お気に入りのフレンチレストランを発見する、またとないチャンス

今年で9年目を迎える「フランス レストランウィーク」。より気軽にフランス料理を楽しんでもらうことを、目的としたグルメイベントです。2019年は9月20日(金)〜10月6日(日)の17日間で開催され、全国700店舗以上のフレンチレストランが参加(ダイナースクラブが特別協賛、フランス大使館が特別後援)。

人気シェフたちが集まった5月の記者発表会。
人気シェフたちが集まった5月の記者発表会。

"食のイベント"とだけ聞くと、人混みにまみれるような屋外型のイベントが連想されがちですが、このイベントは、そうした1つの場所に複数の店舗が集まるタイプものではなく、日本各地の700以上のレストランが連携し合うイベントです。

それぞれのレストランが、それぞれの料理を、統一料金で提供するという企画であり、ゆっくりと食事を楽しみたい大人のための食の祭典なのです。参加しているレストランの、和の食材を生かしたフランス料理を、この期間だけの特別な価格で楽しむことができます。

ランチ、ディナーともに、一律¥2,500、¥5,000、¥8,000(税・サービス料込)、いずれかの価格で提供されます。

海外からの招聘シェフ2名と、北海道、東北、関東、中部、近畿、九州、沖縄の7エリアから次世代を担う15名として選抜されたフォーカスシェフが、「トレ・ボン! 日本のテロワール」をテーマに、各地で今年のフランスレストランウィークを盛り上げていきます。

パーク ハイアット 東京の総料理長が考える「いいレストラン」とは?

今回は、そのフォーカスシェフとして選ばれた1人、ロナン・カドレルさんが監修する、パーク ハイアット 東京のレストラン「ジランドール」で提供される予定のランチをご紹介します。

ジランドールのエントランスでは、栗をオブジェのようにディスプレイ。秋の到来を感じます。
ジランドールのエントランスでは、栗をオブジェのようにディスプレイ。秋の到来を感じます。

ジランドールではランチが¥5000、ディナー¥8,000で設定されています。今回のテーマ「トレ・ボン! 日本のテロワール」にちなみ、食材に昆布や山葵、大山鶏など日本の食材を使った料理が提供されます。

真鯛のマリネ 昆布風味 ベビーリーフとマスタードグリーンのサラダ 山葵ヴィネグレット。
真鯛のマリネ 昆布風味 ベビーリーフとマスタードグリーンのサラダ 山葵ヴィネグレット。
大山鶏と森の茸のバロティーヌ仕立て 焼きパルメザンチーズのリゾットと栗のグラッセ添え アリュブフェラソース。
大山鶏と森の茸のバロティーヌ仕立て 焼きパルメザンチーズのリゾットと栗のグラッセ添え アリュブフェラソース。
ミルクチョコレートのクレームブリュレ。
ミルクチョコレートのクレームブリュレ。

Precious.jpでは取材中、その料理人ロナン・カドレルさんにお話を伺うチャンスに恵まれました。そのやりとりも合わせてご紹介します。

ロナン・カドレルさん
パーク ハイアット 東京 総料理長
フランス・ブルゴーニュ生まれ。パリ、フィレンツェ、NY、ロンドンなどで研鑽を積んだのち、2015年1月にハイアット リージェンシー カサブランカ(モロッコ)総料理長に就任。2018年から現職。
パーク ハイアット 東京

ーフランス レストランウィーク2019のフォーカスシェフに選ばれた経緯を教えください。

「仕事で(発起人の一人である)アラン デュカス氏とご一緒した経験はありませんが、もともとフランス人シェフのコミュニティでは互いに知り合いです。

これまで勤めたニューヨーク、パリ、ロンドンのミシュランスターレストランで、何度かお会いしたこともあります。

彼がパーク ハイアット 東京に滞在した際、ホテル館内の『ジランドール』、『ニューヨーク グリル』、『梢』などのダイニングで食事を楽しみ、私達の食に対する真摯な思いと高いクオリティーをご体感いただき、フォーカスシェフとして参加するよう声をかけてくださったようです」(カドレル氏)

ー良いレストランを選ぶ基準としていまはどこに重きを置いていますか?

良いフレンチレストランは、テロワールに応じた食材とレシピを使用しており、料理のクオリティーはもちろん、サービスも洗練されています。日本で選ぶなら、国産食材とサステナブルなアプローチをベースに、一品ごとに丁寧に吟味し、心を尽くして提供しているレストランに心を惹かれます」(カドレル氏)

ー今回のメニューのなかでメインに使われた栗のグラッセに強い印象を持ちました。フランスと日本の栗ではどう違うのでしょうか?

「フランスの栗はさらりとして軽やかな味わい。一方で和栗の方はでんぷん質が多く、粘りと甘みが強く、サイズも大きいです。今回は全体のバランスを考え、フランス産の栗を使用しています」(カドレル氏)


本格フランス料理を、トライアル価格でいただける数少ないチャンスです。この中にまだ訪れたことがないレストランがあるなら、まずはそこを予約してみてはいかでしょう。

各店舗の予約は参加レストランへ直接問い合わせ、または『一休.comレストラン』から予約可能です。

『ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2019』概要

  • 場所/全国の参加フレンチレストラン700店舗以上
  • 料金/ランチ、ディナーともに、2,500円、5,000円、8,000円(税・サービス料込)のいずれか
  • 基本構成/前菜、メイン、デザート、食後の飲み物
  • 日程/9月20日(金)〜10月6日(日)計17日間
  • 予約方向/①直接店舗へ電話予約
  •      ②公式サイト「一休.comレストラン」のオンライン予約

選抜された15名のフォーカスシェフ

・北海道「ミクニ サッポロ JRタワーホテル日航札幌」の二本柳 眞さん
・福島県「なか田」の中田 智之さん
・栃木県「メリメランジュ ホテルエピナール那須」の吉田 拓朗さん
・東京都「ジュー ドゥ マルシェ」の榎本奈緒子さん
・東京都「シェ オリビエ」のオリビエ・オドスさん
・東京都「アルゴリズム」の深谷 博輝さん
・東京都「ウミ」の藤木 千夏さん
・東京都「パーク ハイアット 東京」のロナン・カドレルさん
・長野県「白馬リゾートホテル ラ・ネージュ東館」の落合 昭光さん
・石川県「ラ・クロシェット」の橋田 祐亮さん
・大阪府「レストラン ディファランス」の藤本 義章さん
・兵庫県「アミタ」の後藤 久右衞門さん
・福岡県「オーグードゥジュール メルヴェイユ 博多」の小岸 明寛さん
・大分県「ラ ヴェルヴェンヌ」の渡辺 亨さん
・沖縄県「紺碧ザ・ヴィラオールスイート レストラン エタデスプリ」の渡真利 泰洋さん

問い合わせ先

この記事の執筆者
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WRITING :
北本 祐子