新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛が長引くなか、ストレス解消や健康を保つために、ランニングやジョギング、散歩を行う人が増えています。
私が軽いランニングをするために訪れる公園では、すれ違う人のマスク着用率は半分以下。
ある程度の距離は取ったとしても、荒い呼吸でまき散らした飛沫は、本人が走り去った後も残るとも言われています。お互いストレスがたまりやすいこの状況において、ほかの道行く人の不安を余計に煽るようなことはしたくないものです。
とはいえ、特に走っているときにマスクをするのは、正直に言ってとても息苦しい。息苦しさについては、走る速度などで無理がないよう調整するとして、不織布が息や汗でしっとりしてくる感触も、とっても不快です。
そんな時、サポーターメーカーがつくるマスクが発売されるというニュースを知り、さっそく試してみました!
スポーツウェア素材と同じ吸湿速乾、そして抜群のフィット感
創業明治35年という歴史あるサポーターメーカー、D&Mから発売された「洗える伸縮マスク」がこちら。置いても綺麗にペタンとした形にならないのは、サポーターメーカー独自の立体設計ならではです。
使用している生地は、スポーツウェアでも使用されている、吸湿速乾の機能をもつトリコット。
口や鼻の当たる内側には、消臭機能メッシュ生地を使用し、さらにメッシュ部分はポケットになっているので、お手持ちのフィルターやガーゼなどを挟むことができます。
ランニングに着用すると驚きのノンストレス
実際に、この「洗える伸縮マスク」を着用して、ランニングに出かけてみました。
まず最初に感じたのが、さすがサポーターメーカー製。ワイヤーやゴムが入っていないのに、顔にゆるやかにフィット。締め付け感がないのに、隙間は少なく抑えられている印象です。
そして顔にフィットしているのに、滑らかなトリコット生地はとても肌当たりがよく、優しい着け心地。
耳をかける部分は切りっぱなしなので、縫い目があたることもなし。伸縮性にも長けているので、長時間着けても耳が痛くなることはなさそうです。
そして実際に走ってみて強く感じたのは、メッシュ生地のありがたさ。呼気でしっとりする不快感がなく、口周りがサラリと保たれて快適です。
息苦しさという点については、不織布マスクよりは感じないものの、ゼロではありません。
衛生マスク、医療用マスクではなく、飛沫を防ぐためのマスクではありますが、全く息苦しくないとそれはそれで、マスクとして役割を果たしていない気がするので、ある程度の息苦しさは仕方ないと思っています。
そして別の日は、マスクのポケットにティッシュを折りたたんで入れて走ってみました。
これは当たり前ですが、苦しさが格段にアップ! 走るときは何も挟まず、歩くときにはティッシュを挟むことにしました。
スポーツウェア素材ならではの速乾は日常使いにありがたい
このマスクの優れた点として、スポーツウェア素材を使用しているだけあり、速乾性にも注目です。
外から帰ってきて、手を洗うときに一緒にチャッチャッとマスクも洗います。タオルに挟んで水分を軽く取って干すと、翌日どころか数時間もかからずに乾燥完了(※干す場所の環境によると思いますが)。
サポーター作りで培った技術で「長持ち品質」であることにも配慮されているので、どんどん洗っても安心。替えを複数もたなくても、デイリーに愛用することができます。
耳にも肌にも優しくフィット感抜群、そして口周りのサラリとした快適さ、さらに毎日洗って使える吸湿速乾性、とメリットだらけのこのマスク。
私はすっかり気に入ってしまい、ランニング時以外にも着用しています。
白以外にブラックも発売しているので、肌あたりの優しいマスクをお探しの方や、ランニングやジョギング時のマスクをお探しの方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- EDIT&WRITING :
- 安念美和子