11月18日は雪見だいふくの日。11月は「いい」と読ませ、パッケージを開けたときに、ピックを縦の1、雪見だいふくを8の字に見立てたところから、18日に制定したのだとか。
発売から39年がたち、定番アイスとしてお馴染みの「雪見だいふく」。今でこそ、冬にも華やかなアイスがたくさん店頭に並びますが、1981年の発売時には決して普通のことではありませんでした。
実は冬向けアイスの先駆けである雪見だいふく。その商品開発の経緯や新商品について、ロッテ広報部の似内裕一さんに伺いました。
逆転の発想で生まれた「雪見だいふく」
アイスと言えば、暑い夏の食べ物。そんな常識をくつがえす商品として開発されたのが、雪見だいふくです。なぜ、冬にアイスを売り出したのでしょうか?
「実はロッテはアイス事業を行う会社としては後発メーカーでした。競合他社と同じような考え方では市場で通用しないと考え、『冬に売れるアイス』という逆転の発想をしました。日本人に馴染みのある和菓子をヒントに、『おもち』で包んだアイス=『雪見だいふく』が生まれたんです」(似内さん)
冬のイメージが強いおもちを使い、真っ白に仕上げるというのも、「雪見」というコンセプトにぴったり。もちもちした食感が特徴の雪見だいふくですが、通常のおもちは冷凍すると固くなるため、そのままでは食べられませんよね。
「詳しくは企業秘密ですが、雪見だいふくのおもちには数種類の糖類を入れるなど、配合を工夫しています。アイスなのに柔らかい食感が味わえることで、食べた人の心を癒し、小さな幸せをお届けすることを目指しています」(似内さん)
ちなみに、おもちについている粉は、でん粉。おもちがトレーにつかないようにする心配りなのだそうですよ。
実はパッケージや付属のピックにも秘密があるのだとか。
「パッケージに載っているうさぎには『雪見うさぎ』という名前があります。全部で4パターンの雪見うさぎがいるので、チェックしてみてください。
また、実はピックも、ハートが1~3個までのものと、雪見うさぎがついているものの、4種類あるんですよ。何が出るかは、開けてのお楽しみです」(似内さん)
濃厚フレーバー雪見だいふくは至福の味
バニラ味が定番の雪見だいふくですが、実はバニラ以外のフレーバーも毎年発売していて、SNSなどでは毎回話題になっています。今までに発売されたフレーバーは50種類以上! 今年発売しているフレーバーをチェックしてみましょう。
■1:コク深ショコラの「雪見だいふくコクのショコラ」
9月に発売されたのは「雪見だいふくコクのショコラ」。開けてびっくりの茶色いおもちに、ブラックココアを使用したコク深い味わいが楽しめるアイスが隠れています。
濃厚なチョコーレトアイスと、柔らかなおもちの組み合わせが絶品。コクはありますが、くどくなく、上品な味わいのチョコアイスを楽しめますよ。
■2:新作は「雪見だいふくもちもちミルクティー」!
11月4日(月)に発売したばかりの新作フレーバーは茶葉香るミルクティーアイスの雪見だいふく。ミルクとの相性が良いウバ紅茶葉を使ったこだわりのミルクティーアイスの中に、もちもち食感の少し甘いソースが入っているという三重構造。
ミルクティーアイスともちもち食感のおもち、そして少し甘いソースが絶妙にマッチ。これひとつで、つくりこんだスイーツを食べているような贅沢な味わいですよ。
季節のアレンジで楽しもう!
定番のノーマルタイプの雪見だいふくも、ちょっとしたアレンジで新鮮な印象に早変わり。実はWEBサイトで、季節ごとのアレンジレシピが公開されているんです。
11月のアレンジレシピは「冬の味覚の〆に! 雪見だいふくとあったかお芋のサンデー」。温めたスイートポテトの上に雪見だいふくをのせ、ホイップ、黒蜜、黒ゴマをトッピングしていただきます。
簡単アレンジなのに、豪華なスイーツに大変身。バニラアイス、スイートポテト、黒蜜のマリアージュがたまりません! 鍋料理で温まったあとの締めのデザートにおすすめですよ。
「だいくふう」してみよう!
さらに、11月29日(金)まで、雪見だいふくにひとくふうを加えた「雪見だいくふうキャンペーン」を実施中。オリジナルのアレンジを考えて応募すると、公式WEBサイトで表彰されますよ。さらに12月に開催されるイベントで一部の作品が実際に食べられるかも!?
また、新作をSNSでシェアされた方の中から、抽選で100名に雪見だいふく10個が当たるキャンペーンも実施中! 公式WEBサイトをチェックしてみてくださいね。
2018年度から春夏も販売されるようになったとはいえ、やはり雪見だいふくに似合う季節は秋冬! 雪が降っていなくても、カップの中に雪があるような情緒あふれる商品で季節を楽しめます。
柔らかな雪見だいふくの食感と雪見うさぎのかわいさに癒されてくださいね。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 田中いつき