美術館内にある本格フレンチレストランは昼も夜もおすすめ!
六本木の国立新美術館で開催中の「ウィーン・モダン展」では、19世紀末から20世紀初頭にかけてのグスタフ・クリムトやエゴン・シーレらが活躍した黄金期と世紀末美術が誕生するまでの過程にフォーカス。すでに鑑賞済の人でも、再び訪れたくなる魅力的な美術展です。
クリムト、シーレが活躍した近代芸術の誕生を時系列で追う!「ウィーン・モダン」展が開催中
その感動をじんわりと噛みしめるのには、美術館内にあるレストランがおすすめ。国立新美術館の3階にある「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」では、ウィーンの郷土料理や展示作品にちなんだ特別コースを提供しています。
そもそも「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」は、国内ではまだ珍しい美術館内で本格的なフランス料理がいただけるブラッスリー。現代のフランス料理を築き、昨年他界したポール・ボキューズの「フランス料理の素晴らしさを次世代に広めたい」という想いから1994年にフランス・リヨンに展開した手ごろな価格のブラッスリーの味をそのままに、2007年に誕生した日本での1号店です。リヨン料理を中心に、クラシックなフランス料理が、ランチは¥2,200から、ディナーは¥3,800からの手ごろな価格でいただけます。
「ウィーン・モダン展」展示の出口の前にあるエレベーターに乗って3階に行くと、そこに広がる円形のレストラン。自然光が天井からはもちろん、足元からも差し込む構造で、昼はもちろん、夜は美術館も閉館し、明かりが限られるなか暗闇にぼんやりと浮かぶ宇宙船のよう。


ウィーン文化にインスパイアされたフレンチコース
「ウィーン・モダン展」の会期中限定で登場しているのが、こちらのウィーンの郷土料理と煌びやかな文化にインスパイアされた特別コースです。こちらのオープンから携わっている料理長の植田 潤さんが「ウィーン料理」をテーマに、4品のコースを考案。
なかでもランチ・ディナー共通でいただける「スズキのロースト オレンジ風味のブールブランソース ホワイトアスパラガスとほうれん草のエチュベ」は、展示作品のマクシミリアン・クルツヴァイルの《黄色いドレスの女性(画家の妻)》をモチーフにイメージしてつくられた一品。
ふっくらとした身のスズキに白ワインとバターでつくるフランス料理伝統のブールブランソースを合わせたところに、ドレスのようにパートブリックを纏わせています。旬のホワイトアスパラガスで大胆に腕を広げた女性の美しさをプレートの上に再現しています。
こちらのコースは4品¥6,800(税別)で2019年8月5日(月)までの限定で提供中。11時〜16時までのランチタイムは、前菜・魚料理・デザートの3品を含むウィーン・モダン展特別ランチコース¥4,800(税別)。






館内にある3つのカフェでもコラボメニューを展開中
国立新美術館内には地下1階、1階、2階と3つのカフェがあり、そちらでもコラボメニューを展開しています。2階の「サロン・ド・テ ロンド」では、同じくマクシミリアン・クルツヴァイルの《黄色いドレスの女性(画家の妻)》をモチーフにしたデザートプレートがいただけます。黄色いドレスをパッションフルーツとチョコレートのムースケーキで表現していて、コーヒーまたは紅茶がセットで¥1,400(税別)。



問い合わせ先
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ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ
営業時間/ランチ11:00〜(16:00 L.O.)、ディナー16:00〜21:00(19:30 L.O.)、金曜ディナー16:00〜22:00(20:30 L.O.) - 定休日/毎週火曜(祝日の場合は翌日に振替)
- TEL:03-5770-8161
- 住所/東京都港区六本木7-22-2 国立新美術館3F
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 北本祐子