旬のこっくり色をつなげる「洗練ワントーン」
ミラノマダムが好む濃厚な色調はそれだけで、旬のおしゃれが完成します。
その攻略法をスタイリストの大西真理子さんは、「濃色のワントーンは多少の色幅があっても問題なし。トップとボトムは色をつなげるのが原則ですが、スーツのように見えてはつまらない。
そこで素材を変えたり、濃淡の微差を楽しんだり。冬は何枚も重ね着をしていくので、色の微調整が効きやすいんです。同色にこだわらず、全体を同系色で一体化させるのがコツですね」
こっくり色の「洗練ワントーン」コーディネート実例3選
■1:濃厚なチョコブラウンに加えた赤みブラウンの色ずれが粋
すべてを濃厚なチョコレート色に統一しつつも、パンツには赤みのあるブラウン、バッグはナチュラルと、同じブラウン系で色をずらしていることに注目。ダークなアウターには、インナーを白にして抜け感を出したいところだが、コートと同色でなじませると、こんなにも大人っぽいことを発見!
■1のコーディネートはここに注目!
■2:リラックスした日常着もワントーン+プリントが新鮮
ヒップを隠すチュニック丈のプルオーバーに細身パンツで、リラックスしたカジュアルを。インナーに着た太めリブニットで襟元をくしゅくしゅ埋めるのがポイントです。インナーもプリントスカーフもネイビーで統一しているので、セットアップのような一体感が味わえます。
ネイビーの服に靴とバッグも合わせるのは×。メイン色よりも一段濃い色=ここでは黒を合わせるのが引き締め役としても正解です。
■3:妖艶なボルドーでつくるスポーティな大人カジュアル
ボルドーのワントーンは、エコファーのフーデッドブルゾン×タックパンツ、とスポーツ気分満載なスタイリング。フワフワタッチのボルドーのエコファーは光を受けて表情が変わります。
濃厚な色とアクティブなテイストをつなぐのは、とろみブラウスやチェーンバッグなどのフェミニンアイテムです。カジュアルな着こなしにあえてバッグは大人っぽくチェーンを選択。妖艶なミラノマダムに似合う鮮度の高いカジュアルが完成します。
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- PHOTO :
- 佐藤 彩
- STYLIST :
- 大西真理子
- EDIT&WRITING :
- 竹市莉子(HATSU)、喜多容子(Precious)