【第7問】火災や地震、水害など、被災した知人への贈答は、品物より、現金を贈るのが正しいマナーである。
「YES」と答えた方、不正解です。
親族や友人、知人が災害に遭ってしまった場合、現金以外の品物を贈るのは、NGマナーではありません。精神的打撃を受けた方には、周囲が心配する気持ちも癒しのひとつになりますので、なるべく早く御見舞を贈りたいものです。
贈る品物は被災の内容にもよりますが、足りなくなっていそうな日用雑貨など、ちょっとした心遣いの品でもOKです。
災害に遭われた方への贈答の上書きでオールマイティーなのは「御見舞」や「災害御見舞」ですが、「類焼御見舞(ご近所の出火のもらい火で被害を受けた方へ)」や「水害御見舞」など、具体的な上書きをつけて贈り物ををすると、「日本には古来から、被災を見舞う習慣がある」という事実も一緒に伝わり、先方が余計な負担を感じずに、受け取りやすくなるかもしれません。