桐島かれんと夫、上田義彦さんの葉山の別荘

2年かけて改装したこの葉山の別荘は、家の中もずいぶん手を入れています。ダイニングキッチンは、夫(写真家・上田義彦さん)が見つけてきた古民家の太い梁を組み、暖炉は同じく梁と地元の佐島石でつくりました。特徴的な床は、海外のホテルで見て素敵だったデザインを、私がアレンジして大理石でつくったもの。

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女性は食卓の上のテーブルウェアとか、細かいところにこだわることが多いと思いますが、私は比較的、家そのものや部屋など、広い空間にこだわるほうです。夫はさらに空間が広くて、庭も含めてこだわっています。室外機が家の外観を損ねるということで、クーラーはこのダイニングキッチンにだけ許されていて、寝泊りしている母屋には、いっさいないんですよ。

だから私がこの葉山の別荘でいちばんお気に入りの場所は、このダイニングキッチン(笑)。キッチンそのものは、新しいシステムキッチンを採用しているのですが、韓国の欄間のような木工細工に合わせて収納をつくったり、クーラーもその欄間のようなもので目隠しをしたり、さらに古く見せるような演出をして統一感を出しています。

別荘の庭でくつろぐ桐島かれんさん

ここまでこだわって手を入れ続けた別荘ですが、実は、私は売ってしまってもいいと思っているんです。子供たちが大きくなって、ここに来る回数も減ってきました。家は使わないと意味がないですから。私はあまり所有欲がなく、その時々に合わせていちばんしっくりくる家が好きだから、老後はホテル暮らしがいいなと思っているくらいなんですね。

でも夫はやはり男性ならではというか、この別荘も「自分の城」という思いがあって、手放す気はないんじゃないかな。別荘に来ると半日は庭の手入れや掃除でつぶれますし、大変なんですけどね(笑)。

東京では、12年ほど前に、建築家の坂茂(ばん・しげる)さんにお願いして、新築でモダンな家を建てました。でも、家って終わりがないんですね。建てたら建てたで住みにくいところが出てきて、今も東京の家は改装を続けています。人生のさまざまなフェーズによって快適な家というのは変わっていくと思うので、最適な状態にしていくことは私のライフワークなのかなと。

ヴェネチアングラスのライト

別荘のあちこちにあるライトは、古い時代のものを探してすべて変えています。こちらはアンティークのヴェネチアングラス。

木工細工など旅先で買い求めたものたち

こちらは、若いときの旅の思い出コーナー。欄間みたいな木工細工など、今でも好きなものはあまり変わっていませんね。

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この記事の執筆者
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桐島かれんさん モデル・女優
2017.7.8 更新
1964年生まれ。1986年大手化粧品会社のイメージキャラクターに起用され、脚光を浴びる。以降、モデル、女優、歌手、ラジオパーソナリティとマルチに活躍。1993年に写真家の上田義彦と結婚、四児の母である。ブランド「ハウスオブロータス」クリエイティブディレクター。 好きなもの:花、ワイン、動物、マティス、ビートルズ、かご、旅、市場、夏、ホテル、ワンピース、ビーチサンダル、ジョン・アーヴィング、ジム・トンプソンの家
公式サイト:ハウスオブロータス公式サイト
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クレジット :
撮影/道用浩一 ヘア&メイクアップ/重見幸江(gem) 構成/安念美和子