去る3月1日〜10日、世界屈指のウインターリゾートとしての世評を確立した、北海道・ニセコエリアに於いて、イベント「ヴーヴ・クリコ イン ザ スノー」が開催された。
これまで、世界各地でウインターシーズンに展開されてきたというこの「ヴーヴ・クリコ イン ザ スノー」。ニセコを代表するホテルやレストラン、カフェ、クラブなど7店舗とコラボレーションしたイベントで、デンマーク語で、「人と人とのふれあいから生まれる、温かくかく心地よい雰囲気」を意味する言葉「ヒュッゲ」がテーマ。実際にニセコに身を置いてみると、さまざまなシーンで、「ヴーヴ・クリコ」の白銀の世界に温かみを与える太陽のような力を感じることとなった。
太陽のシャンパーニュ、「ヴーヴ・クリコ」
ワイン&フードジャーナリストの安齋喜美子氏の著書「葡萄酒物語 ワインをめぐるとっておきの17話(小学館)」はワインを巡るとっておきの物語を、宇野亞吉良画伯の書き下ろしイラストで飾った、美しい一冊。その巻頭で紹介されているのが、太陽のシャンパーニュとも呼ばれる「ヴーヴ・クリコ」だ。
「レストラン&カフェ タンタ・アン」
ニセコのスキーゲレンデ下にある「レストラン&カフェ タンタ・アン」では、「クリコイエロー」と呼ばれるオレンジがかったイエローでショーアップされたラウンジが登場。「ヴーヴ・クリコ イエローラベル」や「ヴーヴ・クリコ ローズラベル」のウエルカムドリンクは、白一色の世界に鮮やかな色合いをプラスしている。
「レストラン アスペルジュ HANAZONO」
ディナーは、北海道を代表するフレンチレストランのひとつ、美瑛町に本店を構える「アスペルジュ」が冬季のみ営業するスペシャルダイニング「レストラン アスペルジュ HANAZONO」へ。ヴィンテージを含む、「ヴーヴ・クリコ」4種とのペアリングを、北海道産の食材を使った皿で賞味。シャンパーニュのみで通すスタイルで、アワビからビーフまで、素晴らしいマリアージュを堪能でき、「ヴーヴ・クリコ」というメゾンが持つ豊かなる可能性を、存分に味わった。
モナコやパリと変わらぬ社交の場
マリアージュと言えば、「ヴーヴ・クリコ」は結婚につながるエピソードも豊富に持っている。そのひとつ、1956年にモナコ公国のレニエ大公と結婚したグレース・ケリーのエピソードを、前述の安齋喜美子氏の著書から引こう。
「1956年4月18日。この時、結婚式で開けられたのが、彼女の生まれ年の葡萄で造られた『ヴーヴ・クリコ ヴィンテージ・リザーヴ 1929』だった。(中略)当時の(女優時代の)友人は、グレースがリラックスする時には必ずシャンパーニュを飲んでいたと述懐している」
モナコが夏場の社交界なら、サンモリッツやクールマイユールなど、ヨーロッパのウインターリゾートもまた、セレブリティの社交の場で有り続けてきた。昼間はアクティブに雪を楽しみ、夜は一転してゴージャスなワードローブに身を包んだセレブリティたちの、モナコやパリと変わらぬ社交の場となる。
「Powder Room NISEKO」
名作『女王陛下の007』などにも活写されている欧州のウインターリゾートが、「ヴーヴ・クリコ」のサポートを得て、現代のニセコを舞台に現出している、そんな感覚に襲われたのが、ニセコのクラブシーンで最もお洒落なゲストが集うと評判の「Powder Room NISEKO」。
日本というよりは、イタリアやフランスのリゾートを思わせるようなインターナショナルな雰囲気を堪能した。ここでも、「ヴーヴ・クリコ」の持つ、太陽のようなポジティブなオーラが多くのゲストを惹き付けていた。これがこのイベントのテーマでもある、「ヒュッゲ」が具現化された瞬間だったように思う。
イベント「ヴーヴ・クリコ イン ザ スノー」は、「ヴーヴ・クリコ」が持つハッピー・オーラを振りまいて、ウインターリゾート・ニセコに、春の到来を告げる先駆けとなったようだ。
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- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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