ビジュアルだけじゃない!未体験なおいしさに出合えるかき氷
芸術品のようなビジュアルと、斬新な組み合わせのフレーバーが話題のかき氷を食べられるお店が、東京・北品川にあります。その名も「甘味処 いちょうの木」。
京浜急行の北品川駅、または新馬場駅からおよそ徒歩5分。コチラの看板が目印です。
他ではなかなか出会うことのできないユニークな味のかき氷を求めて、平日でも多くのお客さんで賑わっている「甘味処 いちょうの木」。お店に入るまでに待ち時間が発生する日も少なくないため、土曜日は完全予約制にするほど、人気のかき氷店です。
店内は、振り子時計や鉄瓶などが飾られており、どこか懐かしいレトロなムードが漂います。女性店主の今智子さんがひとりで切り盛りしていて、おひとりさまでも気兼ねなく楽しめる雰囲気です。
そんな「甘味処 いちょうの木」で、一度は食べたいおすすめのかき氷を3つ、ご紹介します。
■1:塩気のある抹茶チーズクリームがクセになる!「紫陽花」
上品で華やかな見た目の「紫陽花」は、蔵王チーズを使用した抹茶クリームが特徴のかき氷。
抹茶にチーズと聞くと、その斬新な組み合わせにビックリする方もいるかもしれませんが、それぞれのコクが嫌味なくマッチし、塩味と甘味のバランスが絶妙のクリームです。
コーヒーと黒みつをかけたかき氷と一緒に口に運ぶと、濃厚な抹茶チーズクリームもサッパリと食べられます。
かき氷の上にトッピングされた色とりどりの紫陽花の花びらは、ちゅるんとした舌触りの寒天。弾力のあるゼリーのような食感です。
底の方にはスッキリとした味わいのミントシロップが仕込まれているので、最後まで飽きずに食べ進められます。ちょっとしたサプライズのような味の変化を楽しめるのも、コチラのお店のかき氷の魅力です。
■2:夏に欲する甘酸っぱさ!サクサク生地がアクセントの「プラムクランブル」
カラフルな寒天が夏らしい見た目の「プラムクランブル」は、イギリス生まれのお菓子「クランブル」をモチーフにしたかき氷。
クランブルとは、フルーツの果肉を煮詰めたものの上に、カスタードと小麦粉、バターで作るポロポロとした生地をのせて、オーブンで焼く料理です。
スプーンで表面のかき氷を思い切りすくってみると、果肉を煮詰めたスモモとカスタード、ザクザクの生地が顔を出します。なめらかなカスタードに食感のいい生地、そして甘酸っぱいスモモを一緒に食べると、上質なスイーツのようなリッチな味わいが楽しめます。
さらに、底の方にはレモンミルクのかき氷が仕込まれており、スモモの程よい甘酸っぱさと相まって、爽やかなおいしさが口の中に広がりますよ。
■3:味の変化が次々と楽しめる!「蔵王チーズサングリア」
ちょこんとのった月のクッキーと、オーロラのような模様のチョコレートが幻想的な「蔵王チーズサングリア」は、味変の連続を楽しめるかき氷。
食べ始めは、コクがありつつもサッパリしている蔵王チーズクリームとピーチシロップのかき氷の組み合わせで、爽やかな甘さを味わえます。また、クリームには岩塩、かき氷には黒糖ニブがトッピングされており、ほんのり塩気と苦味を感じられます。
下の方に食べ進めると、メロンの果肉とサクサクのフレークが登場。ピーチシロップがメロンに染みて、フルーティーな味わいと食感を賞味できます。
最後は、赤ワインで煮詰めたりんごが顔を出し、大人な味わいに変化。“味変”が次々にやってくるので、あっという間にペロリと食べられますよ。
かき氷フローチャートで好みぴったりのかき氷と出合える
ご紹介した3種のかき氷以外にも、「かぼちゃタルト」や「ブルーチーズレアチーズ」など、変わり種のフレーバーを含む、20種類以上のメニューがそろう「甘味処 いちょうの木」。
どのかき氷をオーダーするか迷ってしまいそうな方向けに、自分好みのかき氷を見つけられる「フローチャート」が用意されています。食べ物の好みに沿って導き出せるので、初めてお店を訪れた人も安心です。
斬新な組み合わせのかき氷は、すべて店長の今さんが開発したメニューです。ユニークなフレーバーのかき氷が生まれたキッカケは、「何気なくかき氷にメープルシロップをかけてみたらおいしかったので、色々とアレンジを加えてみたくなった」と語る今さん。
試行錯誤して作り上げたかき氷はファンも多く、一度の来店でふたつのかき氷を楽しんで帰るお客さんも、珍しくないのだそうです。
クリエイティブにかき氷を作る今さんのセンスは、グッズ作りにも活かされています。店先に展示された、かき氷をモチーフにしたTシャツやトートバッグは、すべて公式サイトにて購入が可能。普段使いしやすいシンプルなデザインがそろっています。
芸術品のようなビジュアルだけではなく、食べる人をあっと驚かせる斬新なかき氷を楽しむことができる「甘味処 いちょうの木」。見た目・味ともに満足できる未体験のおいしさをぜひ、味わってみてはいかがでしょうか?
問い合わせ先
- 営業時間/11:30〜17:00
定休日/7月〜9月は木・日曜日、10月〜6月は木曜日
TEL:090-8818-2835
住所/東京都品川区北品川1-28-13
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 文希紀