さらりとまとうだけで着こなしがきまるワンピースは、夏の救世主。
雑誌『Precious』7月号では、都内暮らしのキャリア女性を想定して、厳選ワンピースを一挙公開。
今回は11枚のワンピースと、そのコーディネートまとめてご紹介します。
本格的な暑さが始まる前に、今夏の理想的な一着と出合って!
●主人公のプロフィール
商空間プロデュースを手掛けるデザインスタジオを主宰。日本独自の技術を未来へ引き継げるよう、文化としてかたちに遺すことをモットーに、表面的な意匠だけでなく空気感までもデザインすることにこだわった空間提案を得意とする。夫と高校生の息子と都内暮らし。
■1:抜けるような空に夕暮れのオレンジが広がる。仕事終わりのマジックアワーに、夏の始まりを感じて

●ワンピースは…
バタフライスリーブとAラインスカートが描く、ひらひらと動きのあるシルエットが涼やかな印象を呼び込むニュアンスホワイトのミディ丈ワンピース。ビスコースリネンの生地全面に縫い付けられたスパンコールが光を浴びて煌めく様は、遠目にも優雅。
●着こなしは…
パールジュエリーのクリーンな光沢とカゴの端正なハンドバッグが、夏らしい爽やかさを後押し。
■2:海外クライアントとオンライン会議。始まりのスモールトークが弾んで滑り出しは順調!

●ワンピースは…
芽吹きをモチーフにした絵柄の、ぼかしたようなエフェクトが目を引くシャツワンピース。クリームホワイトにグリーンを組み合わせた色使いも瑞々しくフレッシュ。
●着こなしは…
ドライタッチの柔らかな風合いとブロッサムプリントがビジネスの場に優しげなムードをもたらす一着は、それだけで主役級の着映えが叶うから、アクセサリーは小ぶりなものでモダンに仕上げて。ボタン留めのストラップで袖口をロールアップすると、溌剌とした印象に。
■3:お花のレッスンは癒しの時間。夏の週末を鮮やかに彩るチャーミングなアレンジメントを

●ワンピースは…
花々のエナジーと共鳴するようなイエローがポジティブなオーラを放つワンピース。キャップスリーブやプリーツでフェミニンな表情を携える一方で、スリットネックが顔周りをシャープに見せる。
●着こなしは…
ウエスト位置に施されたホールに共生地のリボンベルトを通して、ふんわりとしたシルエットに。ベルトはドレスの上から結ぶこともでき、アレンジが楽しめる。ダイヤモンドが手元の所作を引き立てるブレスレットで輝きをオン。
■4:晴れやかな休日。気のおけない友人と語らうテラスランチでリフレッシュ

●ワンピースは…
襟元にタイをあしらったマキシ丈ラヴァリエールワンピースは、繊細なペイズリー模様が高貴なムード。中世バロック時代の宮廷文化を思わせるような、ボルドーやネイビー、ブラウンにゴールドの煌めきを織り交ぜたダーク基調の色使いも、シルクのセミシアーな質感で涼しげな印象に。
●着こなしは…
生地をたっぷりと用いた贅沢なボリューム感に負けないように、大ぶりのアクセサリーでインパクトを。気どりのない華やかさは、休日のフィーリングにぴったり。
■5:夫とアペリティフ・デートへ。ディナーの前にゆったりとくつろぐ時間も夏の幸せ

●ワンピースは…
3層織りで適度なふくらみと厚みを出した生地は、シボのあるクレープ素材のようなさらりと涼感のある肌触り。背面に施されたボックスプリーツによるボリューム感がクチュール的美フォルムをつくり出し、前身頃のシンプルなボートネックラインが抜け感のあるイージーエレガンスを演出する。
●着こなしは…
ジュエリー合わせで印象ががらりと変わるから、あれこれ悩むのもワンピーススタイルの醍醐味。艷やかに磨き抜かれたローズゴールドのジュエリーが、ブラックワンピースで引き締まった肌を、よりマチュアに、センシュアルに輝かせる。
■6:例年、不思議とラッキーデーになることの多い七夕の日。本日の商談も成功!

●ワンピースは…
1940年代を彷彿させるクラシカルなムードのフェミニンなドット柄のシャツワンピースは、大きめの白いボタンがアクセント。エアリーなシフォンのインに着た、ブラックのキャミソールドレスの可憐なレースを胸元や裾からちらりとのぞかせて、おしゃれ心を刺激。
●着こなしは…
小粋なプリントワンピースが、チームのムードや空気感を明るくリード。ライトブルーのレザーバッグを合わせて、清々しい品のよさを意識して。
■7:訪日中のインテリア業界の重鎮とビジネス会食

●ワンピースは…
ウエストを絞った上半身がふんわりとしたシルエットを描きつつ、プリーツスカートがスタイルを引き締めるシルクデシン素材のワンピース。襟元のタイとゴールドカラーのボタンが、着席でも着映えるポイントに。都内では希少となった数寄屋建築の和空間にふさわしいシックな華やかさで、周囲を魅了。
●着こなしは…
小物は装飾性より、品のよさときちんと感を重視。黒をリンクさせつつ、白が多めにカラーリングされたバッグで軽快さをプラス。
■8:母と美術鑑賞。パフェとセットが銀座のお決まりコース

●ワンピースは…
夏の暑さを感じさせない爽やかさ、モダンな気品、抜け感とフォーマル感のバランス…レディなサマーワンピースに求める条件を満たしたスリーブレスのシャツワンピースは、自然な光沢が美しいビスコースリネンを使用。裾に向かって広がるフレアが居ずまいもきれいに見せる。
●着こなしは…
クリアなレジンとブラスを組み合わせてバンブーを模したハンドルとクロージャーが目に涼やかなホワイトレザーの『グッチ バンブー ディーバ』をお供に。
■9:パーティの余韻を味わうようになじみのバーで静かな時間を

●ワンピースは…
奥行きのあるディープグリーンのシルクジャカードにグラフィカルなモザイク模様を浮かび上がらせたロングワンピース。オープンバックの大胆なデザインが、カクテルタイムにおけるドレスアップのクラス感を上げる。
●着こなしは…
涼を呼ぶシルバーの淡麗な輝きを散りばめると、ドレスのグリーンがより際立つ。
■10:誕生日、昇進、起業…と吉事が重なった友人たちとお祝いの食事会へ

●ワンピースは…
構造的なボーンを使わずに仕立てたストラップレスドレス。ボディのメリハリに添ってしなやかに包み込むプロポーションが、小粋なドレスアップを叶える。
●着こなしは…
ゴールドメッシュのジュエリーが醸し出す、カジュアルリッチなこなれ感で鮮度をアップ。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- PHOTO :
- 生田昌士(hannah)
- STYLIST :
- 高橋リタ
- HAIR MAKE :
- 野田智子
- MODEL :
- RINA
- EDIT&WRITING :
- 下村葉月、遠藤智子(Precious)