【目次】
- 「大人に似合うポイント」は?
- 「きれいめ」に着こなしシックなオーラを放つ
- 「カジュアル」気負いない装いでこなれ感を演出
- 「フォーマル/お呼ばれ」ではレディにまとめて
- 「アウター」羽織りやカーディガン、コートを重ねて立体感アップ
「大人に似合うポイント」は?
もともとシックな印象を備えた黒ワンピース。大人らしさを引き上げるなら、下記の3つのポイントを押さえておくとうまくいきます。
【1】やっぱり「モノトーン」「オールブラック」が頼れる!
コーディネートを「モノトーン」「オールブラック」で構成すれば、黒ワンピースの凛とした印象やシックなムードが高まります。さらに万能な無彩色に任せれば、冒険心のある着こなしにも臆せずチャレンジできるのが魅力。
【2】「きれいめシルエット」で上品さを上乗せ
黒ワンピースを選ぶとき、Iラインや緩やかフレアなど「きれいめシルエット」を選ぶと上品さが倍増して、大人の余裕をアピールすることにも成功。
【3】バランスの良い「肌見せ」で黒ワンピースをものにする
ともすると重たくなったり、のっぺりした印象になることもある黒ワンピースコーディネート。バランスよく「肌見せ」をしてメリハリを授け、良バランスに整えましょう。
「きれいめ」に着こなしシックなオーラを放つ
あらゆる場で役立つよう、黒ワンピースのスタイリング方法をテイストとシーン別に分けてご紹介します。まずはオフィスなどで活躍する「きれいめ」スタイルをお届け。マチュアな黒ワンピースを頼りに、シックなオーラを放って。
ビタミンオレンジがフレッシュなアクセント!
共布ベルトできゅっとウエストマークすることで、黒シャツワンピースをしなやかに着こなしたヴィクトリア・ベッカム。フロント部分がスリットのように開いているので、躍動感が生まれて黒を基調としてものっぺりしません。足元に鮮やかなオレンジパンプスを効かせ、フレッシュに。
腰高でベルトマークしてスタイルアップ
ハリのあるシャツワンピースで、黒を清楚に見せて。さりげないモノグラムプリントがポイントに。メリハリを授けてくれるベルトは、腰高でセットすると脚長効果を獲得できます。ツヤのある小物で奥行きを宿したら、タイトなまとめ髪でスタイリッシュに誘導。
アシンメトリーショルダーならモダンさが漂う
シンプルなIラインの黒ワンピースは、アシンメトリーショルダーでモダンさを獲得。足首が覗く丈感のワンピースなので、シューズは足の甲が覗くローファーを選ぶと華奢な部分を強調できて好バランス。
白シャツ×オーバーニーブーツで洒落感をアップ
胸元に施されたレースと黒サテンがセンシュアルなキャミソールワンピースは、クリーンさ漂う白シャツと合わせてデイリーに引き寄せ。脚全体をカバーするオーバーニーブーツを合わせると、ぴりっとスパイスが効いて甘辛ミックスに。異なるテイストもうまくハマる、それがモノトーン配色の成せる技。
キャメルとベージュの小物を合わせしなやかに
きちんと感が漂う黒のリブニットワンピースを着用していた、歌手のアシュリー・ロバーツ。Vネックがシャープなキレをプラスしてくれます。キャメルバッグとベージュパンプスというまろやかな色の小物を添え、しなやかにまとめて。
かごバッグが程よい抜け感に作用
胸元のカッティングデザインが印象的な黒ワンピースは、緩やかなフレアラインでレディなムードをアピール。白×黒のスリングバックパンプスが心地よいリズムを感じさせます。シンプルな着こなしに映えるビッグサイズのかごバッグが、程よい抜け感に貢献。
白パンツを忍ばせ軽やかに
黒ワンピースで引き締めているからこそ、白パンツの軽快さがより引き立って。ノースリーブワンピースとパンツを掛け合わせ、すらっとしたIラインを形成するとバランスアップが叶います。
「カジュアル」気負いない装いでこなれ感を演出
万能カラーでアレンジしやすい黒ワンピースは「カジュアル」な着こなしにもしっくり。引き締め効果でけっしてルーズにならない、大人のためのこなれコーディネートをピックアップ。
ゆったりシルエットとスニーカーでリラックス
ボディラインを拾わないゆったりとしたワンピースに、スニーカーを合わせてリラックス。黒で引き締めながら、ハイカットスニーカーで程よい重厚感を備えて。ブラウンのチェーンストラップバッグを小脇に抱え、粋なムードをアピール。
オーバーサイズのデニムジャケットを重ねて
ミニマルな黒のIラインワンピースに、筒幅のあるツヤブーツを合わせてシックなムードを確保。オーバーサイズのブルーデニムジャケットをばさっと重ねると、ドレスダウンが叶いこなれ感がアップ。
レイヤード術とカラーキャップでお洒落心を満たす
一枚でも活躍する黒のボタンダウンワンピースは、同色のワイドパンツを忍ばせるだけで凝った見た目に。快適な着こなしながら、黒を基調としつつ、きれいめなバッグを迎えるとラフに傾きません。仕上げにアイキャッチとして赤キャップをオン。
甘口×辛口の小物術で表情豊かに
ゆとりのあるスキッパーワンピースなら、黒をメインにしていても窮屈に見えず、エフォートレスな印象に。エイジレスインフルエンサー、グレース・ガネムは辛口なスクエアトゥプラットフォームブーツと甘口な水色フラッフィーバッグをミックスし、表情豊かに仕上げて。
肌見せ×スポーツサンダルなら軽やか
ボリュームスリーブが愛らしいワンピースも、黒を選べば糖度が中和され大人らしい印象に。カットアウトやミニ丈のデザインで肌見せし、さらにスポーツサンダルを投入することで黒一択の装いをアクティブかつ軽やかに整えて。
抜け感小物を添えれば気張って見えない
パフショルダーの黒ギャザーワンピースを着用していたカイア・ガーバー。コットン素材のバッグやフラットなバレエシューズで力を抜き、気張らないフェミニンカジュアルを堪能。
センシュアルなワンピースを身近に引き寄せる
肌の上を滑るセンシュアルな黒サテンキャミソールも、アシュリー・ロバーツのようにボーダートップスとスニーカーを合わせることでカジュアルミックスに。上下に白を効かせたことで、メリハリしっかりにまとまっています。
かごバッグが映えるよう黒ワンピースを採用
コーディネートに抜け感を授けてくれるビッグかごバッグが映えるように、黒のワンピースを採用。エフォートレスな形を選び、さらにコンフォートサンダルで脱力させると大人のアーバンリラックススタイルが完成。
「フォーマル/お呼ばれ」ではレディにまとめて
「フォーマル」シーンや「お呼ばれ」の場の服装に悩んだとき、頼りになるのが黒ワンピースです。ドレッシーな装飾や形も、凛とした黒に任せれば華美になりすぎず好都合。
白の刺繍襟とパンプスでキレよく
黒のミニ丈Aラインワンピースを選び、グッドガールなムードを演出。刺繍襟ブラウスとポインテッドトゥパンプスを白でリンクし、シャープな切れ味をプラスするとスタイリッシュさを両立できます。
透ける黒でドラマティックに
裾にチュールがあしらわれた黒ワンピースで、ドラマティックな印象を手に入れたダンサー、俳優のジュリアン・ハフ。甘いチュールには、きりっとした黒ポインテッドトゥパンプスを合わせ糖度を中和。
ボリューム袖とスクエアネックが好バランス
クラシカルなスクエアネックとボリューム袖のバランスが絶妙な黒ワンピースを、お呼ばれコーディネートの主役に。ビジューがあしらわれたバッグ、パールが揺れるパンプスとイヤリングでドレッシーに味付け。
カチューシャが威力を発揮!
くびれたウエストの構築的な黒ワンピースで、ミニマルシックを体現したジェニファー・ローレンス。黒の魅力を引き立てるべく、ジュエリーは小ぶりのゴールドイヤリングのみに絞って。往年のムービースターのような黒カチューシャをプラスすれば“おめかししている”感がぐっとアップ。
オフショルダーのデザインドレスで優雅にきめて
オフショルダーのネックラインに装飾が施された、お呼ばれの場に相応しい黒ワンピーススタイルを披露したセレーナ・ゴメス。透け感のある黒ストッキングとハイヒールパンプスが凛としたムードを高めます。ツヤのあるパテントレザーの小物で、黒を優美に見せて。
パールネックレスがお呼ばれシーンで映える
デイリーで着用するにはちょっぴり気恥ずかしい黒のベアトップワンピースこそ、パーティーで活躍させ非日常感を楽しんで。粒の大きさが異なるパールネックレスをレイヤードしつつ、ジュエリーのような輝きを放つデザインパンプスを合わせれば気品が漂います。
トレンチコートを重ねてクラシカルな表情へ
ボリューム感のある黒のメッシュワンピースで、心地よいリズムを獲得。王道のベージュトレンチコートを重ね、クラシカルなムードを醸して。ミニマルシックな黒パンプスと、トップを撫でつけたヘアスタイルで凛とした面持ちへ。
オールブラックでマチュアな表情へ
黒ワンピースのマチュアな印象を引き立てるなら、アレクサ・チャンのようにオールブラックにこだわって。優雅なワンピースに正統派チェスターコートを重ね、上品さを底上げ。バッグのバンブーハンドルが程よい外し役として貢献してくれるので、こなれた印象に仕上がります。
「アウター」羽織りやカーディガン、コートを重ねて立体感アップ
黒ワンピースに羽織りやカーディガン、コートといった「アウター」を重ね、立体感をアップ。重ねるアイテムを変えれば、着回し幅をさらに広げることができます。良バランスにまとめた実例をピックアップしました。
ベージュジャケットで黒コーデをまろやかに
ワンピース、小物を黒で統一した着こなしは、グルカサンダルで適度な抜け感をプラス。ベージュのジャケットを重ねると黒の装いがまろやかになり、メリハリを宿すことにも成功。ゴールドのネックレスフープイヤリングでツヤを足し、都会派ムードをアップ。
カーディガンをラフに羽織ってエフォートレスに
シンプルな黒ワンピースにメリハリを宿すべく、白のカーディガンをレイヤード。オーバーサイズのものをラフに羽織れば、気取らないこなれた雰囲気に。仕上げにアクセサリーのようなミニサイズのピンクバッグを加え、白黒コーデを彩って。
ショート×ミニでバランスアップ
Aラインの黒ミニワンピースを着用していた、モデルのデヴォン・ウィンザー。マスキュリンなローファーで受け止めると、甘くなりすぎず好都合。メリハリが高まる菱形模様のショートカーディガンを重ね、メリハリを授けました。ショート丈ならバランスアップが実現。
コンパクトなカーディガンを重ね大人フェミニンを作る
愛らしいドット柄のワンピースがアクセントの、オールブラックスタイルを披露したモデルのローラ・ハリアー。足元はサンダルで外すと甘さがクールダウンされ、大人の余裕感が漂います。仕上げにコンパクトなショートカーディガンを重ね、視線を上に集めてスタイルアップ。
ブルゾンを重ねればスポーティなキレが加わる
オリヴィア・パレルモは艶素材とレース切り替えが印象的な黒ワンピースを使って、さりげない華やかさを獲得。カーキのナイロンブルゾンでスポーティな趣をプラスすれば、テイストミックスになりあか抜けた表情に。仕上げにレースアップロングブーツでリズミカルにまとめました。
色と丈感に変化をつけてメリハリを表現
俳優のカーラ・サンタナは黒のミニ丈ボックスワンピースでヘルシーさを獲得。白靴下、黒ローファーのプレッピーな足元コーデで小気味よく。そこにベージュのウールロングコートを重ね、色と丈感でメリハリを演出。
ファーコートでグラマラスなブラックスタイルを堪能
黒ミニワンピースをグラマラスに着こなすなら、ヘイリー・ビーバーのようにファーコートを重ねてみて。難しそうなコートも、黒で取り入れれば引き締まって見えます。シアーストッキングと華奢サンダルのレッグコーデでレディにフィニッシュ。
小花柄ワンピースの優美さを引き立てる
可憐な小花柄ワンピースも、黒に任せれば甘さをセーブでき、大人らしいフェミニンを楽しめます。ワンピースの長さに揃えたたっぷりの丈感のブラウンコートを重ねれば、歩くたびに裾が翻ってエレガント。レースアップのポインテッドトゥブーツでスパイスを加え、シックなムードを倍増。
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香