「2025年大阪・関西万博」いよいよ開幕!「カルティエ」が手がける『ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier』魅力あふれるコンテンツに注目
いよいよ2025年4月13日(日)に開幕を迎える「2025年大阪・関西万博」。日本で開催される万博史上最多となる160以上もの国、地域、国際機関が参加。魅力あふれるパビリオンやライブイベントは、まさに一見の価値あり! 生涯の思い出となること請け合いです。

なかでも『Precious』世代にぜひおすすめしたいのが、ラグジュアリーメゾン「カルティエ」と内閣府、経済産業省、2025年日本国際博覧会協会が共同で出展するパビリオン『ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier』。その名の通り、女性の役割に焦点を当て、未来を切り開く先見性と地球規模の発展を推進し、平等を前進させるべく、趣向を凝らしたさまざまなコンテンツが用意されています。
「ともに生き、ともに輝く未来へ」をテーマに掲げるパビリオンの魅力について、注目ポイントなどを詳しくご案内します。
建築家・永山祐子氏が手がけた “壮麗な外観” は圧巻! 世界的アーティストのエズ・デヴリン氏による魅力的なコンテンツなど【パビリオンの注目ポイント】を解説!
前回の「2020年ドバイ万博」に引き続き、今回の「2025年大阪・関西万博」においても再び、ウーマンズ パビリオンを出展するラグジュアリーメゾン「カルティエ」。パビリオンのミッションに【次世代へと受け継がれるレガシーを創造するとともに、人類の叡智を紐解き、世代を超えて共鳴する未来を築くこと】を掲げ、「ともに生き、ともに輝く未来へ」をテーマに、女性たちの体験や視点を通して、公平で持続可能な未来を志すことを呼びかけるパビリオンを展開します。

万博会場の東側「東ゲートゾーン」にある『日本館』の隣に位置する『ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier』は、日本の伝統的な木工技術となる “組子” にインスピレーションを得た、白いファサードが印象的な外観が目印に。


組子ファサードを考案した建築家の永山祐子氏は、設計当初からサーキュラリティ(循環性)とサステナビリティ(持続可能性)を強く意識し、自身が担当した前回の「2020年ドバイ万博」の『日本館』で初めて披露したユニークな組子ファサードを今回、再利用してパビリオンを設計。
7000以上ものパーツを丁寧に解体し、改めて組み直してリユースするという、過去に例をみない画期的な取り組みを実現し、多方面から高い関心が寄せられています。

前回の万博で使用した部材をリユースするサステナブルな試みについて、永山氏は、SDGs17のゴールのうち、12の【つくる責任、つかう責任】を意識したと話しており、「カルティエ」が掲げる【持続可能性とクラフツマンシップに対する揺るぎないコミットメント】をも体現しています。

2階建てのパビリオン1階の入口から歩みを進めると、まず来場者を迎えるのは、世界的アーティストのエズ・デヴリン氏がキュレーションを務めるアーティスティックな空間。ドバイ万博で、女性で初めて英国パビリオンを担当したことでも知られるエズ氏が展開する、没入型の展示空間が広がります。

作家の吉本ばなな氏をはじめ、3人の女性が語る人生ストーリーに耳を傾け、追体験しながら先へ進んでいくと…。時に、自分の人生をも振り返りながら体験できる展示内容は、ぜひご自身で存分に体感してみてください。

1階エリアを締めくくる最後の部屋では、俳優でユニセフ親善大使の黒柳徹子氏など、世界中からロールモデルとなる著名人たちが集結。訪れた人たちへ、メッセージを届けます。
150以上もの講演会やパネルディスカッションを開催! “対話” を生み出す『WA』スペース

パビリオン2階の多目的スペース『WA』では、開催期間中、グローバルな課題をテーマに150以上もの講演会やパネルディスカッションなどが予定されています(『WA』でのイベント参加には別途、予約が必要。詳しくは下記、公式ウェブサイトにてご確認ください)。
これらの充実したコンテンツのプロデュースには、日本が世界に誇る映画監督の河瀨直美氏を筆頭に、フランスの俳優で映画監督、アーティストでもあるメラニー・ロラン氏、アーティストの千葉 尋氏など、錚々たるメンバーが名を連ね、エズ氏と豪華コラボレーションを遂げ、実現へと至りました。

また、パビリオンのさまざまな場所で癒やしを与えてくれる庭園は、景観デザイナー・荻野寿也氏が手がけ、日本の移ろう四季が描写されています。さらに、パビリオンの案内係を務めるスタッフが着用する制服は、「sacai(サカイ)」デザイナー兼クリエイティブディレクターの阿部千登勢氏によるもの。調和とモダニティが表現されたユニフォームは必見です。
カルティエ ジャパン プレジデント&CEOの宮地 純氏は、まもなく開幕を迎える大阪・関西万博を前に、『ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier』について、
「2020年ドバイ万博でのコラボレーションに引き続き、2025年大阪・関西万博において再び、ウーマンズ パビリオンを出展できることを大変光栄に思います。ジェンダーに関わらず、「ともに」輝ける未来を実現するために、私たち一人ひとりに何ができるのか。ウーマンズ パビリオンでの体験が、何かを感じ、考え、行動に移すきっかけとなり、変化を加速する原動力になれば幸いです」とコメントしています。

日本のジェンダー・ギャップ指数は、世界146カ国中118位(2024年)と、決して高いとは言い難い状況となっています(世界経済フォーラム「Global Gender Gap Report 2024」より)。
ジェンダーを問わず、人々が真の平等のうちに共存し、互いに尊重し合い、誰もが自分の力を最大限に発揮できる「明るい未来」を信じて──『ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier』は、2025年4月13日から10月13日までの184日間にわたり開館されます。
問い合わせ先
- PHOTO :
- VICTOR PICON(C)Cartier
- EDIT&WRITING :
- 松野実江子(Precious.jp)