ことさら本を愛して止まないのは、実は売り場で常に動向をチェックし、さまざまなジャンルの本に触れている書店員さん。その確かな目利きで、2019年に最も心をつかまれた本を厳選して、Precious読者のための一冊を発表していただきました!

今回は、「青山ブックセンター 本店」文芸書担当・青木麻衣さんが推薦する、『kaze no tanbun 特別ではない一日』をご紹介します。

なんてことのない日常がだれかの特別な瞬間をつくる

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『kaze no tanbun 特別ではない一日』 アンソロジー 柏書房 ¥1,800

「『特別ではない一日』をテーマに小説やエッセイ、詩の枠組みにとらわれず、作家たちが書きたいことを書き連ねた短文集です。自分にとっては特別でない一日は、だれかにとっては特別な一日なのだという、あたりまえのことに気づかされます」(青木さん)

『kaze no tanbun 特別ではない一日』アンソロジー

文芸ムック『たべるのがおそい』の編集長を務め、小説家、翻訳家としても活躍する西崎 憲がプロデュースした、全編新作の「短文」アンソロジー・シリーズ。

「小説でもエッセイでも詩でもない、ただ短い文。しかし広い文」と語る短文を、柴崎友香、滝口悠生、藤野可織ら文章家17人の個性が紡ぎます。

※本記事は2020年2月7日時点での情報です。

※掲載した商品は税抜です。

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EDIT&WRITING :
樋口 澪・宮田典子・剣持亜弥(HATSU)、喜多容子(Precious)
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