視認性を追求し、一切の無駄を排除した『ジン=ミリタリー』のイメージを復活させた「ミリタリーシリーズ」は、ジンのレギュラーモデルを「タイプI」ととらえ、シリーズは2009年の「タイプ II」からスタートした。第1弾はクロノグラフ「ミリタリータイプ Ⅱ」 、2013 年には第2弾となる3針タイプ「ミリタリータイプ Ⅲ」を発表し、今回登場した「ミリタリータイプⅣ」は、それに続くミリタリーシリーズ第3弾となり、“クラシックミリタリーウォッチ”をコンセプトに開発された。

ミルスペックに基づく屈強たるオンリーミリタリー

ジン『ミリタリータイプⅣ』

ミリタリーウォッチの雰囲気を高めるナイロンベルトを標準装備。シックな風合いをもつブラックのカウレザーストラップも付属する。 SPEC●ケースサイズ:直径41mm×厚さ15.5mm●重量:74g(ベルトを除く)●ベルト幅:20mm●ムーブメント:SW500(自動巻/25石/28,800振動)●ケース:ステンレススチール●防水性能:20気圧防水。日本限定販売数100本。¥330,000 
ミリタリーウォッチの雰囲気を高めるナイロンベルトを標準装備。シックな風合いをもつブラックのカウレザーストラップも付属する。 SPEC●ケースサイズ:直径41mm×厚さ15.5mm●重量:74g(ベルトを除く)●ベルト幅:20mm●ムーブメント:SW500(自動巻/25石/28,800振動)●ケース:ステンレススチール●防水性能:20気圧防水。日本限定販売数100本。¥330,000(税抜)

この考え方から、「ミリタリータイプⅣ」に、ジン・テクノロジーは搭載していないが、本来クロノグラフにある12時間積算計を排除し、より視認性に重点を置いたスタイルは、ファーストモデルから受け継がれ、60年代にドイツ軍のミルスペックの条件のひとつであったアクリル製風防を搭載することで、クラシックなルックスを際立たせている。さらに、使いやすさと安全性を考慮してねじ込み式リューズを通常とは逆側の9時位置に配置するジン特有の設計も継承。ダイヤルにはミルスペックに基づいている証として、「156」や「157」と同様に「MILITARY」の文字が記されている。

夜光にはスーパールミノバを採用。暗闇でも瞬時に時刻を読み取れる
夜光にはスーパールミノバを採用。暗闇でも瞬時に時刻を読み取れる
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左/高さと丸みが独特のフォルムを描くアクリル製風防。右/裏蓋とリューズは堅牢なスクリュータイプ。リューズやプッシュボタンを左に設置することで手首との接触を抑える。

商品には、標準装備のナイロンベルトに加え、ブラックのカウレザーストラップ1本が付属。日本では限定100本が販売される。

日本初となるジンの専門店「ジン・デポ渋谷」がオープン!

パイロットウォッチ、ダイバーズウォッチから、特殊部隊、消防士、金融関係者向けモデルまで、ジンの多彩なラインナップが一堂に揃う。
パイロットウォッチ、ダイバーズウォッチから、特殊部隊、消防士、金融関係者向けモデルまで、ジンの多彩なラインナップが一堂に揃う。

東京・渋谷の公園通りに、日本初となるジンの専門店「ジン・デポ渋谷」がオープンした。ジン特有の世界観を、ドイツ本国にある直営のコンセプトショップと同様のイメージで展開する、ドイツ以外では初めての専門店。店内にはジンの多彩な現行モデル100本以上が並ぶ。

ブレスレットや革ベルトをはじめ、時計関連グッズ、ボールペン、バッグといったジンオリジナルグッズも販売。
ブレスレットや革ベルトをはじめ、時計関連グッズ、ボールペン、バッグといったジンオリジナルグッズも販売。
ジン独自のテクノロジーについてわかりやすく解説したパネルとともに、ジンのコレクションの中で名品と言われるヒストリカルモデル(非売品)を展示。定期的に入れ替えも行っていくという。
ジン独自のテクノロジーについてわかりやすく解説したパネルとともに、ジンのコレクションの中で名品と言われるヒストリカルモデル(非売品)を展示。定期的に入れ替えも行っていくという。

時計のみならず、アクセサリー類の販売や、ジンの歴史的モデルの展示など用意されている。ジンウォッチ購入者を対象に、実験を交えながら技術者がご紹介する「ジン・テクニカルセミナー」や「マイスタークラブ」の会員様向け限定イベントも、不定期にて開催予定。時計ファンはぜひ足を運んでいただきたい。

問い合わせ先

ジン・デポ渋谷
  • ジン・デポ渋谷 TEL:03-6416-0020
    住所/東京都渋谷区神南1-20-10 神南興業ビル B1
    営業時間/11:00~19:30
    定休日/水曜および年末年始(12月30日〜1月3日)
この記事の執筆者
主にモノ雑誌を中心に’80年代から活動するライター。トレンド製品や斬新な着想から生まれたガジェット全般の執筆に取り組む一方で、腕時計やバッグ、シューズといった、男の逸品をテーマにした記事も手がけている。
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