正解は… 巻繊汁(けんちんじる) です。

具に、崩した豆腐や根菜などを油で炒めたものを入れる、栄養たっぷりのすまし汁は、皆さまもお馴染みですよね?

巻繊汁は、普茶料理(中国の精進料理)の「巻繊(けんちん・炒めた野菜や栗などを油揚げで巻いた料理)」が日本に入って汁物に応用された料理と言われています。

なるほど、精進料理をルーツとしているので、肉や魚を入れなくても栄養豊富で身体の温まりそうなレシピになっていたのですね。

巻繊汁は一度冷ますと、味がなじんで食材にしみこみ、おいしくなります。夜多めに作って、翌日の朝食にもいただくと、多くの栄養を手軽に美味しく摂取できそうですね。

今回は、寒い季節に美味しい料理に関する漢字

・鋤焼(すきやき)

・巻繊汁(けんちんじる)

…の読みと、トリビアをご紹介しました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本語源大辞典』監修・前田 富祺(小学館)
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