家で過ごす時間が増える中、飲食店の多くが自粛となり、毎日の食事に悩んでいる人も多いかもしれません。
4月7日に緊急事態宣言が発令された後、2020年4月10日(金)~4月16日(木)に、「レシピブログ」「フーディーテーブル」の2サイトを運営するアイランドが1,035名に「家庭での料理」の変化に関するアンケートを実施しました。
今回、アンケートに答えたのは、こちらの会社のサイトなどで活躍する「フーディスト」。日々料理や食を楽しみながら、ブログやインスタグラム、ツイッターなどさまざまなSNSで積極的に発信をして活躍しているインフルエンサーたちです。
もともと料理をする機会が多い人たちの食生活は、どのように変わったのでしょうか。
「新型コロナウイルス感染症流行による『家庭での料理』の変化に関するアンケート」の調査結果を発表!(アイランド調べ)
■1:7割近い人が、自宅で料理をする頻度増加
「増えた」「まあまあ増えた」をあわせて69%と、7割近い人たちが「料理する機会が増えた」と回答。「減った」「少し減った」の回答は0%で、もともと頻繁に料理をしている人は頻度が変わらず、外食などをしていた人たちは自粛に伴い、料理の頻度が増えているようです。
ちなみに料理の頻度が増えた人たちがよくつくっているのは「短時間で作れる料理」が最多。次いで「パスタやうどん、焼きそばなどの麺類」「手作りのパンやスイーツ」を多くの人たちが作っていることがわかりました。
簡単な料理が増えている一方で、自宅時間が増えた中でスイーツなど手間がかかる料理に挑戦している人も多いようです。
料理の頻度が増えた人たちの悩みNo.1は「献立のレパートリーに悩む」という結果でした。1日3食、毎日つくっていれば、それは当然の結果と言えそうですね。
■2:買い物の頻度は減少。買う商品は日持ち重視に
自炊が増えた分、必要な買い物。スーパーに行く頻度については、「変わらない」と答えた人が最多の34%でしたが、「少し減った」「減った」と答えた人の合計は47%と半数近くに。多くの人が、自粛要請に伴って買い物回数を減らしているようです。
東京都では4月23日の都知事の会見で「買い物は3日に1回にするように」と要請があったことから、今ではもう少し「減った」人の割合が増えていそうです。
食材などの購入では「日持ちする食材」「少し多めに買うようになった」の回答が上位に。買い物回数の減少と連動して、足の速い食べ物より日持ちや量を重視しているようです。
「子どもがずっといるのでパン、おやつが増えた」「子どもも手伝いやすいこと、汎用性があることから挽肉の購入が増えた」という声もあり、子どもを飽きさせない工夫もみられました。
■3:気になる食費は、6割近くの人が増加!
最後に気になるのが食費です。なんと、6割近い人が「増えた」「まあまあ増えた」と回答。ほかのエンターテインメントが減った分、食に費やしている人が増えているようです。
多人数世帯になるほど家計への圧迫が高いとのこと。具体的な増加金額は、3,000円未満/月(21%)、3,000円~5,000円未満/月(24%)、5,000円~10,000円未満/月(30%)、10,000円以上/月(26%)と、なんと1/4近くの人が1万円以上も出費が増加していることがわかりました。
おうち時間を過ごす中で、料理や食事は欠かせない楽しみ。だからこそお財布と相談しつつ、無理のない範囲で食生活を豊かなものにしたいですね。
■調査概要
新型コロナウイルス感染症流行による「家庭での料理」の変化に関するアンケート
調査方法:レシピブログ・フーディーテーブルにてアンケートを実施
回答者詳細:20代~60代以上/有効回答:1,035名 ※設問により回答数が異なります
アンケート実施期間:2020年4月10日(金)~4月16日(木)正午
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部