各都道府県での緊急事態宣言が解除されつつあり、通勤や通学など、徐々に外出を増やさなければならない人も、多くいらっしゃいますよね。外出を控えたくてもできない事情がある場合、今までもこれからも、感染症予防にしばらく必須とされているのが「マスクの着用」です。
しかし、みなさんは正しいマスクの付け方と外し方をご存知ですか? 誤った取り扱いをしていると、結果的にマスクを着用している意味がなくなってしまうかもしれないのです。
今回、マスクの正しい付け方と外し方について教えてくれるのは、生活用品などを扱う「アイリスオーヤマ」の担当者さん。アイリスオーヤマと言えば、国産マスクの生産稼働に向けての準備を進めていることを発表、期待が高まっている宮城県の優良企業です。さっそく、マスクの付け外し方法を教えていただきましょう。
感染症予防に正しい知識を!「マスクの正しい付け方と外し方」
■1:マスクの正しい付け方
1. 手指の消毒
まずは、マスクを付ける前に手指の消毒をしましょう。石鹸と流水でよく手洗いを行います。アルコール製剤による手指消毒でも構いません。
2. プリーツマスクを広げる(※プリーツマスクの場合)
プリーツマスクの場合、正しい広げ方を覚えておきましょう。
マスクの表裏を確認し、顔に触れる方を内側にして、マスクを半分に折ります。
内側に触れないようにしながらマスクのプリーツをすべて広げます。
ちなみにアイリスオーヤマのマスクは、上下に不織布の端が出ている方が表となります。ただし仕様は各メーカーによって異なりますのでご注意を。
3. 鼻・口・顎を覆う
鼻部分をノーズフッターに合わせ、片手で押さえながら、もう片方の手でマスクの下部分を広げます。その際、顎まできちんとマスクで覆うようにしましょう。
4. 耳に固定する
最後に、ゴム紐で耳にしっかりと固定させます。そのあとマスクと顔の間の隙間をなくし、フィットするように調節してください。
■2:マスクの正しい外し方
1. ゴム紐を持ち、マスクを外す
マスクの表面を触らないように、片耳のゴム紐を持ち、顔から外します。
2. 反対側も外す
反対側のゴム紐を持ち、顔から外します。この時もマスクの表面には触れないようにしましょう。
3. 蓋のついたゴミ箱へ廃棄
マスクの本体を触らないように、ゴム紐の部分だけを持ち、蓋の付いたゴミ箱に廃棄します。
なお、使い捨て用として販売されている不織布マスクは、1度使用したものは再利用せず、必ずゴミ箱に廃棄するようにしてください。
あなたは大丈夫?「マスク着用時のポイント」
最後に、マスク着用時に気をつけるポイントです。
マスクの表面には病原体が付いている可能性があるので、使用中は触らないようにしましょう。触ってしまった場合も、その手で目などをこすらないようにしましょう。
なお、2020年5月、アイリスオーヤマでは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による政府からの要請を受け、国産マスクの生産稼働に向けて宮城県の工場へ生産設備の搬入を開始するなど、日本でのマスク供給へ積極的に取り組んでいます。
まだマスクが全国のスーパーやコンビニ、ドラッグストアでいつでも購入できるほど行き渡ってはいない現状ですが、徐々に回復してきています。
外に出る時には必ずマスクを。その際には、正しくマスクを取り扱うことで、正しい感染症予防を心がけてくださいね。
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部