イタリア屈指のラグジュアリーブランド「ジョルジオ アルマーニ」で、世界で唯一、雑誌『Precious』だけが実現できる買い付け企画。2019年で第3回となる今回も、バイヤーとなったのは、人気スタイリスト戸野塚かおるさんです。
世界各国からバイヤーが集結するイタリア・ミラノの展示会場。2019-2020秋冬プレタポルテコレクションから、スタイリストの視点を生かして、だれが着ても「女性らしいエレガンスが高まる」リアルクローズをバイイング。
いくつか選ばれた「エレガント・ワードローブ」の中から、本記事ではローズシャツ&スカートをご紹介します。
形はベーシックだから、着こなしの幅が広がる! ローズシャツ&スカート」
「上品なローズピンクと、艶マットなサテンのコンビネーションが最高にエレガント。同色で仕立てられたシャツとスカートをセットアップで着こなせば、こなれたドレスアップに」と戸野塚さん。
「美しい色と素材選びは、さすがのひと言。単品でもセットアップでもエレガントな華やぎがかないます」
ディテールまで美しいローズシャツ
シルクサテンのシャツは、すそに前後差をつけたラウンドカットで、インでもアウトでも決まりやすい着丈です。
立体的なフォルムを描くローズスカート
スタイリスト戸野塚かおる's EYE
「深みのあるローズに、オレンジのニュアンスをほんの少し足したような新鮮味のあるピンクは、日本女性の肌になじみつつ、明るく華やかに見せてくれる色。
シャツとスカートは別生地ですが、ともに艷やかでハリのあるサテン素材なので、構築的な立体感をつくり出して、シルエットの美しさが抜群に引き立ちます。
シャツは比翼仕立てのボクシーシルエットが色の甘さを抑え、スカートは端正なテントラインに、ノーブルな品格が漂います」(戸野塚さん)
【コーディネート実例】パーフェクトなワードローブは、着回し力も優秀!
シャツのマニッシュ感をリンクさせた、パンツスタイル
「濃密なピンクのシャツなので、ボトムを黒にするとコントラストが強いですが、チャコールグレーなら、着こなしを引き締めつつも、和らいだ雰囲気に仕上がります。小物は、カジュアルすぎないレザーのトートバッグやレースアップシューズを合わせると、着こなしが今っぽくまとまります」(戸野塚さん)
オレンジみのあるピンクに、キャメルをつなげた新鮮配色
「スカートのピンクを基軸にキャメル~ブラウンをなじませた配色のフェミニンカジュアル。スカートと色の明度をそろえれば、ライトなグレーやカーキとも相性よくつながるので、着こなしの幅が広がります。乗馬風ブーツでこなれ感をプラス」(戸野塚さん)
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※掲載した商品の価格は、すべて税抜です。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 熊澤 透(人物)、宗髙聡子(静物)
- STYLIST :
- 戸野塚かおる
- HAIR MAKE :
- 福沢京子
- MODEL :
- 生方ななえ
- EDIT&WRITING :
- 下村葉月、中村絵里子(Precious)
- RECONSTRUCT :
- 安念美和子