「飛鳥III」のクルーズでラグジュアリー&ウェルネスな旅を

1時間で飛べる距離を、あえてゆっくりと1日かけて進むのがクルーズの魅力。3泊程度のショートクルーズなら気軽に参加できるので、今年も船の旅に出かけました。今回は、2025年7月に就航して注目を集める「飛鳥III」に乗船しました。

乗船し、すぐに迎えてくれるのが「飛鳥III」のメインアトリウム。3層吹き抜けの開放感溢れる空間です。

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室瀬和美氏による高さ約9mもの漆芸作品が印象的なメインアトリウム。

「飛鳥III」は、まるで「洋上のアートギャラリー」。船体に刻まれる「飛鳥III」の文字は書家の矢萩春恵氏が揮毫、メインアトリウムには人間国宝である漆芸家・室瀬和美氏の壮大な作品が配されています。

著名なアーティストによる美術品や工芸作品を展示しているだけでなく、若手作家や公募で選ばれた作品がパブリックスペースなどに飾られているのも特徴です。

4デッキから12デッキにかけて、前方階段の踊り場を彩るのは、日本画家の土屋禮一氏による「飛鳥の空」。乗船するとすぐに、1階層ずつゆっくりと巡りながら作品を鑑賞しているゲストの姿もありました。

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出航!

「飛鳥III」は13階層で、キャビン(客室)はデッキ7~11の5フロアに配されています。全室海側プライベートバルコニーつきのキャビンは「ペントハウス」、「スイート」、「バルコニー」の3クラス。バスタブも全室に配されています。

最上級クラス「ペントハウス」は2タイプ6室。ペントハウスコンシェルジュが付き、最高峰のラグジュアリーステイをかなえてくれます。

「スイート」は5タイプあり、最も客室数が多い(54室)のが「ミッドシップスイート」。そのうち47室は、47都道府県を各室に割り当て、各地の魅力を五感で楽しめるようになっています。

今回は、クルーズ好きの間でも話題のこの「ミッドシップスイート」を利用。キャビンには、その地の伝統工芸作品や特産品のアメニティ、名産品のウェルカムスイーツやドリンクが用意されています。

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「ミッドシップスイート」。

私のキャビンは「埼玉県」がテーマ。狭山茶やトマトジュース、スナックなど盛りだくさん。航海中に海を眺めながら味わいました。

テーブルの上では「ニコライ バーグマン フラワーズ & デザイン」のプリザーブドフラワーボックスが迎えてくれました。飛鳥クルーズのイメージカラー、ブルーを基調とした「飛鳥III」オリジナルです。

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船内にはフラワーハウスもあり。

スイートクラスのキャビンは、冷蔵庫にスパークリングワインやビール、ソフトドリンクなどが冷えています。リビングにはキッチンシンク付きのミニバーがあり、使いやすい。

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ミニバーはドリップコーヒーや紅茶、日本茶などを用意。

出航後、キャビンに落ち着いたら、早速、バルコニーへ。スパークリングワインで喉を潤しながら、海を眺めて過ごしました。船旅の醍醐味のひとつです。

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開放感あるバルコニーで海を独り占め。

リビングとベッドルームが仕切られ、Wi-Fiも完備。ワーケーションにも向いています。

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ベッドルームからもバルコニーに出られる。
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ベッドサイドには海にまつわる書籍が置かれていた。

バスルームに大きめのバスタブが配されているのも嬉しいポイント。オリジナルのバスアメニティやスキンケアも充実しています。

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ダブルシンクで家族や友人との旅でも便利に。
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バスルームには「IUGEN」のスキンケアを用意。
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「飛鳥III」オリジナルのバスアメニティ。

バスルームに置かれたバスアメニティ・スキンケアとは別に、ベッドルームには香川県・小豆島のオリーブ農家・井上誠耕園のオリーブ化粧品のアメニティセットがありました。各所で日本を感じ、快適に過ごせる気遣いを感じました。

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「飛鳥III」×井上誠耕園コラボのポーチ付きアメニティセット。

また、最近、需要が高まっているという、おひとり様向けの「ソロバルコニー」も22室あります。

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「ソロバルコニー」。

船内で気になるドレスコードは、エレガントカジュアル。ゲストは自分の思い思いのスタイルで、船旅を楽しめるのもいいですね。

ウェルネスプログラムもラインナップ

11デッキには「飛鳥III」のアイコン的な存在「アルバトロスプール」があります。出航直後の「ボンボヤージュパーティー」はこちらで行われました。

日中はプールに入らずとも、カバナに身を横たえ、風を感じながら過ごすのも気持ちがいい。

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「アルバトロスプール」。
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潮風を感じながらリラックス。

身体を動かしたくなったら、甲板に出て、潮風を受けながらのウォーキングやランも気持ちがいいし、24時間オープンのジムもあります。

「飛鳥III」はウェルネスの要素がより充実しています。スタジオでの「エアリアルヨガ」や、12デッキにある「アスカフィールド」での「ナイトストレッチ」など、幅広いラインナップで楽しめます。

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低空やナイトなどのメニューがある「エアリアルヨガ」。
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日中はテニスなどが楽しめる「アスカフィールド」。

乗船中に「アスカフィールド」でのナイトストレッチに参加。その晩は、頭上の月を眺め、自分の内面と向き合いながらのストレッチ。身も心も緩め、夜はゆっくりと眠ることができました。

そして、12デッキの前方には展望大浴場があります。外国船のジェットバスなどは後方(船尾)にあることが多く、前方に温浴施設があるのは珍しいのだとか。

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「グランドスパ」(大浴場)は眺めのいい前方に。
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眺望のいい「サウナ」もあり。

乗船中は日中や夜、早朝など時間を変えて大浴場での湯あみを堪能しました。

キャビンのバルコニー、プールやデッキ、大浴場など、あらゆるところで海と空を感じながら過ごせるのが、クルーズ旅の魅力。

次回は、「飛鳥III」が誇る船内グルメと、すでにスパ通の間で評判になっている、「アスカ サロン&スパ」での洋上トリートメントなど航海中の楽しみを、より深くご紹介する予定です。

問い合わせ先

飛鳥III(郵船クルーズ)

TEL:0570-666-154

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この記事の執筆者
ホテルやレストラン、酒などのジャンルで積極的に取材を重ね、幅広い媒体に執筆している。 無類の泡好きで、仕事のみならず毎晩のシャンパーニュは欠かせない。美味しいもの探求家、カリグラファーでもある。
WRITING :
はまだふくこ