スタイリスト髙橋リタさんの書籍、『RITA’S BASIC 10years 10styles「10年愛せる10の着こなし」リタ・ベーシックのすべて』が、2019年5月24日(金)に発売されました。

働く女性に人気の女性誌Oggiで、2006年から13年続いた最長連載「リタ・ベーシック」に掲載された、リタさんが提案するスタイルをすべてまとめた必読の1冊です。

まずは「リタ・ベーシック」について説明しておきましょう。「クリーン・知的・品格」、常にこの3つの軸を満たしていることがリタスタイルの絶対条件であり、永遠のルール。それをベースに、ベーシック/モード/カジュアルという異なるベクトルをかけ合わせ、コーディネートを完成させる―それが「リタ・ベーシック」の真髄といえます。

「10年たっても好きな服、好きな着こなしは案外、変わらない」が
リタ・ベーシック

左/リタさんの不動の定番・ネイビーのニットと相性抜群で、いいアクセントになるのがパールやシルバーが放つ「白い光」。10年前のパールをシルバーのチョーカーに変えたくらいで、ラフなデニムや女らしいバレエシューズをミックスするという着こなしの構成は、今も変わりません。knit:SLOANE、denim:upper hights、bag:YAHKI、necklace:Ron Herman Jewelry、hat:Super Duper Hats、bangle:PHILIPPE AUDIBERT、shoes:Repetto [2016年Oggi12月号] 撮影/江原英二、右/カジュアルなデニム、ガーリッシュな靴、クラシカルなパールやスカーフ。「クリーン、知的、品格」という私が最も大切にしている3つの軸を体現するネイビーのニットが、多彩なベクトルをもつアイテムたちをさらっと心地よくまとめてくれます。denim:Rock&Republic、knit:LA FONTANA MAGGIORE、bag&shoes:TOD’S、skirf:PINTO、necklace:Nathalie Costes [2006年Oggi10月号] 撮影/水田 学

こちらの写真、左は2016年、右は2006年です。リタさんの定番的存在であるネイビーのニットに、デニムとフラットシューズを合わせるといった着こなしの構成はまったく変わっていません。これこそ「ぶれないおしゃれ」を提案する「リタ・ベーシック」です。

Precious.jpでは、その最新書籍から、「リタ・ベーシック 基本のき」をピックアップしてご紹介します。リタさんがつくり出すスタイリングの基本にあるルールとは? 流行に関係なく「いつでも素敵」に見えるメソッドを学びましょう。

「リタ・ベーシック 基本のき」4つの鉄則とは?

■1:シーンレスなおしゃれであること!

とことん辛口でドレッシーなタキシードジャケットはドライなコットンのTシャツとデニムではずして。そこにパールの艶を投入。どこでも映えるスタイルに。jacket:TONELLO、T-shits:ATON、denim:MOTHER、bag:PIERRE HARDY、necklace&bangle&ring jewelry:TASAKI、shoes:Manolo Blahnik [2017年Oggi9月号] 撮影/生田昌士

リタさんにとっておしゃれの大前提は、「自分が心地よくいること」。どんなシーンでも気後れせず、誰に会っても自信をもって過ごしたいから、ということがその理由だそうです。

今を生きる女性たちは、本当に忙しいからこそ、どんな場面でも対応できる「シーンレス」な着こなしが必要。リタさんが理想とするのは「いつでも素敵」に見える女性だといいます。

■2:足元はフラット靴

ドラマティックな黒スタイルを無難に見せず、洗練させるのが真逆のイメージをもつメンズ靴。パールの艶やVネックの色気をきゅっと締め、より印象的に。coat:ASTRAET、cardigan:ASTRAET・skirt:ASTRAET、bag:Maryam Nassir Zadeh、necklace:GRANDMATIC、shoes:Robert Clergerie [2017年Oggi12月号] 撮影/生田昌士

リタさんのファッションポリシー「シーンレスなおしゃれ」を支えるのはフラット靴だといいます。女っぽいスカートにメンズ靴、辛口カジュアルに可憐なフラットパンプス、というようにテイストMIXすれば、より幅広い場面にマッチできるそうです。一日中いつでも「心地よい」おしゃれを叶えてくれるといいます。

■3:メンズのおしゃれが憧れ

メンズの作業着にルーツをもつダッフルコートは「リタさんっぽい!」と言われる服のひとつ。このローファーも、リタさんのコーディネートルームに常駐する一足。coat:GLOVERALL、pants:MOTHER、bag:eb.a.gos、pierce:unoaerre、shoes:JM WESTON [2018年Oggi11月号] 撮影/生田昌士

「男の人がグレーのフランネルのスーツを着ている姿がたまらなく好き」とリタさん。それは幼いころから、トラッドがリタさんのおしゃれのベースにあるからだといいます。理想とするのはエネルギッシュな男らしさではなく、年上の男性の装いだそうです。

■4:3つの神小物

公私ともに愛用し続けている3つの小物は、「リタ・ベーシック」をうくる上で必要不可欠なアイテムといいます。着こなしをリタさんらしく彩る、立役者的な存在です。

パールジュエリー

「パールジュエリー」メンズライクなニットに、カジュアルなデニムに。白く清楚な光と艶を放つパールは、あらゆる着こなしに品格と「王道であることの強さ」をもたらします。最近は、モードなデザインのものを選ぶことが多いそう。jewelries:TASAKI [2018年Oggi9月号] 撮影/生田昌士

着こなしにひとつプラスすることで、華やかなアクセントになるパールジュエリー。トレンドに関係なく、「リタ・ベーシック」には欠かせることのない小物のひとつになっています。

カルティエのタンク

「カルティエのタンク」自他ともに認める「タンキスト」=タンクウォッチの愛用者。なぜなら「クリーン・知的・品格」を兼ね備えているのが、この時計だから。なかでも最も正統派の「タンク ルイ カルティエ」が本命。イエローゴールド×黒アリゲーターストラップをバリエ違いで所有。watch:Cartier 撮影/佐藤彩

永遠に変わらぬ魅力から、プライベートで最も使用頻度が高い時計が、黒アリベータ―ベルトのタンクだそうです。

かごバッグ

「かごバッグ」かわいさ、カジュアルさというよりもクラシックな要素を司るアイテムが、リタさんにとってのかごバッグ。だからこの「エバゴス」をはじめ「カパフ」など、かちっとしたつくりとグッドガールな雰囲気を併せもつものをセレクト。いくつあっても、まだまだ欲しい! bag:eb.a.gos [2016年Oggi12月号] 撮影/佐藤 彩

かごバッグを春夏だけでなく、真冬スタイルにも合わせてこなれた雰囲気をアピールするのが、リタ流スタイリングの鉄板ルールに。

この4つが「リタ・ベーシック」の着こなしを生み出すための基本ルールです。シーンレスな着こなしを実現するために必要なのが、「フラット靴」「メンズのおしゃれ」「3つの神小物」によるテイストミックス。まずここからマスターして、シンプルでありながら表情豊かなコーディネートをつくり出すことを楽しみましょう。

10年前も10年先も色褪せない、リタさんの好きな10の着こなしがこの1冊に!
『RITA’S BASIC 10years 10styles「10年愛せる10の着こなし」リタ・ベーシックのすべて』

『RITA’S BASIC 10years 10styles「10年愛せる10の着こなし」リタ・ベーシックのすべて』¥1,500(税抜) 発売中(小学館)

ご紹介した「リタ・ベーシック 基本のき」にはじまり、リタさんが変わらず提案し続けた、10の最愛スタイルは見逃せません。Oggiの連載で紹介するたびに好評だった雑貨やグルメも、洋服と同じくらいこだわりや思い入れがあるものを厳選してお見せしているので、必読です。

 
髙橋リタさん
スタイリスト
(たかはし りた)シンプルベーシックをベースに、旬の気分が絶妙に反映されたスタイリングが幅広い年代の女性から支持されている。大人のラグジュアリー誌『Precious』でも、本当に素敵なものを選ぶ独自の審美眼に信頼が集まっている。
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この記事の執筆者
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EDIT&WRITING :
佐野有紀