「小晦日」っていつのこと? 年末にまつわる漢字をおさらい!
暮れもいよいよ押し迫って参りました。仕事納めも大掃除も終え、のんびりなさっている方もいらっしゃれば、お正月の準備であわただしくお過ごしの方、帰省や旅行の移動中に、この記事をご覧になっている方もいらっしゃるでしょう。
今回は、年末にちなんだ日本語クイズです。
【問題1】
「小晦日」という日本語の「こみそか」以外の読み方をお答えください。

ヒント:「大晦日」は「おおみそか」以外に、なんと読みますか?
…さて、正解は?
「?」画像を下にスクロールすると出てきます!

正解は… 小晦日(こつごもり) です。

大晦日を「おおつごもり」とも読みますよね? こちらは聞いたことがある、という方が多いのではないでしょうか。
では、「つごもり」とはどんな意味の言葉でしょう?
「つごもり」は「月隠(つきごもり)」が転化した言葉だと考えられています。
日本では以前、暦として太陰太陽暦が用いられていました。月の満ち欠けの周期をもとにした暦で、新月を1日とし、そこから月が隠れるまでがひと月(約29.5日)となるカレンダーです。
新月(月齢0日)も、月が隠れている状態になりますが、太陰太陽暦で月末にあたる月齢29日あたりも「月の隠れている=月隠(つきごもり)の日」に当たります。
このことから、月末を「晦日(つごもり)」と呼ぶようになったようです。
「大晦日(おおみそか、おおつごもり)」は1年の最後の月末を指しますが、「晦日(みそか、つごもり)」は「月末=月の最後の日」を表現する言葉です。
2月や3月でも、最終日は「晦日(みそか、つごもり)」と表現するわけです。会計の締め切り日が毎月末のことを「晦日締め」と表現しますよね?
というところで、2問目です。
【問題2】
「小晦日」とは、以下のどの日を指すでしょう?
※正解だと思う選択肢をクリックしてみてください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱