近頃グッチが大人の男たちに愛されている。それも意外なことに、年季の入ったトラッド好きの間で、だ。もちろんこのブランドが秘めたクラシックの要素を直感で見抜くことができる、審美眼の高い男に限った話だが……。

そんな彼らが注目しているのが、こちらのスーツ。渋いストライプのハイツイスト生地、低く傾斜したゴージ、幅広のラペル、やや長めの着丈、ワイドなパンツetc.といったディテールを写真から読み解けた方なら、おわかりだろう。

そう、これは単なるモードでもクラシックでもなく、’70年代のクラシックを現代流にアップデートした一着といえるだろう。もちろん、合わせるべき足元は『ホースビットローファー』しかない。大人がトラディショナルをアップデートしたいとき、今も昔も真っ先に挑むべきブランドはグッチ。その摂理を再確認させてくれるのがグッチのスーツだ。

トラッドを新鮮に見せる70’sの美学

クラシック好きを唸らせるグッチのスーツ

「グッチのスーツ」ジャケット¥420,000・パンツ¥120,000・シャツ¥70,000(グッチ ジャパン)
ジャケット¥420,000・パンツ¥120,000・シャツ¥70,000(グッチ ジャパン)※税抜、参考価格

クラシック好きを唸らせる上質な仕立てと、’70年代を彷彿させる凝ったディテールとの組み合わせで、大人世代を唸らせている。そで口に施されているのは生地メーカーの織りネームではなく、『愛のブランド』などの意味をもつ革新的な装飾モチーフだ。

※2020年冬号掲載時の情報です。

この記事の執筆者
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MEN'S Precious編集部 
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MEN'S Precious2020年冬号より
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PHOTO :
唐澤光也(RED POINT)
STYLIST :
四方章敬
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