大人のナチュラルメイクはどうつくる?【第2回】アイライン編
簡単にできる! 手抜きに見えない! 若々しく見える! Precious的大人のナチュラルメイクを考えるこの企画。2回目は、アイラインです。
【第1回】盛りメイクは老けを呼ぶ。「抜いて」「効かせる」バランスで若々しく!
重く下がってしまったまぶたを引き締めるには、アイラインが不可欠だけど、がっつり囲んでしまうと怖く見えてしまいます。目を適度に引き締めながら優しさを出すには、「引いてからぼかす」ワザが有効です。
黒の囲みラインは老けを呼ぶ。ブラウンのラインでナチュラルに引き締めて!
ちなみにみなさんはどんなアイラインでどのように描いていますか? まさか、黒のリキッドライナーで目の周りをぐるりと囲む「パンダ目メイク」(なつかし~)、なんてしていませんよね?
弱ってしまった目力を取り戻そうと、黒で締めすぎてしまうのは逆効果! 目のフレームが強調されてかえって小さく見えてしまいます。ナチュラルに目をぱっちりさせたいなら、ブラウンの2色使いが正解! ブラウンには、奥行感を出しながら優しい印象に見せる効果があるのです。
ブラウンの2色使いで、引き締め+ニュアンスを!
黒のリキッドライナーはキリッとさせたいアイメイクのときには有効ですが、今回のテーマは「大人のナチュラル」なのでペンシルタイプを使います。色はダークブラウンとパールブラウンの2色を用意しましょう。
ダークブラウンは上まぶたの引き締め用に、パールブラウンは目尻のニュアンス用に使います。
■PROCESS1:ダークブラウンを目のインサイド(粘膜)に入れる
年を重ねるとまつげもやせて減るせいか、まつげとまつげの間にすき間が生まれます。正面から見たときに白い粘膜が見えてしまうと、目がぼやけてしまう原因に。まずは、この部分をダークブラウン(ナチュラ グラッセ)のペンシルで埋めましょう。
たるみでまぶたが目にかぶって見えにくい場合は、指でまぶたを軽く引き上げると描きやすくなります。ペン先をまつげの下側から入れたら、左右に小刻みに動かしましょう。ここにしっかり色が乗るだけで、輪郭がくっきりするのがわかります。
■PROCESS2:まつげの上にダークブラウンのラインを重ねる
PROCESS1でまつげの間を埋めたので、今度はまつげの上から太さを出します。太さの目安は、目を開けたときに茶色が少し見えるぐらいが理想。太く入れ過ぎてしまうと二重の幅がつぶれてしまい、逆に目が小さく見えてしまいます。ラインはあとからぼかすので、多少ガタついていてもOK。線は一気に描こうとはせずに、ペン先を小刻みに動かしてしっかりラインを入れましょう。
ラインは目のフレーム通りに引いていき、目尻から5mmぐらいはみ出たところで止めます。そのとき下がったまぶたを矯正しようと目尻を不必要にハネ上げてしまうと、古くさい印象になってしまうので気をつけて!
■PROCESS3:2で引いたラインを綿棒でぼかす
今回はナチュラルがテーマなので、2でラインがうまく描けた人も必ず綿棒でぼかしましょう。目頭から目尻に向かって、ラインの上側をそっとぼかすイメージで。こうすると目の際にはラインがしっかり引かれ、ラインの上側はグラデーションになり、まるでシャドウラインのような仕上がりに。これだけで目に奥行感が出ます。
■PROCESS4:下まぶたの目尻寄りにパールブラウンを入れる
「ナチュラルに仕上げたいから、下まぶたにはアイラインを入れません」これはNGです。大人のアイメイクはバランスが大切。下まぶたにも必ずラインを入れましょう。
ただし、入れるのは目尻から1/3ところだけに。全体に入れて囲んでしまうと締まりすぎて、目が小さく見えてしまうからです。色は上まぶた同様ダークブラウンでもいいのですが、パール入りのブラウン(THREE)を選択すると、目尻にニュアンスが生まれ華やかな印象になります。ここもあとからぼかすので、多少ガタついても気にせずに大胆に入れましょう。
■PROCESS5:最後に綿棒でぼかすのを忘れずに!
下まぶたは、目尻から目の中央に向かってぼかしていきます。こちらはラインの下側をぼかすと、グラデーションがつきます。パール効果でまばたきするたびにキラキラ輝いて、ぼやけたまぶたが明るく見えますね。
ブラウンのアイラインの入れ方を、動画で解説!
問い合わせ先
- THREE TEL:0120-898-003
- NARS JAPAN TEL:0120-356-686
- ネイチャーズウェイ(ナチュラグラッセ) TEL:0120-060-802
- M・A・C(メイクアップアートコスメティクス) TEL:03-5251-3541
シリーズ「大人のナチュラルメイクのつくりかた」
- 【第1回】アイシャドウ編:盛りメイクは老けを呼ぶ。「抜いて」「効かせる」バランスで若々しく!
- 【第2回】アイライン編:アイラインは「引いてからぼかす」と、優しく見えて&目力もアップ!
- 【第3回】マスカラ編:若々しい目元が取り戻せる!「薄いまつげ」が甦る、マスカラの根元密度の上げ方
- 【第4回】アイブロウ編:細眉は老けを呼ぶ。ふわっとソフトな太眉でマイナス5歳眉を目指して!
- 【第5回】チーク編:チークは「2色使い」で、肌の透明感と血色感を取り戻せる!
- 【第6回】リップ編:くすみが目立ち始めた40代、「赤リップ」さえあれば、顔立ちまで華やかに!
シリーズ「大人の肌づくり」
- 大人の肌づくり[全体解説編]はこちら
- 大人の肌づくり[1回目:下地編]はこちら
- 大人の肌づくり[2回目:ファンデーション編]はこちら
- 大人の肌づくり[3回目:コンシーラー編]はこちら
- 大人の肌づくり[4回目:フェースパウダー編]はこちら
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- MOVIE :
- フラッグシップオーケストラ
- HAIR MAKE :
- 高橋里帆(Happy Star)
- MODEL :
- 二ノ宮和歌子
- DIRECTION :
- 若松真季