「素材を大切にして、丁寧につくられた日本のいいものに、今改めて注目したい」という建築家の半谷仁子さんがおすすめしてくれた、インテリアアイテムをご紹介します。本記事でご紹介するのは、彫刻家・イサム・ノグチさんがデザインした照明器具です。

和紙を通したやわらかな光を届けてくれるスタンドライト

「暮らしの質を上げるうえで、照明にこだわるのはとても大切なこと。さまざまな照明の名作が知られていますが、日本の住宅に合うのはやはりやわらかな『行灯の光』だと思います」と、建築家の半谷仁子さん。

20世紀を代表する彫刻家、イサム・ノグチがデザインした「AKARI」はその代表です。 この照明は、明かりが和紙を透かして伝わり、辺りにやわらかい光を届けてくれるのが特徴。自然光に近い、優しい光なのです。

「AKARI」の誕生は1950年代。イサム・ノグチが伝統産業の「岐阜提灯」に魅せられたことで生まれました。岐阜の老舗オゼキの職人たちの手でつくり続けられ、日本だけでなく世界のロングセラーに。スタンドライトからフロアスタンドまで全部で100種以上のデザインが登場していることも人気の秘密です。

イサム・ノグチの「AKARI」

スタンドライトAKARI「1N」¥15,000【幅24×高さ41cm】(オゼキ)、トレイ¥20,000(リビング・モティーフ〈AYTM〉)、碗¥1,650(リビング・モティーフ〈南景製陶園〉)、グラスティーポット¥22,000(リビング・モティーフ〈スタジオプレパ〉) [Precious2019年8月号237ページ]
スタンドライトAKARI「1N」¥15,000【幅24×高さ41cm】(オゼキ)、トレイ¥20,000(リビング・モティーフ〈AYTM〉)、碗¥1,650(リビング・モティーフ〈南景製陶園〉)、グラスティーポット¥22,000(リビング・モティーフ〈スタジオプレパ〉) [Precious2019年8月号237ページ]

和紙のスタンドライトは軽く、持ち運びも楽々。部屋に和みの空間をつくってくれます。

※掲載した商品はすべて税抜です。

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PHOTO :
本多康司