「忠実忠実しい」…漢字で見ると「なにこれ?」な日本語ですが、知れば納得!の読み方です

本日4月19日は「地図の日」、別名「最初の一歩の日」という記念日です。

江戸時代に、日本初の本格的な実測地図を制作した伊能忠敬が、西暦1800年のこの日、蝦夷地の測量に出発しました。

伊能忠敬といえば、社会の教科書にも登場する「地図づくりの偉人」ですが、実は彼が「地図づくり」に関する学問や技術を学びはじめたのは、50歳を過ぎてからなのです。

上総国(現在の千葉県)で造り酒屋を繁盛させていた伊能忠敬は、50歳になって長男に家督を譲り、そこから江戸へ出て、測量や天文観測を学びます。

江戸時代といえば、今よりも健康寿命の短かった時代ですので、50歳といえば立派な「ご隠居」の年齢です。そこから精力的に新たな学びを開始し、実際の測量のために蝦夷に出向いた時には、伊能忠敬はすでに56歳でした。

そこから、現代でも教科書に名を残すような偉業を成し遂げたのです!

何歳になっても、人は新たな目標に心を燃やすことができるのだ…という希望を持たせてくれる偉人でもありますよね?

…というところで、伊能忠敬の名前の一文字にちなんだクイズと参りましょう。

【問題1】「忠」って「ちゅう」以外になんと読む?

「忠」という漢字には「ちゅう」や、人名に使用する「ただし」などの読み方がありますが、これ以外で、「漢字一文字」で読む読み方をお答えください。

ヒント:「中」+「心」という漢字の構成にぴったりの読み方です。

<使用例>「あの方の贈り物って、セレクトのセンスに忠が感じられて、頂くとすごく感激するのよ!」

「○○○〇」と読み仮名4文字です。「中」には「真ん中」という意味があります。
「○○○〇」と読み仮名4文字です。「中」には「真ん中」という意味があります。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 忠(まごころ) です。

「心」の「真ん中」にあるものは?「まごころ」…美しい漢字ですね。
「心」の「真ん中」にあるものは?「まごころ」…美しい漢字ですね。

「真心(まごころ)」という表記がポピュラーですが、

「忠」も、「心」の「まん中」という意味の漢字で「まごころ」と読むのです。

家業のリタイヤ後も新たな志を持って、実直に測量を行った伊能忠敬の名前として、ぴったりの漢字ですよね?

ちなみに「忠」は「忠敬(ただたか)」はじめ、男性の名前によく使われる漢字ですが「ただ」「ただし」「のり」などの読み方は、人名用の特殊な読み仮名(人名訓)であり、人名以外の文章や単語には使用しません。

さて、2問目も、「忠」という字にまつわる、難読漢字クイズです。

【問題1】「忠実忠実しい」ってなんと読む?

「忠実忠実しい」という日本語の読み方をお答えください。

ヒント:「真面目でよく働く」「誠実である」などの意味を持つ日本語です。

<使用例>「お気に入りのカフェのスタッフに、見た目はチャラチャラした感じなのに、すごく忠実忠実しく動く若い人がいて、いつも感心してしまうの!」

「忠実」の読み方がポイントで、「忠実」ひとつでは読み仮名2文字。これの繰り返し表現です。
「忠実」の読み方がポイントで、「忠実」ひとつでは読み仮名2文字。これの繰り返し表現です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 忠実忠実(まめまめ)しい です。

こんな漢字表記をする言葉だったとは!

「忠実」という熟語は「ちゅうじつ」とも読みますが、「忠実(まめ)」という読み方もあるのです。

プレイボーイのことを「女性にマメな人」と表現されることがありますが、漢字で書くと「女性に忠実な人」。

…意外!というか、なんだか笑ってしまいますね?

本日は「地図の日」にまつわる偉人・伊能忠敬の名前にちなんで、

・忠(まごころ)

・忠実忠実(まめまめ)しい

・忠実(まめ)

という難読表現をおさらいしました。

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ILLUSTRATION :
小出 真朱