ(MISUI)」など、世界で人気を誇るジュエラーによる選りすぐりのジュエリーが並びます。

開催期間/2019年8月23日(金)~10月15日(火)
開催場所/銀座三越4Fインターナショナルモード/ジュエリー
イベント公式サイト

※掲載した商品の価格は、すべて税抜です。

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この記事の執筆者
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