4気筒エンジンを積む『718』から、大ヒットした『カイエン』に至るまで、ポルシェの現行車種デザインが、『911』をイメージソースにしているのも、そのDNAを至上の価値と知るからである。

モデルチェンジのたびに性能と快適さがさらに磨き上げられる。真のブランドの価値とは、デザイナーが変わるとまったく別物に変貌するような、そんなヤワなものであってはならない。但し、中身には常に最新・最高の技術を注ぎ込む。名だたる紳士が愛してきたポルシェは変えてはならないものは何か、を間違えない。一流とはどうあるべきかを、このスポーツカー・ブランドが教えてくれる。

誰もが知っているスポーツカー

ポルシェ『911 ターボ S』

ポルシェ『911 ターボ S』
ポルシェ『911 ターボ S』

3.8リッターの水平対向6気筒ツインターボエンジンが生み出す加速タイムは0〜100㎞/hで実に2.9秒。GT3モデルをも上回る、驚異的な爆発力を持つ。

ポルシェ『911ターボ S』は、『911』シリーズのなかでも、427kW(580ps)という高い出力を誇る4輪駆動モデルだ。

可変リアスポイラーは、高速走行時の安定に効果を発揮する。
可変リアスポイラーは、高速走行時の安定に効果を発揮する。
伝統のフロントマスクは一見変化がないように見えるが、中身はLEDヘッドライトと、LEDフロント ポジションランプという最新技術。
伝統のフロントマスクは一見変化がないように見えるが、中身はLEDヘッドライトと、LEDフロント ポジションランプという最新技術。
イエローに塗装され、足元で主張するのは、強大なエンジンパワーに相応しい、アルミニウム製モノブロックキャリバー、セラミックコンポジット ブレーキディスクを装備。
イエローに塗装され、足元で主張するのは、強大なエンジンパワーに相応しい、アルミニウム製モノブロックキャリバー、セラミックコンポジット ブレーキディスクを装備。

ポルシェ『718 ボクスター』

ポルシェ『718 ボクスター』
ポルシェ『718 ボクスター』

1950年代後半~’60年代後半にかけて、ル・マン24時間レースなどで活躍したミッドシップ・エンジン・スポーツカーの名を冠した4気筒エンジンモデル。水平対向4気筒ターボエンジンは、最高出力220kW(300ps)を発生する。

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MEN'S Precious編集部 
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MEN'S Precious2018年冬号より
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WRITING :
編集部
写真協力 :
ポルシェ・ジャパン