ブランドの歴史を感じさせるつくりやデザインと今の時代性を巧みにミックスした、キャッチーなデザインも豊富。そんな新傑作を魅せどころにフォーカスしてご紹介。

ツヤ感もアッパーも!サルヴァトーレ フェラガモの4つの魅せ所

■1:つま先で魅せる!

美光沢をたたえたシボ革をア ッパーに採用。アンティーク調のムラ感あるブラウンで、スニーカーもラグジュアリーなたたずまいだ。スリムなシ ェイプもバランスよし。¥74, 000(フェラガモ・ジャパン)
美光沢をたたえたシボ革をアッパーに採用。アンティーク調のムラ感あるブラウンで、スニーカーもラグジュアリーなたたずまいだ。スリムなシェイプもバランスよし。¥74,000(フェラガモ・ジャパン)

靴のデザインはアッパーだけにあらず。こちらはトウ周りだけギザギザのついたシャークラバーソールを採用することで、クラシックなコートシューズにアイコン性をプラス。近年のスニーカーブームを受けてサルヴァトーレ フェラガモでもスニーカーを充実させているが、その新定番モデルとなる一足だ。

■2:トータルルックで魅せる!

しっとりとしたヌバックレザ ーに、無骨なラバーソールを装着したボリューム感ある一足。全体をベージュトーンで統一することでミリタリー感を中和し、エレガントな表情に仕上げている。¥130,000 (フェラガモ・ジャパン)
しっとりとしたヌバックレザーに、無骨なラバーソールを装着したボリューム感ある一足。全体をベージュトーンで統一することでミリタリー感を中和し、エレガントな表情に仕上げている。¥130,000 (フェラガモ・ジャパン)

サルヴァトーレ フェラガモには珍しいコンバットブーツも展開している。これはトータルルックでの計算に基づくもので、ランウェイショーではゆったりしたひざ丈のコートと合わせてボリューム感のバランスをとりつつ、あえてパンツは細身のものを合わせて足元に新しい表情を演出していた。

■3:後ろ姿で魅せる!

上/リザードを贅沢に使用した色気と高級感満点のスリッポン。ヒールをぐるりと囲むように装着された金具は、両端にブランドアイコン『ガンチーニ』があしらわれている。¥380,0 00(フェラガモ・ジャパン)右/しなやかなスエードを使用したミッドカットスニーカー。アッパーのかかとに配された『ガンチーニ』はリフレクタ ー素材になっていて、夜、光を受けて浮かび上がる。¥77, 000(フェラガモ・ジャパン)左/ヒール部分に、層になったメタルパーツを配しているのが印象的。これは1938年につくられたウィメンズサンダルの名作『レインボー』にインスパイアされたモチーフだ。¥ 92,000(フェラガモ・ジャパン)
上/リザードを贅沢に使用した色気と高級感満点のスリッポン。ヒールをぐるりと囲むように装着された金具は、両端にブランドアイコン『ガンチーニ』があしらわれている。¥380,000(フェラガモ・ジャパン)右/しなやかなスエードを使用したミッドカットスニーカー。アッパーのかかとに配された『ガンチーニ』はリフレクター素材になっていて、夜、光を受けて浮かび上がる。¥77,000(フェラガモ・ジャパン)左/ヒール部分に、層になったメタルパーツを配しているのが印象的。これは1938年につくられたウィメンズサンダルの名作『レインボー』にインスパイアされたモチーフだ。¥92,000(フェラガモ・ジャパン)

自分からは見えないが、意外と他人の目には印象に残るのがヒール周り。ここにブランドのアイコン的モチーフを効かせたシューズが今季のコレクションでは豊富に見られる。いずれも正面からはオーソドックスなデザインなので、キャッチーなヒールとの二面性で大人の遊び心を演出できるのが心憎い。

■4:はき心地で魅せる!

トラディショナルなブラウンのウィングチップながら、ノーズをやや長めにとったシェイプによりスマートさも備えた一足。ジャケットスタイルに最適な顔つきだ。¥130,000(フェラガモ・ジャパン)

メンズシューズの最高峰として誕生した『トラメッザ』シリーズは、イタリア伝統のクラフツマンシップをふんだんに用いたクラシックシューズ。が、こちらも近年はラバーソールを装着してグリップ力を高めたものが人気だ。伝統を守りつつもアップデートを忘れない進取的姿勢が頼もしい。

※価格はすべて税抜です。

この記事の執筆者
TEXT :
MEN'S Precious編集部 
BY :
MEN'S Precious2019年秋号より
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PHOTO :
小池紀行(パイルドライバー)
WRITING :
小曽根広光
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