江戸時代から珍重されてきた自然素材の鼈甲。今でこそ、眼鏡のフレームはプラスチックやメタルが主流となったが、昭和の頃を振り返れば、洒落た先達たちが飴色をした鼈甲縁の眼鏡を掛けていたのを思い出す。
亀の甲羅を素材にすることから、色のトーンも様々である。大澤鼈甲は、鼈甲の質を5段階に分けて展開。このフレームは「上トロ甲」という、澄んだブラウンの上物。タンパク質が含まれた鼈甲は、肌に優しい。顔に触れるフレームは鼈甲に限る。
しっとりとした鼈甲のツヤは「昭和」の雰囲気
大澤鼈甲のメガネ『KUAI-F』
大澤鼈甲が展開する眼鏡のなかでも、デザイン性を高め、軽やかな掛け心地を追求したモデルが『KUAI』。鼈甲の持ち味を活かしながら、バネの蝶番やブラスのノーズパッドを付け、心地いいフィット感を実現した。
※2020年冬号掲載時の情報です。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
- BY :
- MEN'S Precious2020年冬号より
Faceboook へのリンク
Twitter へのリンク
- STYLIST :
- 武内雅英(code)