好評連載中の、人気ヘア&メイク小田切ヒロさんのビューティ企画です! エイジングサインに抗うのではなく、ポジティブに若々しい美しさを叶える。そんな小田切さんならではの、簡単かつ効果的なメイクテクニックを毎週火曜日に、心に響く美容論を毎週金曜日にお届けしています。
仕事でもプライベートでもマイルールを作ってテキパキと済ませていくことなど、「慣れる」ことで快適な日常をつくっていけるのは、年齢や経験を重ねてきたからこそ。
しかしその「慣れる」という感覚が、美を妨げる要因となり得るというのです…。今回は、大人の女性が素敵に生きていくために意識したい「慣れるという毒」についてお話します。
「慣れ」は人を醜くしてしまうことがある
「『慣れる』という感覚は、経験や努力を重ねてきたことで得られるものでもあり、余裕感などの大人の女性を素敵に見せてくれる要素にもなるでしょう。しかしそれが『当たり前』になってしまうと、途端にその人の魅力をダウンさせてしまうのです。
どんなに高級な化粧品を使っていても、気持ちが慣れてしまうと、その効果や感動を感じなくなってしまいますよね。また、仕事があることや周囲がフォローしてくれることに慣れて、『当たり前』だと思ってしまうことで心は醜くなり、本当の幸せを見失ってしまうのです。
仕事が辛い、ではなく仕事があることを幸せだと思えるように。周囲が自分のためにしてくれることに常に感謝の気持ちを抱けるように。
『慣れる』のではなく、『慣れない』ための意識づくりをして常にフレッシュな気持ちで生きる。そんな大人の女性は見る人に鮮度の高い美しさを感じさせるでしょう」(小田切さん)
■美の提案:『慣れない』気持ちを呼び覚まし、常にフレッシュに、美しく。
「日常的に『慣れる』という感覚は生まれやすいので、自ら『慣れない』ための意識づくりを。僕が最近はまっているのが、お香を焚くこと。今までは精油を取り入れ焚いたのですが、お香ならではの静寂さや、焚き終わった後まで残る柔らかな香りがとても心地いいんです。静かに自分の気持ちと向かう時間にぜひ」(小田切さん)
\小田切さんがおすすめする意識づけアイテム/
「フランスの老舗紅茶ブランドのもので、こちらの『月光のお茶』と名づけられたお香がとってもいい香りで! 火を灯す瞬間から、緩やかに流れる煙を見つめながら深く甘い香りに浸っている間、そして焚き終わった後まで…心が穏やかに静まっていく感覚を得られます」(小田切さん)
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たとえ慣れたとしても、それを当たり前と思わずに、常にフレッシュな気持ちで生きていく。そんな意識を忘れずに、毎日を過ごしてみてくださいね。
次回の更新は、12月10日(火)です。お楽しみに!
※掲載した商品の価格は税抜です。
問い合わせ先
- マリアージュ フレール 銀座本店 TEL:0120-33-1854
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- EDIT&WRITING :
- 松村有希子