シャツの下には何も着用しないのが服飾のルールとされている。だが、体にフィットして、肌になじむ繊細な下着であれば別の話だ。逸品といわれる下着は、速乾性に優れた超長綿を使用し、極上の着用感を味わえるのだ。
肌着の官能性を知っている
よくにおいが記憶を呼びさますといわれる。感覚の記憶力というのはとてつもなくよくできているらしい。
肌触りのよさも一度覚えたら忘れられない感覚である。ともすれば男性は服に機能を求める傾向があるが、たとえば肌着など直接身につける衣料は、肌触りも重要な機能である。しかも、ときに、その肌触りのよさを他人とシェアする場面もでてくるかもしれない。
金融と時計の国スイスが意外や最高級アンダーウエアをよく産するというのも知っておきたい紳士的教養のひとつである。
見えない部分にもこだわりを持つのが紳士のルール。女性と同じようにメンズ下着も突き詰めれば奥が深いもの。何を買おうかお悩みのあなたには、このラペルラの肌着をお勧めする。
※価格はすべて税抜きです。※価格は2016年春号掲載時の情報です。
- TEXT :
- 林 信朗 服飾評論家
- BY :
- MEN'S Precious2016年春号『東京ジェントルマン50の極意』より
- クレジット :
- 撮影/唐澤光也(パイルドライバー/静物)スタイリスト/大西陽一(RESPECT)