好評連載中の、人気ヘア&メイク小田切ヒロさんのビューティ企画です! エイジングサインに抗うのではなく、ポジティブに若々しい美しさを叶える。そんな小田切さんならではの、簡単かつ効果的なメイクテクニックを毎週火曜日に、心に響く美容論を毎週金曜日にお届けしています。

第21回目となる今回のテーマは「チーク」。入れる位置や濃さ、色味など、いまいち何が正解なのかわからない…という方は多いのではないでしょうか。

実は、大人が目指すべきチークの正解はただひとつなのです!

小田切ヒロさん
ヘア&メイクアップアーティスト
ラ・ドンナ所属。確かなメイクアップテクニックと豊富な美容知識をベースに、独特かつ卓越したセンスを生かして幅広いジャンルで活躍中。Instagram:@hiro.odagiri
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大人のチークは「どこに入れているの?」くらいが正解!

「感じる」程度に入れたパープルチークで、幸せ感が漂う表情に。

メイクテクニックの中でも、多くの人が苦手意識を感じているチーク。濃さはどれくらい? 何色がいいの? 自分に似合うチークは…?と、わからないことだらけという方も多いのではないでしょうか。しかし小田切さんいわく、

「大人の女性を美しく見せてくれるのは『感じさせるチーク』だけ」なのだそう!

「チークは、あくまでもベースの一環として仕込むものです。変に目立たせる必要はなく、どこに入れているのかわからない程度にほんのりと色を感じる程度に、と心得て。

『感じさせるチーク』なら自然体でいて女性らしくて色気もある、幸せ感を漂わす女性を演出できます」(小田切さん)

それでは早速、大人に相応しいチークテクニックをご紹介します!

■美の提案1:パープルのクリームチークで媚のない女性らしさを

パープルのクリームチークを頬骨の高い位置から広げる。
パープルのクリームチークを頬骨の高い位置から広げる。

「大人の女性らしい優しげな色気=ピンク、というイメージを持たれがちですが、ピンクのチークは、媚びを感じさせる場合も。それでは女性を敵にまわしてしまう可能性がありますから、立場ある大人の女性が選ぶべき色はパープルです。肌の透明感もぐっと高まりますよ。

テクスチャーは、大人のセミマット肌にしっくりなじむクリームタイプを。チークを指の腹に取り、頬のいちばん高い位置にのせます。頬骨に沿って優しくたたき込むようになじませましょう」(小田切さん)

■美の提案2:耳の手前まで広くグラデーション状にぼかす

頬骨あたりで留めずに、耳の手前まで広くぼかしていく。
頬骨あたりで留めずに、耳の手前まで広くぼかしていく。

「頬骨あたりまでのせたチークと肌との境目がくっきり見えてしまっている方がよくいらっしゃるのですが、『感じさせるチーク』は耳の手前まで広くぼかして境目をつくらないことが鉄則です!

頬から耳の手前まで広くグラデーション状にぼかすことで、ほんのりと血色感を帯びた自然な仕上がりに。さらに顔立ちを引き締めて小顔効果も叶います」(小田切さん)

■美の提案3:余ったぶんをまぶたにも添えて統一感&洒落感を

指の腹に残ったチークをまぶたになじませる。
指の腹に残ったチークをまぶたになじませる。

「指に余ったぶんを、アイホール全体にもさっとのせます。色が見えるほどのせる必要はなく「適当」でOK。頬とまぶたのニュアンスが統一されることでチークが顔にしっくりなじみ、洗練された洒落た印象が叶います」(小田切さん)

\小田切さんがおすすめするクリームチーク/

セルヴォーク カムフィー クリームブラッシュ 05 ¥3,200
セルヴォーク カムフィー クリームブラッシュ 05 ¥3,200

「程よくクリーミィなテクスチャーで、のびの良さとフィット感が秀逸。毛穴やキメの乱れが気になる大人の肌にもしっとりと溶け込むようになじみます」(小田切さん)

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チークに対して苦手意識があった方も、今回の「感じさせるチーク」をぜひ実践して、洗練された美しさを手に入れてくださいね。

次回の更新は、11月8日(金)。「『幸せ競争』は離脱したもの勝ち」というテーマでお届けします!

 

[モデル着用衣装]
ブラウス¥14,000(アプレドゥマン<トロワズィエムチャコ>)、ピアス¥24,000・リング¥15,000(リンクス オブ ロンドン銀座店)

※掲載した商品の価格はすべて税抜です。

問い合わせ先

PHOTO :
岩谷優一(vale.)
STYLIST :
関口真実
HAIR MAKE :
小田切ヒロ(LA DONNA)
MODEL :
真樹麗子(Precious専属)
EDIT&WRITING :
松村有希子