「中目黒ブックセンター」で見つけた、英語圏の文化に触れられるワンランク上の「読む」語学本

「中目黒ブックセンター」の英語圏の文化に触れられるワンランク上の「読む」語学本コーナー

街の本屋さんといった温かい雰囲気もありながら、感度の高い中目黒住民から愛され続けている「中目黒ブックセンター」。

最近、語学本の売れ行きが好調だと店長の大谷さんは言う。「若い女性を中心に韓国語の本も売れていますし、オリンピックに向けて外国人へのおもてなしのための英語本も出ています。外国語を学び直したいという大人が今まで以上に増えていて、関連本も活気づいていて。岡田光世さんのエッセイ『ニューヨークの魔法は終わらない』はシリーズを通して売れていますが、英語のワンフレーズもあり自然と語学が身につくもの。緊急復刊された『日英語表現辞典』も好調です」。

どの本も、ただ英語を学び直すというより、ネイティブな英語を身につけるワンランク上の語学本。英語初心者でも、外国の文化に触れることができる読み物として十分、楽しめるのもいい！

■１：英語の思考法を身につけてネイティブを目指す「伝説的辞典」が復刊！
『日英語表現辞典』

『日英語表現辞典』著・編＝最所フミ 筑摩書房 ￥1,500（税抜）

2004年に発売され、その後絶版となっていたがTwitterで「どうしても読みたい」との声が広まり、前代未聞の復刊へ。現代英語のなかから、日本人が誤解しやすいものや英語理解の糸口となるものだけを厳選し、解説する。

■２：超効率的な英単語習得は「語源」を学ぶことだった
『見るだけで語彙が増える 英単語の語源図鑑』

『見るだけで語彙が増える英単語の語源図鑑』著＝清水建二、すずきひろし 絵＝本間昭文 かんき出版 ￥1,500（税抜）

英単語を覚えるための単語集は星の数ほどあれど、ここまで語源に特化したものは少ない。1単語につき1イラストがついたポップな印象だけれど、語源がもつ抽象的な概念を共有するのにひと役買っている。英単語の語彙が劇的に増えること必至。

■３：ニューヨーカーたちとの小粋な会話が楽しい！
『ニューヨークの魔法は終わらない』

『ニューヨークの魔法は終わらない』著＝岡田光世 文春文庫 ￥830（税抜）

N.Y.在住の著者が、街角で出会った人々とのネイティブな英会話とともにつづる人気エッセイシリーズの最終巻。個性的でお節介なニューヨーカーとの交流に、温かい気持ちになれる。

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※本記事は2019年8月7日時点での情報です。

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本庄真穂
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